Shank – 荒削りな横スクロールアクション

現在の技術でバイオレンスなファイナルファイトを作りましたという感じのゲーム。実際にはファイナルファイトとはシステムがかなり違っているのだが、敵を殴った時の感触に近いものを感じたのでこう書いた。

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  • 弱攻撃は素早く気軽に振れる
  • 強攻撃はコンボの締めに使える
  • 銃器が使えるので、敵が撃ってきそうな時に怯ませられる
  • 緊急回避の意味で手榴弾を投げることができる

コンボは適当に殴ってれば途切れない。ファイナルファイトで言うところのパンチはめ(弱攻撃)が可能でタイミングも緩い。雑魚とのタイマンでは、まず負けないだろう。ステージの最後にはボスがいて、頭をひねればダメージを与える方法がわかるはずだ。Xbox360のPADでプレイしたのだが、システムが洗練されていないからか頻繁に操作ミスが起きるのが残念だ。できる事が多いので、何周も遊ぶようなゲーマーがハマれたらクールな時間を過ごせるだろうが、普通のプレイヤーだとキャラクターの操作を覚える前に一周してしまう。見えないルールが多すぎて理解に時間がかかるのが少し困る。

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◆とりあえずの汚物消毒。射程が短すぎて死に武器だった

Half-Life: Opposing Force – 戦闘が楽しいアドオン(1)

チートを使ってクリアしたのが気持ち悪かったので、難易度Normalで最初からやり直してみた。主人公はゴードンフリーマンを襲った敵対勢力側で、当然仲間も軍人だ。彼らは攻撃力が高く頼りになる。

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エイリアンを相手にすることが多く、SF風味でありながらミリタリー要素もあったりして中身が濃いように感じる。ラストに行くほど息切れ感があるが、全体的にテンポが良く戦闘もちょうどいいバランスで楽しい。

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みんな大好き…じゃない異世界のXEN。個人的にはクイックロード前提のFPSジャンプアクションは好きなので、短くて残念だ。

Delta Force: Black Hawk Down – 商魂たくましい(4)

NovaLogicが映画「Black Hawk Down」をまんまゲームにしましたという作品。残念ながら公式にはライセンスが下りなかったようだ。映画会社の人間がチェックしてみたのかはわからないが、許可しなくて正解だと思った。

DFBHDは史実のモガディシュの戦闘を元にしている。つまりアメリカ特殊部隊がソマリアに殴りこみに来ているわけだが、戦争に巻き込まれている一般市民はもちろん歓迎するわけないので石を投げてくる。ここで終わっておけばリアルだなぁという話になるのだが、この投石に対してAIのデルタフォースが反撃して市民を撃ち殺してしまうのだ。ものすごくリアルだなぁ…。

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ゲームはガチガチに固められたスクリプトの一本道仕様。反射的にMedal of Honor: Allied Assaultや初代Call of Dutyよりも劣るなと頭をよぎったが、冷静に思い返すとビジュアルではそれほど引けを取っていないように思う。サラウンド環境も考えると負けてしまうが。

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乗り物を動かしたり、守ったりする場面は豆粒大の敵がRPGをぶっ放してくるので大多数にプレイヤーは一発クリアは出来ないだろう。いわゆる覚えゲー要素が多い。

誰のためのゲームか?

映画を元にしているのでカジュアル層に向けてのゲームだと思っていたのだが、誰がやってもスムーズにクリア出来ない強烈な覚えゲーだった。普通の人でも回数をこなせば進めることができるかというと、それなりの難易度の上にセーブ回数に上限があるので根気が必要。

ではゲーマー向きかというとそれも違う。これは敵のAIに問題があり、過去作の野外戦闘用AIを市街戦に持ってきているため、索敵能力が異常で歪な戦いを強いられるのだ。詳しくは書かないが、クリアリングやAimで補える範囲を超えているのでセーブマネージメントだけが要求される。間違えて購入する人は少ないだろうが、同社のDelta ForceやDelta Force 2とはまったく違うゲームになっているので注意。

Titan Quest – Evoker / Epic(17)

ひたすら攻撃力だけを上げて、炎をぶっ放して、気持ち良くEpicをクリア。防御をまったく考えていないビルドなので、Legendaryの予定はない。

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リチャージ-70%を活かしてEruptionを連発して、近寄ってくる敵の目の前に置くのが強かった。遠距離の敵はVolcanic Orbを当ててスタンさせる。炎耐性の敵にはDistort Realityを当ててから杖をチェンジ。とにかくEarthで遊べるようにスキルを調整したのは成功したように感じる。防御はTrance of ConvalescenceとダメージのHP変換(アーティファクト)に頼りっきりなので、かなり不安定。Earthメインで強いキャラを作りたいならば、StormかSpritの組み合わせのほうがやはり無難だろう。

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◆炎属性の敵を焼き殺すのが目標!…だったが、Yaoguaiは炎属性じゃなかった。

Delta Force: Xtreme 2 – グラフィックだけは向上(3)

私がPCゲームの世界に入った頃から評判が最悪で、遊ぶつもりなどは毛頭なかったのが、このところタイミングよくDelta Forceを楽しんでいるのでクリアまでやってみた。

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150人対戦を実現しようとしたゲームエンジンは綺麗さの割には負荷が低く、よくできていると思う。さすがにテクスチャが荒目だが、ゲーム性の保持だと信じたい。射撃の感触は悪くなく及第点だが、射撃感が他のFPSに近くなったせいか、Delta Force特有のチープな雰囲気は減っている。

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無限コンテニューを前提としたゲームデザイン

ヘルス制ではなくHP自動回復というのは、売り上げのためにも必要だったかもしれないので咎めないが、いささか即死する状況が多すぎる。兵士が遠距離から正確にRPGをぶっぱなしてくるのはまだ対処の仕方があるが、装甲車が目の前の道を塞ぐのは勘弁してもらいたい。

死ぬたびにランチャーが一発補充されるので、当てて死ぬを繰り返せばクリアするのは難しいことではないのだが、そんなゲームが楽しいわけがない。前作と違いコンテニューしてもスコアすら減らないので、緊張感がなく、特殊部隊の雰囲気どころではなくプレイ意欲が削られる。


どうしてこうなったのかわからないが、これを世の中に出してしまったら開発会社の経営は傾くだろうなぁというのが素直な感想だ。