Doom Zero – 名前は大層だが(60)

idとBethesdaから公式にライセンスされたDoom Zeroを軽く遊んでみた。名前から想像できるかもしれないが、DOOM(1993)に寄った作りとなっているため、戦闘やMAPの構造はあっさり目。その分だけパズル要素が強くなっており、なかでもスイッチ関連はどこで作動しているか分かりにくく、ドツボにハマりやすい。客観的な出来は良いが、結構好き嫌いが分かれるように思う。

  • MAP09…凝った作りが好き
  • MAP13…サクサク、ノリノリで進められて楽しい
  • MAP28…道の繋がっていく感覚が心地よい


◆柔らかい敵が多く、戦闘面で苦労することは無いと思われる


◆新敵の「アルファソウル」はDOOM(1993)のアルファビルドに入っていた未使用データを復元させて作ったとのこと

Tom Clancy’s Rainbow Six 3: Raven Shield – 悪い見本(3)

難易度Veteran(2/3)で開始後いやな予感がしたため、Rookie(1/3)に下げて一周クリアまで。気に入ったら二週目に難易度を上げれば良いという発想。ほどよくヌルいため、本作の重要システムであるプランニングをある程度無視できた。これが良いか悪いかは分からないが、なんとなく特殊部隊ごっこがしたいという私にとってはカジュアルで丁度よかったように思う。繰り返しになるがプランニングを無視し、普通のFPSとして遊んだ間違った遊び方なので、ああだこうだ言う事柄は無い。基礎的なゲームの作りと音の定位が抜群に良く、リプレイに耐えられる出来なのは確認できた。


◆丁寧なクリアリングとリーン。ヨシ!


◆安全確保してからの人質誘導。ヨシッ!

American McGee’s Alice – クリア報告

1X年ほど積んでた本作を難易度Normalでクリアまで。雰囲気が良くとてもよく出来ていたので、最初から最後まで楽しい気分を維持しながら遊べた。実際にプレイしなければ良さがわからないだろうし、すでに語りつくされていることもあり、これといって言うべき事柄は無いが、プレイヤーへの道案内が上手だったように思う。小さくなったアリスから見た世界や鏡の国、冒険色の強い溶岩や機械仕掛けのステージなど、数多くの不気味なロケーションでも進むべき道がほんのりと記されており配慮を感じた。また、直線的な場所では戦闘が増え、探索部では敵が少なくなるという作りも、アクションアドベンチャーとしてうまい具合だったのではないだろうか。

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Thief Gold – TDPの方が良いのでは

10年ほど積んでた本作を難易度Normalでクリアまで。2.3時間触れば分かると思うが、全体的によく出来ている。序盤は特にThiefというタイトルそのままのイメージで盗賊ごっこを堪能でき、アクションゲームのユーザーにも丁度良い。ただ、オリジナルのThief: The Dark ProjectからGoldへと変更された際に追加されたThieves’ Guild、The Mage Towers、Song of the Cavernsの三つのミッションは本当に同じ開発が作ってるのか不思議に思うくらい冗長で、質も多分悪い。よってそれらが含まれていないThief: The Dark Projectの方が完成度が高い気がしてならない(他の拡張パックと違い追加ミッションを外すことができない)。


◆敵は鳥目なので、とにかく影(暗闇)に潜り込んでしまうのが定石。音の低位もよく、EAXに対応しているサウンドカードを所持しているならばAlchemyを用いることで、没入感が高まり、本当に闇に紛れている感じがでる


◆派手で悪趣味な宝箱をロックピックでこじ開ける。お宝を売却した金で次ミッションが有利になる買い物システムとの兼ね合いのため、自然とガッツポーズがでるような高価な品物は入っていない・・・はず

DINO CRISIS – 三十人目のレジーナ

20年ほど積んでた本作を難易度Normalでクリアまで。イメージとしては突然恐竜が襲ってきて、ハラハラドキドキが連続するホラー色の強いサバイバルを想像していたが、実際のプレイは謎解きが中心となっているので、手に汗握るものと考えていたコントローラーからは手を放し、代わりにメモ帳にゴリゴリとヒントを書き込みながらの進行となる。実のところ、この謎解きがスムーズにいくほど弾薬と回復材に余裕が出てくるので、「生き延びることが快感になる」といった売り文句からは想像ができないほどパズルやひらめきの能力が重要だ。弾薬が余り気味の麻酔弾で適当に恐竜を眠らせ、謎解きに時間と頭を使っていると、時おり自分がなんのゲームを遊んでいるのかわからなくなる。

刷り込みなのか実際にそうなのかは分からないが、私自身、本作の元となっているバイオハザード2が完成されているシステムだと考えており、そこから違いを出そうと変更した部分があまりうまくかみ合っていないように感じた。特に戦闘部分が気になるところで、ゾンビよりも手強い敵に恐竜を選んだアイデアは良いが、ラジコン操作に慣れていないプレイヤーにはかなり難しいように思う。ここで話が終わっていれば、恐竜の理不尽さを感じられるデザインとして整合性が取れていたと思うが、一度恐竜に食い殺されると残りコンテニュー29の文字を目にすることとなる。え、残機制だったの?これは売り上げに響くレベルで難しくなったのを理解した上での譲歩なのだろう。しかし、残機30のアクションゲームでは緊張もパニックも起こりようがない。一応はノーコンテニュークリアに褒美を用意したり、マルチエンディングでリプレイを促してはいるようだが、解法を知った後の謎解きゲームのリプレイが楽しいとは考えにくい。どうしても、ちぐはぐな印象が付きまとう。


◆恐竜大好き小学生にはやや厳しいというレベルの謎解きが多い


◆ティラノサウルス。でかい恐竜との疑似接触体験という価値は高い