Coffee Talk Episode 2: Hibiscus & Butterfly – ブランクバリスタ

マイクロソフト社が提供するGamePassから2週間後の配信停止を知って、急いで軽く1周。実は数年前に前作をクリアしており「おー、ええやん」といったいつも以上に簡素な感想しか思いつかなかったため記事にはしていなかった。しかし今作は前作から物語が進展しており、それに伴い私の感想も「おぉー、ええやん…」といった具合に微量ながら深みが増したので、2作まとめてならクリア記録として残すことにした。

基本はコーヒー店のバリスタとして客と会話するノベルゲームだが、申し訳程度に飲み物を作るパートがゲーム要素となっている。エスプレッソコーヒーやカフェラテといった世間で認識されているオーダーであれば簡単なのだが、「こんな夜にぴったりな物を頂戴」「昔どこかで飲んだパンチの効いたをやつくれ」といったような抽象的な客の要求を満たすには、材料を手探りに組み合わせる総当りに近いものとなっている。レビューを見る限りゲーマーには賛否両論といった感じだが、現実とは違い失敗作を出しても客がマジギレして料金を払わないことはないので、経営悪化によるゲームオーバーとはならない。そういうわけで「え?注文と違う?そういう時もあるって、何もかも思い通りになったらつまらねぇだろ?ガハハ」といった性格のバリスタを演じてみるのも悪くない。メニューに無い物を注文する客とどう向き合うか、はプレイヤーの選択に委ねられている。実績やトゥルーエンドのために繰り返す総当りクイズは楽しいか?


◆新キャラ2人はともかく、タイトルにもなっている2つの新材料ハイビスカスとバタフライは出番が多すぎた印象。3回に1回は青いお茶を出していただようで落ち着かなかった。私は人類なので青い食物には抵抗がある


◆吸血鬼のハイドは前作から気に入っているキャラクター。物事の解決を重視した正論パンチは相変わらずの破壊力だが、常連客やバリスタとの距離が近くなったせいか、言論や態度が軟化したようにも見えた。目は口ほどに物をいうが、キャラクターの目線の動きから何を考えているのかプレイヤーに想像させる、読み取らせるのはCoffee Talkの大変優れているところだ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です