Legends of Iconoclast: Scourge of Humanity – 濃い(11)

Blood界隈では有名らしいアドオンのLegends of Iconoclast(2001)をリニューアルしたLegends of Iconoclast Remake(2011)を流行りのソースポートに対応させたLegends of Iconoclast Remake BloodGDX(2018)の前半部分にあたるScourge of Humanity(全28Level)をプレイ。

アドヴェンチャー要素が強いのが特徴であるが、単にロケーションが豊富であると言い換えても良い。古城から森林、水中、神殿、街、Redneck Rampageのトレースまで、どこまでも薄暗い色調のままプレイヤーを陰鬱にさせ続けてくれる。難易度は戦闘謎解き共に高く、Skill2でもあっさりと死ぬので、様子を見ながら自分に合ったものに変えると良いだろう。全体的な質は高いが、あまりに内容が濃いため、クリア後にはお腹一杯になっているように思う。

Counter-Strike Doom: Martian Offensive – GOライク(55)

Counter-Strike Doom: Martian Offensiveは名前からなんとなく予想できると思うが、Counter-Strike: Global Offensiveの武器やスキンをDOOM2に移植したWADだ。シングルとマルチのどちらが重視されているのかは不明だが、とりあえずキャンペーンを難易度Normalで軽く一周遊んでみた。出来はまぁまぁといったものなので、あまり期待せず、適当に武器を撃って気持ちよくなるように割り切ってしまうのが良いだろう(違うゲームシステムを混ぜて面白いゲームを作ることは困難だ)。

(Counter-Strike: Condition Zeroの記事で書いた内容と似通ってしまうが)Counter-Strikeというゲームは1.6であれSourceであれ、銃の撃ち心地がとても優れている。作りこまれたモーションと子気味の射撃音だけでも楽しく感じるというのに、ストッピングという慣れの必要なテクニックを習得することで、より思い通りに銃を制御できるのがゲーマー心をくすぐるのである。しかし、Counter-Strikeプレイヤーのやりこみが凄まじい。マルチプレイで気持ちよく銃を撃とうにも先に熟練者に頭を撃ち抜かれては何もできずに時間が過ぎていく一方で上達への時間がかかりすぎるのだ。よってバッティングセンターで球を打つかの如くDM鯖、BOT撃ち、Condition Zero、そしてさらなる選択肢としてCounter-Strike Doom: Martian Offensive(その他のトレースModでも可)を使い、好き勝手に撃って楽しむのも悪くない。

Venom – Lambda: The OpForで遊ぶ(54)

DOOMの武器や効果音やHUDをHalf-Life(1998)へと変えるWAD「Lambda: The OpFor」に同じ98年公開のVenom(Top 100 WADs of All Time)を組み合わせて遊んでみた。Gordon Freeman(…と言ってしまっていいか)はDOOM親父よりも威力のある武器を所持しているが、オリジナルHalf-Lifeと同様にリロード動作が加わるため、多少立ち回りを変えなければならない。落ち着いた場所であればさほど気にならないだろうが、敵のラッシュに巻き込まれた時は普段と違うが求められるため注意が必要。とはいえ、風変りな戦闘もたまには良いものだ。


◆Venomは優等生的な良質mapだと思うが、どこがどう良いのかという言語化は難しい…


◆まさかTripmineまでも使えるとは…。レーザーを認識できないアーチバイルをニヤニヤしながら見守る

UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st] – クロニクル(1)

大きなゲームの大会に採用されたということで流れに乗って購入してみた。ミーハー。今回の投稿はクロニクル(戦闘なしのストーリーモード)について。一応全部読んだのだけれど、キャラクター同士の掛け合いが多く、プレイ時間の割には物語の全容が見えてこない。また、意外性も少なく、好きでないキャラクターのシナリオはイメージが覆ることがないまま進むため退屈になりがち。

好き嫌い以前に、口数が少なかったり何を考えているのかわからない情報量の少ないセト、カーマイン、メルカヴァ、ビャクヤ、エンキドゥあたりはキャラクター性の補完という意味ではかなり良かった。シナリオの出来は個人の受け取り方次第だが、アンロック方式になっているシステムはどうなのかなと思う。時系列通りに読ませたい意図は理解できるが、主人公ハイドのシナリオが10時間ほど進めた後でなければ読めないというのは、小さな興味を持ったプレイヤーを突き放すには十分すぎる。このあたりはもう少しプレイヤーを信じて、読みたいシナリオを選ぶ権利(自由度)を与えても良かったのではないだろうか。


◆等身大の中二病フォノンさん


◆想像以上に頭のネジが外れているビャクヤ

Quake IV – 難易度Generalで三周目(25)

超面白い時がある難易度だった。その場面のほとんどはゲームの後半に集中しており、戦闘を行う場所がある程度広いこと、主人公がストログに改造された後であること、多数の武器を使用可能であることの三つの条件が重なっている時だ。逆に言うと、この三つのうちどれか一つでも満たしていない場合は、大体が死んで覚える展開となっており、自然な面白さとは言い難い。高難易度を攻略するのが好きでなければ、ストレスの大きい体験となるだろう。

三つの条件を一つずつ補足しよう。戦う場所が狭い場合、爆発武器の自爆範囲と威力が大きいため、安全なマシンガンやショットガンを使いたくなってしまうのだが、Generalでは敵が硬いためどうしても弾薬不足に陥ってしまい、爆発系の武器を活用せざるを得ない。しかし、これを上手に運用するためには敵の配置を覚える以外に方法がないようで、死んで覚えるの基本となってくる。どう考えても不必要に自爆ダメージの範囲が広いため、並のFPSと同じにするだけでも相当印象と感触が良くなると思うのだが。次に主人公のストログ化だが、これは移動速度の上昇…というよりも、アクションシューター(Quakeと銘打つ上で)として最低限の移動速度に戻るといった感じが強く、「足の遅い前半とはなんだったのか」とパワーアップ直後に脱力してしまう。武器が揃うということは距離別、状況別に持ち替え、弾薬を計算しながら進めるというゲーム性の向上に直結。これも用意された武器をただ単に使うだけという半強制された前半から武器が増えていくことでそれが解消され…このゲーム前半いらなくね?


◆ショットガンに限らず武器の感触が素晴らしく、敵を撃ってるだけで楽しい気分になる


◆ボス戦全般はド直球な戦闘(操作)スキルが要求されて良い感じ

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