全25ステージを二時間ほどでクリア。プレイヤーは移動速度と火力に恵まれていて、クォータービュー(見下し視点)のアクションゲームとしてはかなりヌルいバランスだ。加えて回復アイテムが多めに出るので、ミスも取り戻しやすい。しかし、ステージをクリアする度に武器が増えていくのでヌルいけれども単調といった印象は無い。中盤からは典型的なトリガーハッピーとなり、大味ではあるものの、なかなかに爽快な射撃を楽しめる。
Sniper: The Manhunter – スナイパーゲームではない
開発はポーランドのSildenという会社。Chernobyl Terrorist Attack(2011) と Chernobyl Commando(2013) の間に本作は発売されたが、ゲームの味付けはChernobyl Commandoに似ていて、難易度はかなり低めになっている。雑な出来だが頭を空っぽして射撃するには悪くないだろう。ゲームエンジンは自社製のArgon(Ver5)になっており、グラフィック設定を上げると、負荷のわりには綺麗にならず、ロード時間も長くなるのが相変わらずでオススメしにくい。フレームレートを安定させるには低設定が無難だろう。
スナイパーゲームとしてはダメ
単に「Manhunter」という名前で売られていることがあるので、販売事情はわからないのだがスナイパーゲームとして買うのは問題がある。というのも基本的にAIはプレイヤーと対面するように動くので、プレイヤーは突っ立ってれば敵が律儀に目の前にあらわれてくれるので、幼稚な的あてゲームになっているのだ。この貧弱なAIがさらに音に反応しないというのが非常に不味い。通常の戦闘では敵が”ただの的”という状態でも問題ないが(楽しいゲームを求めている人には大問題だが)、暗殺などの重要な狙撃シーンなどでもボディーガード役の敵が棒立ちで、スナイパーライフルの大きな射撃音などにも反応せず、何発も外しても警戒状態にならずゲームが進行したりする。はっきり言って緊張感もゲーム性も皆無でつまらない。よってスナイパーライフルを持っているだけのバリューFPSという位置づけになっており、スナイパーゲームのようなものを期待してはいけない。
◆敵の死体が重なっていく。敵AIはプレイヤーと対面するように動くので、索敵の要素は無く、目の前に出てくる敵をひたすら撃てばいい。なかなか腐っている仕様だが、銃が撃てればそれでいいという人ならば気にならないだろう
◆タイトルの通りスナイパーライフルは標準装備。弾は真っ直ぐに飛び、敵も頻繁に棒立ちになるので、じっくりと頭を狙っていくのが楽しい遊び方。スナイパーライフルと同時にアサルトライフルやサブマシンガン、ハンドガンを持つことができるので全距離に対応できて手詰まりになることはないだろう。難易度は低い
Titan Quest – Battlemage / Legendary(24)
考えていた以上に中途半端なキャラクターになってしまった。範囲攻撃がないので、雑魚敵を相手にするのが精神的にキツイ。2刀の方が良かっただろうか?単純に弱いビルドだったということもあるが、尖った点もなく、ひたすら強化にし続けるだけで遊びの要素があまりにも少なかった。
トレハン必須っていうか最強装備必須
とにかく即死しないようヘルスを最優先で上げたいところだが、ヘルスアップが付いている装備は最上位クラスのものばかりなので、ただただただただ無心でトレハンするしかないのである。今回、多少のこだわりがあって紫武器を使っているが、強力な緑武器ならばもう少し防具がゆるくてもいけるかも。
- 武器:Hand of Hephaestus / 火ダメアップとEarthスキル+1
- 盾:Shield of the Korybantes / 弓耐性と総合速度
- 頭:Ares’ War Helm / 高性能な上Warfareスキル+1
- 首飾り:Myrmidon’s Pendant / ダメージとヘルスアップ
- 胴:Alexander’s Cuirass / ALLスキル+2
- 腕:Conqueror’s Bracers / 攻撃力とヘルスアップ
- 指輪:Seal of Hephaestus / 火ダメアップ
- 指輪:Mark of the Overlord / ヘルスアップの妥協装備
- 脚:Greaves of the Argonauts / 防御とブースト、ヘルスアップ
- アーティファクト:Elemental Rage / 火ダメアップとダメージをHPに変換
運が絡んでくるが、しっかりした武器を持たせればBattle Standardのもとで5桁のダメージを連発できるだろう(Volativity)。気になっていたEruptionは最終的に極INT型と近いダメージが出せるようになったので満足。STR>DEX>>>INTでも十二分に魔法戦士っぽい。
オススメしにくいビルド
総合的な強さはないものの、旗さえ立てればボスやヒーローモンスターを瞬殺できるので、それらを専用に狩るキャラクターと考えればギリギリ価値を見いだせる。
Overlord – ちょい堕落でクリア(2)
終盤になるとミニオンの統率数が増えるのだが、簡略化された操作のせいでどうしてもミスが起きてしまう。この頃になると雑魚敵も強くなってきて、ミニオンに頼れなくなるので、魔王サマを超強化してクリアまでいった。
前回の記事でストラテジーとアクションと成長要素がうまく噛み合っているゲームと書いたが、中盤までのようだ。後半からはアルカニウム製の武具を装備した魔王サマで無双できるようになる。魔王に近づくという意味では「成長」しているので、良いのかもしれない。
残念ながら完璧な善人クリアではなかったが(おっぱいが悪い)、ブラックユーモアが効いていて結構楽しめた。手下を引き連れてのんびりと世界を歩くには良いゲームだと思う。
Titan Quest – Battlemage / Epic(23)
片手剣のWarでもEarと組み合わせれば、そこそこの火力を確保できると考えたのは正解だった。盾とEarth Enchantmentの組み合わせは攻守ともにバランスよく優秀である。炎を付与した剣撃はVolativity(33%の確率で200%の炎ダメージがプラス)とBattle Standardでブーストすることで、瞬間的ではあるか非常に高い火力を出せる。
どこで防御を稼ぐか
盾があるので真剣に考えなくてもいいが、防御スキルが少ないので適当でいいこともない。
- Dodge Attack → 敵の近接攻撃を回避するパッシブで、わりと重要。
- War Horn → 範囲スタン。5くらいあれば緊急回避として重宝する。
- Stone Form → 自らを石化させダメージを無効化する緊急回避。スキルの解除時に敵に囲まれてしまう問題があるものの、War Hornと組み合わせれば、石化中にWar Hornのリチャージが完了するため、Stone Formの弱点を消し、安全に逃げることが可能。
◆Stone FormはEruptionを撒いてから発動すると攻撃的にも使える。詳しいことはEvokerの記事で詳しく書いた。
現在の時点でLegendaryをクリアできる算段はついているが、ビルド関係なく装備品の力だけという気がしてきた。攻撃スキルがなく、鈍器で殴るだけのキャラなってしまったので余計にそう感じるのかもしれない。