Syndicate – 求めていたサイバーパンクFPS(2)

感想という感想は無い。単純に遊んで楽しいFPSだったのだ。充実した時間を過ごせて満足。自キャラが打たれ弱いと感じたので体力を上げたからか、やや簡単になってしまったかもしれないが。

求めていたDeus EXはこれだった

Deus EXがRPGだというのは承知しているが、戦闘用に特化しても大暴れできないというのはやはり寂しい。しかしSyndicateでは照準に補正をかけないかわりに、銃撃と特殊能力を組み合わせた力押しの戦闘方法を許しているのが嬉しい。それに合わせた敵の強さもちょうどいい感じだ。本作はCoDやBFに飽きてDeus Ex: Human Revolutionを遊んだけど戦闘に物足りなさを感じた人に強くオススメできる。Syndicateは面白いだけでなく、いろいろな表現にも挑戦しているので「ゲームってこんなの進化していたのか!」と感じることができるはずだ。

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◆ボス戦に手応えがあり面白い。力押しではなく、問題解決能力が問われる

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◆2069年の火炎放射器は予想外に作りこまれていた。シュゴーという轟音と共に光学迷彩の敵を焼き払うのは爽快だ

RACE DRIVER GRID – 難易度Basicのキャリアモードをクリア(3)

難易度ベーシック、Xbox360パッド使用、すべてのアシストOn、Steam版Ver1.3

CPUは嫌いだが、ゲームは一流

CPUは頑なに自分の走行ラインを守ろうし、なおかつCPUの車体はプレイヤーに比べると異常に硬く、触れたり触れられたりするとすぐにコースアウトしてしまいそうになる。そのせいで、台数が多く狭いコースだと運要素が絡んできてレースゲームではなくなる。しかしながら、CPUの問題以外はグラフィックから雰囲気、車の挙動、プレイヤーを盛り上げるアナウンスなどべた褒めできるほど完成度の高いゲームになっている。


一応というレベルでクリアしたのだが、プレイ途中からCPUを避けるだけのゲームになってしまったので達成感は少ない。簡単な感想としては、CPUがいないコースは走るのが楽しく、CPUがいるコースはCPUの機嫌をうかがう必要があり果てしなくつまらなかったただ、なんだかんだ言っても2008年当時最高峰のゲームということで見どころは多く、まだ遊ぶ価値はあるように思う。

フラッシュバック機能は誰のため?

コーナーを曲がり損ねて車がクラッシュしても、時間を戻して事故をなかったことにできるフラッシュバック機能だが、果たして最初から実装される予定だったのだろうか。テストプレイ中にあまりにゲームになっていなかったので、無理やり付け足したような気がしてならない。そう感じるほどCPUと走るのが苦痛なのだ。

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◆CPUの妨害を抜きにしても、うまく走れなかった理由は感度の調整をしていなかったからだ。とりあえず全部10%に絞絞ってみたら、驚くほど車が思い通りに動いた。FPSと同じでとりあえず下げておけば良いのを学習した

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◆コースの終盤に差し掛かると、敵と接触したらリトライという恐怖から胃がせり上がってくる

Hotline Miami – 幅広いプレイが可能なクライムアクション

評判が良いみたいなので遊んでみた。サイケデリックと狂気を全面に押しているようだが、見かけによらずアクションゲームとしてはお手本のような作りになっている。理不尽さを少なく、ルールを覚えてリトライしていけばクリアまでいけるだろう。難易度が徐々に上がっていくところも好感が持てる。その半面、サイケデリック(画面が歪む演出)は不要だと感じた。右に移動したと思っても右上に向かっていたというように微妙に影響があったからだ。ただ、この要素を取っ払ったら売れなかっただろうなとも思っている。

