あのロボコップとなり、高性能3点バーストハンドガンで悪党をひたすら撃ちまくるという分かりやすいWad。謎解き要素の無い、前に向かって進むだけの戦闘重視系。敵も意地悪な沸き方をしない分だけ大量かつ高速に押し寄せてくるので、マーフィーになったつもりで冷静で精確な射撃を心がけたい。基本的に真っ向から撃ち合うゲームデザインなので、DOOM親父の気分で敵の懐に入ると大抵は悪い結果に終わる。極めてシンプルWadであるが、なだらかに難易度が上がるのと、全16Mapということで飽きる前にクリアできるだろう。手に取りやすいため、シリーズファンにはお勧めできる。
「DOOM (series)」カテゴリーアーカイブ
Doom Remake 4 – 出血大サービス(49)
Doom Remake 4はバニラDOOM2をそのまま現代的に高画質化したModだ。Brutal Doomをはじめとする総合Modは高画質化と共にゲームバランスまで改造されているため、オタク気質というか原理主義というか、バニラと違いプレイしてどうにも落ち着かなかったものだが、本Modはそれが少なく、すんなりと馴染んだ。着弾処理のみが目立って違うが、大方のプレイヤーは許容できる範囲だろう。バニラに近いプレイ感覚かつ重厚なショットガンと共に吹き出る血飛沫(3D物理描画)に興味があるというのであれば是非触ってみてほしい。
1994 Tune-up Community Project – 微妙かも(48)
1994年に製作された劣悪な出来のWADを現代的に直してみたらどうなるか的なMagawad。私自身2008年頃からDOOMを始めたこともあり元になっているWADは未プレイ。よって何がどう変わっているのか分からないのだが、94年当時の影があるということで好みに合いそうな古臭いゲームデザインなのではないかと期待し触ってみた。…が、あまり面白くないというのが全体を通した素直な感想だろうか。やはりというか元となったWADの出来が相当悪かったように思わなくもない。
- MAP05 – アップ調のBGMに乗りショットガンを撃ちまくるのが気持ちいい
- MAP10 – 悪質なワープで攻められることが多い
- MAP12 – ちょいムズでルートも分かりにくい
- MAP13 – 軟らかい敵が多く、鼻歌混じり撃ち進めるのが楽しい
- MAP15 – 当時を象徴する(?)悪の総当りパズル
- MAP19 – 行ったり来たりが多く面倒で、それが面白さに結びついていない
- MAP21 – 馬鹿みたいな数の敵がそこそこ自然に出現する
- MAP22 – 完成度の高い巨大なMAP。少しずつ道が広がっていく感覚が良い
- MAP25 – 弾薬と回復が多すぎる。好きに遊んでくれ!みたいな?
- MAP26 – 会心の出来。最初から最後まで面白い。これがPWADだ
- MAP28 – 程よい難しさで楽しめた
- MAP29 – 巨大なだけという気がしなくも無い
DOOM(2016) – 難易度Ultra Violenceで二週目(47)
Normal相当のHurt Me Plentyに比べれば張り合いと緊張感が出てくるので、そこそこ楽しめたが、熱中するほどではなかった。というのも体力管理と弾薬管理がふわふわのあやふや設計なので、敵の出現ラッシュを切り抜けても、その実感がまるで沸かないからだ。常に主人公(プレイヤーの分身)の生き残りを考えながらの戦闘ではなく、ただ単純に目の前の敵を倒すだけというアリーナ形式のマルチプレイといった印象が強い。初回のプレイから思っていたが要はDOOMの皮を被ったQuake5なのである。タイトルの名前によって売れる本数(金額)が変わるので、深くは突っ込まないが、ゲーム性だけを見ればまぁまぁといったところ落ち着くだろう。ただ、それとは別に高速アクションFPSの楽しさ、過去作DOOMへ案内役、強いゴア要素などのFPS業界全体への貢献といった面ではとても評価できる。
DOOM(2016) – ただのクリア報告(46)
去年遊んだPerfected Doom 3の満足感が高かったため完全に興味を失っていたのだが、急にやってみようという気分になったので、難易度Hurt me plentyで軽く一周してみた。最終的なゲームプレイの感想はUltra-Violenceクリア後に保留するが、大まかには楽しめたと言える。移動速度の遅さや、各種武器の性能、エリア別戦闘への変更、中盤以降の単調化など(アイデア不足?)、細かい不満はある。あるが、リブート作品として大きく成功しているし、最大公約数にヒットするよううまく作られていることに感謝もしている。