Normal相当のHurt Me Plentyに比べれば張り合いと緊張感が出てくるので、そこそこ楽しめたが、熱中するほどではなかった。というのも体力管理と弾薬管理がふわふわのあやふや設計なので、敵の出現ラッシュを切り抜けても、その実感がまるで沸かないからだ。常に主人公(プレイヤーの分身)の生き残りを考えながらの戦闘ではなく、ただ単純に目の前の敵を倒すだけというアリーナ形式のマルチプレイといった印象が強い。初回のプレイから思っていたが要はDOOMの皮を被ったQuake5なのである。タイトルの名前によって売れる本数(金額)が変わるので、深くは突っ込まないが、ゲーム性だけを見ればまぁまぁといったところ落ち着くだろう。ただ、それとは別に高速アクションFPSの楽しさ、過去作DOOMへ案内役、強いゴア要素などのFPS業界全体への貢献といった面ではとても評価できる。
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DOOM(2016) – ただのクリア報告(46)
去年遊んだPerfected Doom 3の満足感が高かったため完全に興味を失っていたのだが、急にやってみようという気分になったので、難易度Hurt me plentyで軽く一周してみた。最終的なゲームプレイの感想はUltra-Violenceクリア後に保留するが、大まかには楽しめたと言える。移動速度の遅さや、各種武器の性能、エリア別戦闘への変更、中盤以降の単調化など(アイデア不足?)、細かい不満はある。あるが、リブート作品として大きく成功しているし、最大公約数にヒットするよううまく作られていることに感謝もしている。