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ロシアンマフィアを殺すのが目的。倒すという表現ではなく殺す。ダメージ設定は限りなくリアルで、バットで殴れば即死。銃で撃っても即死。プレイヤー側もなにかに当たれば即死なのでスリリングだ。目的は暗殺と決まっているが、手段はプレイヤーに委ねられている。正面から殴るもよし、ステルスしながら穏便に進めるのもよし、遠くから銃を撃つのもよしと、幅広いプレイが可能だ。また、それを補助するための能力強化のお面もある。私は強引に殴りに行きたいがために歩行速度の上がる「うさぎ」を使った。

クリアまでに6時間かかったのでやや遅いと思うが、力押しの攻略にこだわったのでこうなった。特別に縛ったわけではないが、久しぶりに気に入ったゲームなので、自分のやりたいようにやった結果として時間が掛かっただけのことだ。非常に満足している。どうでもいい話になるが、Shiftキーを押すと遠くを見ることが出来るので射撃が楽になり、さらにキリンさんのお面をかぶると、より遠くまで見ることができるのでクリアがかなり容易になる。でもゾウさんの(お面の)方がもーっと好きです。

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Syndicate – 不遇な快作FPS(1)

前々から気になっていたゲームなのだが、実際に遊んでみると出来が良すぎてビビる。この作り込みで売れなかったという話が本当ならば、FPS業界に絶望してしまう。

主人公のMiles Kiloは非常に強力なエージェントで、最初から透視やスローモー、自殺の指示などの特殊能力を行うことができる。銃撃と特殊能力をうまく使いこなせれば場を支配できるので、アクションシューティングとして遊びがいがあると言える。その半面、ゲームの操作が苦手というプレイヤーは頭を使って補う必要がでてくる。全体的に難易度は高めだ。

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Starbreezeの作るゲームエンジンは軽くて綺麗だ。しかしゲーム中からはグラフィック設定をいじれないのでツールを使う必要がある。FOVも一応は変更可能だ。

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◆戦闘が始まったら、すぐにオーバーレイモードで大まかな戦術を考えると良いだろう。

ちょうど半分のマイルストーン10まで終わらせた。スコア計算は目標にするほど重視されていない。良い判断だと思う。ゲームの区切りが短いので、さっくりと遊べるのが良い。

Sniper: Art of Victory – バリュースナイパーFPS

2008年発売のWW2の野っ原でのんびりとスナイプするバリューゲーム。敵の位置がMAPに表示されるので索敵の必要なく、着弾点が表示されるので弾丸の落下地点を考えなくても、当てることができる。難易度をVeteranに上げることで、前述した二つの要素を解消でき、狙撃シミュレーターとして遊べる。三時間かからない程度のボリューム。クイックセーブはロードしている最中に進行中のスクリプトが壊れる可能性があるので、最後の手段として使うのが良いだろう。今作はミリオンヒットしたSniper: Ghost Warriorの原形であるが、出来は決して良くない。手軽に狙撃手を体験できるのが良いところだが、SGWほどではないがバグも多く、今現在遊ぶ価値はほぼ無いだろう。

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ゲームの大部分をBattlestrike: Force of Resistanceから流用しており、狙撃のシステムを上から乗っけただけじゃないかと疑うレベルだ。MAPは流用というレベルではなく、間違いなくそのまま使っていて、全8Missionの中で新規作成は3つくらいだろう。

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◆まともなスナイプシステムに見えるが、わりと適当でも当たるし、真剣に狙っても当たらないことも。一番重要なのは風の向きで、これだけは確認しないといけない。スナイプに成功しても二回に一回は敵に当たっても血が出ないので、かなり残念気分になる。これをうまく改善して爽快感を増やしたのが続編のSniper: Ghost Warriorだ。スナイパーライフルの弾薬はどうもミスを考慮にいれていないような数で、非常に少ない。狙撃をミスしないのが理想だが、SRの弾が無くなっても一応は敵の死体からMP40を拾うことも可能だ。

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◆バレットカムはエフェクトでスピード感を出している