Titan Quest Anniversary Edition – Esoterist / Legendary(32)

難易度LegendaryでAtlantisをスルーしてEternal Embersクリアまで。EEで追加されたマップはAct3に近く、温かみのある色合いでTitan Questらしさがあって良かった。寒々しい見た目のRagnarökも書き込みが細かく悪くはなかったが、やはり私は明るい雰囲気のハクスラの方が好きだ。

今回育てたRune/Neidanの近接型Esoteristは最終的に打たれ強い魔法戦士となった。難易度NormalからLegendaryと三週する予定だったので、操作負荷が低くなるよう狙ってみたが、思いのほかうまくいって満足だ。特にNeidanは優秀なデバフ追加や防御スキルが揃っており、とりあえず上げていくだけでゲームの進行を楽にしてくれて助かった。Dreamのような補助的なマスタリーなので、なんとなくサブに選んでみても損することが少なく、以前のTQには無かったポーションの機能強化や敵を倒したときに発動する風変りなスキルがあり、新鮮な気分を味わえて良かった。


◆Act2まではEpicに続き「ドヴァリンの面影」を装備し、「テラコッタ戦士」のスキルも上げてペット二体を引き連れて、敵をボコボコにしていくスタイル。Act3あたりからペットがすぐに落ちるようになったので、打たれ強い単騎の魔法戦士にチェンジ


◆せっかくのEternal Embersということで新アーティファクトの「不老不死の桃」を活用。大きく増加したSPを、消費が大きい分だけ効果の高い「平穏のオーラ」と組み合わせ運用。なかなかの耐久力でわりと成功だったと思う。ポーション効果を高める「良く効く錬金薬」との相性も良かった

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Titan Quest Anniversary Edition – Esoterist / Epic(31)

実績解除のためRunesだけで戦っていたNormalとはうって変わって、Eternal Embersから追加された新マスタリのNeidanと組み合わせてEpicを攻略。TQVaultAEから過去の遺産を引っ張り出して敵を殴っていただけという点では同じだが、それでも後半はTQIT(1.17)のLegendaryに近い攻防が起こっており、インフレと言っていいのか、Epic難易度の上昇を感じた。また、実績解除の対象にもなっている強力なモンスターがAEから地形ごと追加されたようで、TQITでは見かけなかった道を進んでみると、瞬殺されたりして、中だるみしがちなEpicに緊張感が足されているようだ。

ポーションがぶ飲みの肯定

「ポーションがぶ飲みゲー」という言葉は恐らくネガティブな意味として浸透していると思う。もし私がゲームを作るのであれば、底が浅そうなゲームバランスになりそうなのでどうにか回避しようとするが、発売から10年越しにTitanQuestの権利を買い取り弄繰りまわしている開発者達は格が違った。それは”ポーションを飲んでいる時HP回復+防御力アップ”というNeidanの最初から取得できるスキル(良く効く錬金薬)から察しが付く。これはポーションがぶ飲みの肯定だけでなく、むしろがぶ飲み込み時の耐久力計算は正当なゲーム性であり、それを誇らしくも思っていそうだ。まるで生きた化石のような感性だが…かくいう私もクラシックなゲームが好きな方ではある。


◆Epicから「ドヴァリンの面影」アーティファクトを装備。攻撃時一定確率でドッペルゲンガーという強い分身が出現する効果あり。時間制限によるドッペル消滅前に別のドッペルを出せるため、運が良ければ画面内に自キャラが3体や4体になっていることも。火力が大幅に増加するは勿論のこと、スキルも自動で使ってくれるので、操作負担も減らしてくれて助かった


◆盾を装備したNeidanの耐久力はなかなかのものだ。先にも述べた通りポーション使用時に耐久力がさらに上げるのが単純に強力。防御特化のNatureほどではないが、サブマスタリとしてタフさを上げたいのであれば、よい選択肢かと思う。スキル構成的にはキャスター系推奨のようだが、近接もそれほど悪くない

Fallout 4 – たのしいまちづくり(8)

Fallout 4にはクラフト要素が追加され、拠点を構築または発展させることができる。しかし、さほどメリットを感じられる要素ではないため、威嚇するような首振り音を放つヘビータレットの隣に寝袋を配置したり、トウモロコシ畑のど真ん中にベッドを置いて、「ここの住人、寝ても疲れ取れんやろ~www」といったしょうもない遊び方しか思つかず、まったく活用していなかった。ところが第五弾DLCのVault-Tec Workshopを導入すると、Vault 88という巨大な拠点とクラフトアイテムが追加されるということで、少しチャレンジしてみたわけだ。

