ネタやニュアンスをうまく拾えなかったりして100%楽しめたとは言えないが、遊んでよかったと思う。感性が鈍いのか、他に主張したいことも無いので、一応のクリア報告ということで。ゲームについて詳しく知りたい場合は4GamerやSteamカスタマーレビューを見るのが良いと思う。とても面白おかしく書いてあるのでお薦めだ。
「Role-Playing」カテゴリーアーカイブ
The Incredible Adventures of Van Helsing – てけとーぷれい
最初に断っておくが、私はブラム・ストーカーの原作小説『ドラキュラ』及び映画『ヴァン・ヘルシング』を見たことがない上に、システムを理解しないうちにゲームクリアしてしまったので、有益な情報をほとんど書けない。遊びはじめた動機も「なんとなく」で、クラス選択もなんとなく近接という気分ではなかったから特殊系のArcane Mechanic(DLC)を選んだというフィーリング全開っぷりだ。
主な戦術はお供の美女幽霊カタリナと一緒に突っ込み、攻撃スキルを連打するという単純なもの。この手のゲームの例に漏れず本体の防御力は低めであるが、レベルが上がれば機械を召喚できるようになるので、カタリナの他にもう一つの壁を手に入れられる形となる。進行は難易度がNormalということもあり、いい加減な育成でもポーションをがぶ飲みすればなんとかやっていけたが、さすがに終盤までは通用しないようで、本体のダメージをカタリナが肩代わりする露骨に強力なスキルに全振り。攻撃力不足の際はとりあえず新しく覚えた攻撃スキルを試していった。少額でスキルやステータスの振り直しができるのがカジュアルで嬉しい。雑な感想になるが、アクションRPGとしては安価な割に質が高いので、俯瞰視点のゲームをなんとなく遊びたいというプレイヤーにはオススメできる。が、基本的に一周したらそれで終わりという作りなので、やりこみ目当てで購入するのは止めておいた方がいいだろう。
- 美女幽霊カタリナとのユーモアある会話がクスリと笑える。このゲーム最大の価値
- サブクエストの多くはステータスやスキルポイント増加が報酬となっており、とても旨みがある
- 強力なアイテムはたくさん見つかるが、一時間もしないうちにもっと良い物が出る
- 見かけよりもMAPが狭くデコボコしており、逃げ撃ちがしにくい
- レベル上限は30であるが、ラスボス直前にはレベルが29に達しており、レベル上げ要素はほぼ無い
Fallout: New Vegas – 貴様らは支配者の器でない(3)
Fallout 3が気に入ったので、スピンオフ作品のFallout: New Vegasにも手を出してみた。NVの世界はFO3の数年後と言っても世紀末に変わりなく、生き抜くためにはやはり殺人や強奪が手っ取り早いと思ったので、ノリノリで女モヒカンを作りプレイ。さらりとクリアした感想だが、タイトルにもある通り各地の支配者達が気に入らなかった。Caesar’s LegionとMr. Houseは特にいけ好かないが、NCRも何だかなぁといった感じで、Yesmanの案に乗り三大勢力を破壊。現実では支配者のようなリーダーが必要な地域もあると思うが、20時間ほど付き合ったモハビ・ウェイストランドでは、この先多少の混乱があろうとも、力の弱まったNCRと各少数勢力でそこそこうまくやっていけるんじゃないかと思う。満足のいくエンディングであった。
