Doom Zero – 名前は大層だが(60)

idとBethesdaから公式にライセンスされたDoom Zeroを軽く遊んでみた。名前から想像できるかもしれないが、DOOM(1993)に寄った作りとなっているため、戦闘やMAPの構造はあっさり目。その分だけパズル要素が強くなっており、なかでもスイッチ関連はどこで作動しているか分かりにくく、ドツボにハマりやすい。客観的な出来は良いが、結構好き嫌いが分かれるように思う。

  • MAP09…凝った作りが好き
  • MAP13…サクサク、ノリノリで進められて楽しい
  • MAP28…道の繋がっていく感覚が心地よい


◆柔らかい敵が多く、戦闘面で苦労することは無いと思われる


◆新敵の「アルファソウル」はDOOM(1993)のアルファビルドに入っていた未使用データを復元させて作ったとのこと

Unloved – 最後に愛は勝つ(59)

2010年にCacowardsに選出されたホラー系PWADのUnlovedをクリアまで。雰囲気や戦闘難易度もよく出来ており、遊びやすい。HereticやHexen、新規の敵など多彩な敵が登場し、かつ、それらの投入タイミングも上手で、ほどよい緊張感が持続するようになっている。やや進行ルートが分かりにくい点(Hub構造)もあるが、不満はそれくらいもので結構お勧めできる。

Eviternity – 安定感はあるかも(58)

Cacowards2019入賞かつBethesda.netでも紹介されているMegawad。高画質テクスチャを使った美しいマップと整ったゲームバランスが特徴。完全新規のテクスチャパックのおかげで、どこを見ても普段と違うDOOMとなっているため、景色を見まわす度に新鮮な気分を味わえる。全体的に上品な作りのため悪食プレイヤーはMAP21以降、戦闘面に物足りなさを感じるかもしれない。

  • MAP05…タイトル画面にも映っているNightmare demon初登場
  • MAP10…作りが凝ってて良かった
  • MAP11…面倒なAstral cacodemon初登場
  • MAP14…濃い。同士討ちを狙ってくれと言わんばかりの設計
  • MAP18…ほどよく面倒な作りで好き
  • MAP19…BGMは良いが巨大なだけで苦痛。面白くない。三つに分割しろ
  • MAP26…Master LevelsのBlack Towerを思い出した。大がかりな仕掛けで好き
  • MAP30…ほどよく強いボス

ClusterBloom – ロメロの運命や如何に(57)

コロナウイルスを患ったJohn Romeroの体内に入り込み、そこに巣くうウイルスをやっつけ彼を巣くって…もとい、救ってあげようというジョークWAD。クレイジーなアイデアが盛り込まれているため、真面目な顔をして遊んではいけない。弾薬の自動回復とメディキットの入手のしやすさから、難易度は高くないと思われる。

SHRINE – ほどよく大味(56)

SHRINEはクトゥルフ神話の世界をイメージした(?)DOOM2のTotal Conversion。特徴的なグラフィックに惹かれたので触ってみた。やや武器の癖は強いが、見た目ほどバニラDOOMとはかけ離れていないため、操作していくうちに自然と慣れていくはずだ。不気味な敵とBGMの中、少し意識レベルを下げて、夢見心地であるとか、たゆたう感じで目の前の敵を倒し続けるのが良い遊び方だと思う。全16個の各mapもコンパクトに設計されており、さっくりと遊ぶには丁度いい。後半に出てくる武器が強すぎる感じもしたが、最新版の1.3だとそれに合わせるようにバランス調整がされているようである(私がプレイしたのはVer1.2)。