オープンワールド形式のスナイパーなりきりゲーム。淡々と進む、盛り上がりに欠けるあたりがややユーザーを選びそうな気もするが、基本的には遊べるゲームだと言える。敵のゆるい認識能力のおかげでステルスも気軽に行えるうえ、中盤からプレイヤーのアーマーが高性能になるので、プランBとして戦闘もそれなりにこなせるのが良い塩梅。途中からFAR CRYシリーズに近くなっていく感覚があった。本作のような味付けの薄いゲームには、”一日一ミッションをゆったり、寄り道しながら”といった遊び方が適しているように思う。CI Gamesが目論んだのはプレイヤー自身が暗殺計画を一から組み立てられるような場所(仮想空間)作りだったと思うが…野心的過ぎたか技術の方が追い付いていなかったようだ。
難易度Hard(2/3)で開始。Act4の「ラケルを見つける」という目的がどうしても進行しなかったため、ゲームを中止することとした。環境はRyzen 5 3600+RTX 2060(441.66)。そもそもAct3の終盤あたりから扉を開くスイッチが消えたり、強制終了も数回起こっていたりと雲行きが怪しかった。過去のSniper: Ghost Warriorについての経験もあるため、あまり熱心に状況改善を行う意欲が沸かなかったのである。
◆ゲーム性よりもごっご遊びを優先した偏差狙撃。ハイテクな目盛りを目標に合わせるだけで一流の狙撃手気分を味わえる
◆ドローンを飛ばし上空から戦況を知ることができる。屋外の敵をほとんど把握(マーキング)できるため、戦術を組み立てるのに役立つ