キャラメイクの話になるが、S.P.E.C.I.A.LはFO3に比べて随分と調整されていた。それはそうだ、Intelligenceを上げるだけでハッキングから殺しまで全てのスキルを効率よく上げられた(学習できた)のだから。なので、Strに8ほど振ってガラクタを売りさばくスタイルは変えず、Intはそこそこに変更。FO3で無視したLuckは今回の舞台Vegasでは間違いなく必要になると思われるので、振るか切るか大きく悩んだが、自分自身がギャンブルを好きではないのを思い出し、さらに大金を得たいのならばカジノに出入りしている人間を襲えば済むことに気が付いたので、スッパリとLuck切り。その後はSpeechを中心に、Guns、Barter、Scienceなどゲーム内容に則した(求められた)ものを上げていった。Speechをメインにしたのは戦闘を回避し経験値やお金を効率よく得るだけでなく、なによりロールプレイをしている感覚を強く感じられたので、なかなか良い選択だったように思う。その他では、Strong Backでさらに多くのものを持てるようにしたり、終盤で急に防御力が求められたので慌ててToughnessで補強したりと真っ直ぐにクリアだけを見据えた育成を行った。ストーリー、キャラ育成共に面白く遊べ、とても良く出来たゲームだと思う。
Fallout 3 – 余裕の悪人エンド(2)
- 感性が鈍いので「雰囲気が良かった」といった程度の感想しか思いつかない
- 荒野をウロウロするだけで楽しい、押し入り強盗も組み合わせるとさらに楽しさアップ
- 死体がすぐに消えないのに驚いた。こういう仕様を見たことがなかった
- レベルアップ時が嬉しい。沢山のスキルを割り振れるシステムは好きだ
- 多めに振ったSTRによる所持量増加のおかげでガラクタ漁りが効率的
- スティムパック(回復剤)に重量設定が無く大量に持ち運べるのはちょっとヌルい
- 弾薬不足に陥るまでV.A.T.S.をガンガン使っていくプレイが推奨されていると気が付かなかった
- 序盤から取っておいたMini-Nukeの使いどころが分からず、最後まで懐で温めただけでガックリ
◆好きなようにスキルを割り振っていたら器用貧乏っぽくになったが、意外とお金稼ぎから戦闘までを卒なくこなすことができるようになり、単に器用で使い勝手の良いキャラに仕上がった。システムのおかげかもしれないが、適当に育てた割には成功したようで、なかなか嬉しい。どうもRPGにありがちな”一通りなんでもこなせる”キャラよりも”専門家”に育てたほうが大きく有利になるといったセオリーが崩れており、”何でも屋”に育てても苦労しない、かえって専門家よりもうまくいくようになっているようなのだ。中途半端な私はゲームの中でもやはり中途半端なキャラクターを作り、無駄に苦労することが多いので、そのようなプレイヤーにも一定の光を与えてくれるというのは、なんとも嬉しい事なのである。いや、むしろこの作りの方が普通であり、”何でも屋”を必要以上に弱くする調整こそおかしいのだ
以下 V.A.T.S. のスクリーンショット三枚
Fallout 3 – とある盗っ人少女の嘘日記(1)
はぁいアタシJ.C、お父さんを探して放射能まみれの荒野を旅しているの。見ての通りサバサバした感じで、顔は…”デフォルト設定”だから結構イケてるはずよ。特技は”ハッキング”に”ピッキング”、それとゲットしたお宝を持ち歩くために”体も鍛えている”けど、筋肉バカだと思われるのも悔しいから”お勉強”もしているわ。ただ、他の人よりも”ツイてない”ような気がするのよね、不思議と。
悩みは夢遊病みたいに意識を失うことかしら?お金の匂いがしたり、自分にとって都合の悪い人を見ていると、こう…”誰かに操られた”みたいに視界が黒くなってフェードアウトしてしまうの。気が付くと財布に大金が入っていたり、体中が血まみれだったりすることがよくあるわ。だからアタシ自身は善人でも悪人でもないのだけれど、いつの間にか大悪党として指名手配されてるのよね。困っちゃうわ。ついさっきも、首に賞金をかけられたアタシを狙ってきた小汚いおっさんに「知らない」って散々説明したのに、お金に目が眩んだのか全ッ然信じてくれなくて…しょうがなくミサイルランチャーで熱々のハンバーグにしてあげたの。ハァ…こんな”正当防衛”がいつまでも続くかと思うと…本当にイヤになっちゃうわね。