駆け込みMeta Quest 3購入

Meta Quest 2のスイートスポットの狭さに不満を持っていたため、それが改善されたMeta Quest 3sを希望していたが、どうも同じフレネルレンズが採用されるようなので、値下げされたパンケーキレンズのMeta Quest 3(128GB)を選択。そんなわけで到着したQuest 3でDemoをいくつか遊んでみたわけだが、雰囲気と集中力の低下を防げるようになって良かったと思う。


◆Arizona Sunshine 2。Steam(PCVR)ばかり見ていて気が付かなかったが、Meta(Quest)のスタンドアローン版には30分制限のDemoが置いてあるので、難易度ストーリー(1/4)で軽く触れてみた。スタンダードなシューターという感じで、好感触だ。難易度を下げればゲームにもVRにも触れたことがないプレイヤーでも楽しめそう


◆以前コメントで教えてもらったCOMPOUND。EASY(1/3)でも相当難しく挑戦が好きなプレイヤー向け。敵の撃ってくる即着弾でない弾を頭や体を使って下げる動きはVR的で心躍る。なんとなくだが、難易度Very Easyを追加したら売り上げが10%は伸びるのではないかと疲れ気味の私は思った


◆VRではないが、Deus EXに近いという評判を聞いてDivine FrequencyのDemoにも触れてみた。DOOM EngineによるサバイバルホラーということでTotal Chaosと立ち位置は似ているかも。拾えるアイテムは少なめで、難易度も相まっていい感じのサバイバル感が味わえる。私は苦手だが、恐怖演出も良好だと思うので興味があれば遊んでみるといいだろう

Legacy of Rust – そこそこ(70)

Steam版DOOM + DOOM IIからそのままHurt Me Plenty(3/5)難易度で一周。新規のプレイヤーに向けて1と2の後にまだまだ遊びたいというのなら、Master Levels for DOOM II = Sigil > No Rest for the Living >>> Legacy of Rust = The Plutonia Experiment > TNT: Evilution というのが個人的なお薦めだろうか。正直Legacy of Rustは新武器の扱いや進行が面倒な割に気持ちいい瞬間も少なく、優先的に触るほどではないように思う。一応本WADの半分くらいはSamuel Villarreal (Kaiser)氏が担当しており、その部分に関してはそれなりに満足感があるが、SIGIL(2019)まで触っているDoomerが、新規収録されたからとりあえず触っておくといったレベルの存在に留まりそうだ。


◆新敵のGhoulとShocktrooperは攻撃力が高いうえに集団で出現するので、気が付かないと一瞬で体力が解ける。Ghoulは特にLost soulと同じ動きなので、狭い所や段差を飛びこいてやってきて対処が面倒だ。こういう強化系の敵はあまり面白さに結びつかないように思っている


◆新武器のIncineratorはいわゆる火炎放射機でプラズマライフルの変わりに導入された。火力が上がっている分だけ自爆ダメージが発生するようになったので運用に気を使う。自分にダメージが入らないプラズマライフルはとりあえず乱射することができ、うっすら強すぎると思っていたが、今回Incineratorを触って考えが変わった。強すぎるくらいでいいのだ。自爆を気にしてロケットランチャーとIncineratorの二つの武器が咄嗟に使えない状況はあまりにストレスが大きく、シューターとしての楽しさが激減していた。武器バランスよりも楽しいか気持ちいいかで判断すべき

Doom 3: Phobos Episode 3 – 銃だけ撃たせて(69)

夏だ!ホラーだ!DOOM3だ!!ということで、最近追加エピソードが公開されたPhobosを難易度Hurt Me Plenty(2/4)で一周。基本的には前回プレイしたEpisode 2までと同じで、戦闘は抜群に楽しいが、間に挟まるストーリーが飛ばせずテンポが悪いといった感じ。変化は乏しいが安心して遊べる出来で、気に入っているユーザーには悪くないだろう。

Chaser – 火星の危機なのだ

巨大なマップが特徴と噂のChaserを難易度初級(1/3)で一周。その実ほぼ一本道であり、進行が阻害される透明な壁も多めに設置されているため、迷うことは少なめ。似た地形が多いため、脳内マッピングよりも気付きや間違え探し能力の方が求められる。前半は中規模のマップを迷路のようにぐるぐると歩き回ることが多く、後半はだだっ広いマップを平面的に攻略するように変わる。同じ「1マップ40分」でも印象はDOOM3からUnreal 2ほど違う(もっと良い比較対象を思いついたら修正)。

前半は偏屈な人間が作った面倒なだけといった印象だったが、後半は不思議と火星の巨大さを肌で感じられて趣があるゲーに思えた。このような前向きな気持ちを最後まで保てたのは、難易度を下げたからだろう。我ながら良い判断だった。さくさくと敵を倒せるためテンポよくアクションシューターとして気持ちよく遊べた。もしもNormal以上を選んでいたら、スローモーとクイックロードを多用するはめになったので、高難易度かつ結構なボリュームの本作では冷静に進行できなかったと思われる。東欧ゲームの難易度が自分に合っているかはしっかりと答えを出しておいたほうがゲーマーとしてのQoLは高くなるのではないだろうか。


◆道が分かりにくい、撃ちあいが厳しい、敵の配置がイヤらしい、など多くの不満点を見かけるが、とりあえず難易度を下げることをお勧めしたい。戦闘時の負荷が減れば、2003年当時としてゲーム的なライティングが綺麗なこと、マップの異様な作り込み、シームレスでロードが少ないことなど美点が見える。あれ?グラフィック関係だけ・・・??


◆今回はコメントで教えてもらったDSOAL – True 3D Sound for Headphones (HRTF mod)のテストも兼ねていた。少し前までCreativeサウンドカード(リアルハードウェア)の方が優れていると決め付けて試していなかったのだが、そんなことはまったくなく、Mod製作者が有能なのか、Alchemyよりも音の定位が良く聞こえたのには驚いた。いよいよゲーム用サウンドカードの役目は本当に終わりなのかもしれない

Spec Ops: The Line – 加齢か性分か(2)

細かいストーリーを忘れかけてきたため、思い出す意味で10年ぶりに2週目をプレイ。難易度は物語の理解を邪魔しないようNormal(2/4)と控えめに。初回のプレイでは隊員間の衝突や白リン弾使用など自然な流れのように思えたのだが、今回は全体を通してなんだか唐突や駆け足といった印象で、ずっと置いてきぼりを感じていた。集中力が落ちたのか、ゲームのストーリーに興味が無くなってきたのか、ウォーカーが正気なのか幻覚を見ているのか、どの時点からおかしくなってきたのかも、どうでもよくなってしまっていた。二週目であることも無関係ではないだろう。望んでそうしたわけではないのだが、本作に触れる態度としては良くなかった。

代わりにと言ってはなんだが今回は戦闘をかなり楽しめた。B級シューター丸出しのアホみたいな数で押し寄せてくる兵隊を滞りなく倒していくのが気持ちよかった。ただ倒すだけでは時間をかければ容易だ。作業に近くなり面白くもない。しかし出現箇所を予測しながら早め早めに頭をぶち抜き、機銃戦は味方に補助してもらいながら、ジャガーノートが見えたら爆発物をぶつけまくる。敵の出現から終わりの合図(ゆるいスローモーション)までを、そんな一連の流れのように実行できた時は最高に特殊部隊っぽくて気分が良くなる。


◆なんだかSpec Ops: The Lineの感想としては異質になった気がする。それはそれとして思ったよりも物語に入り込めなかったのが残念だ