価値を感じるのはステータス上昇効果のあるクラフトアイテムで、その中でもソーダマシン、視力マシン、スロットマシンの三種類はメインクエスト中のみ、これら三つのマシンにさらに特殊なパラメータを追加できる。詳しくは端折るが、やたらと気分がハイになるソーダ(無料)、サブリミナルメッセージが埋め込まれた視力マシン、遊んだ人間の金をむしるために確率調整されるスロットを設置することに。これらが合わされると、何気なく訪れたVault 88で振舞われたソーダを飲んだら、気分が良くなったため手近なスロットを打ち始めた結果、いつの間にかすってんてんになっており、強制労働させられるといった絵に描いたような転落コースが待っている。ゲーム中には記載されていないと思うが、私が管理者なら「ここが連邦で最も豊かな地底の楽園」といった感じのサブリミナルメッセージも流すだろう。


◆…なんだか地獄を煮詰めたようなひどい居住地が作れてとても満足だ。前回の記事でDiMAのことを独善的な勘違い野郎と罵ったが、遊び半分で住人を苦しませる施設を作る愉快犯の私の方がクソ野郎だったというオチ。大きな発展を望まない場合の統治はやはり機械に任せた方が良いのかもしれない


◆無茶苦茶なソーダ作りやがって!なんだその視力検査装置は!!そんなスロットマシン作るんじゃねぇ!!!とブチ切れまくった正義感の強い元警察官のニックさん。が、気が付いたらスッっとイスに腰掛けスロット打ち始めていた…男の子はギャンブルが大好きだからね、しょうがないね

Fallout 4 Far Harbor – 記憶なんてただの記録(7)

お気に入りのコンパニオンであるニックと楽しい旅ができそうなので、購入してみたが、どうもイマイチだった。というのも、話の誘導がうまくいってなかったように思う。そもそも主人公(プレイヤー)はカスミ・ナカノを連れ戻しにFar Harborへ向かっているわけだが、たまたまその目的地だった島のファーハーバー、アカディア、チャイルドオブアトムの三勢力の争いなど請け負った仕事や興味の範囲外なのである。開始一時間ほどで見つかるカスミの首根っこを捕まえて連邦に戻れば、それで物語は終わりなのだ。好みでなかったと言えばそれまでだが、彼女の戯言に長時間付き合うくらいならば、込み入ったストーリーなど無い単純に拡張されたマップとクエストの提供だけで良かったように思う。


◆アカディア勢力のリーダーDiMAは話の中心になっている人造人間だ。ルートによって印象が変わるらしいが、私には独善的でいけ好かない奴に思えた


◆DiMAとかいう勘違い野郎とは違い、ニックは本編同様に魅力的なままだった。彼の造詣が深まったのがこのDLC最大の収穫か。探偵事務所を構えてそれなりに社会に馴染みながらもどこか空虚に過ごす時間から自分を取り戻す的な。親密度は同行させているだけで簡単に上がっていった。私の価値観と相性が良いのか、それとも上昇判定がゆるいだけなのか。おっさん人造人間と仲良くなるこの構図は…上級者向け乙女ゲーと言えなくもない

Titan Quest Anniversary Edition – Runemaster / Normal(30)

Titan Quest Anniversary EditionにRagnarökのDLCのみを導入し、Runesマスタリーのみで難易度を一周。他二つのDLCを入れてしまうとクリアまでが長くなりそうだったので外した。二つ目のマスタリーを選択せずにNormalをクリアすると「スペシャリスト」の実績が解除できるため、ついでに狙ってみたわけだ。難易度Normalということもあるが、すでに長時間プレイしているため、外部倉庫ツールに貯めていた装備を適宜呼び出し、交換していっただけでほとんど苦労をしていないため、面白い話ができない。

Runesは武器と魔法を両立する魔法戦士のような性格を持っている。その他AEから対策が必要になった生命力ダメージ耐性や出血耐性をスキルによって容易に上げられるため(新マスタリーぽく新システムと噛み合っている)、後半では他のビルドよりも装備の自由が利きそうな予感がする。TQIT時代の話になるが、同じ魔法戦士色の強いBattlemage (Warfare/Earth)と比べると、Runesの方が単体でも攻守ともに一歩優れているように感じた。これは言い過ぎか。RunesはNature/Storm/Dreamあたりと組ませると安定した強さを発揮できそうだが、今回はEternal EmbersのDLCで追加されたNeidanと組み合わせてEsoteristで育てていこうと思う。


◆余った巻物を中ボス戦で消化するの巻。Ragnarökは寒そうな地域で巨大な敵と戦うあたりが絵に描いたような北欧神話感があって、雰囲気がでていた


◆武器のSTR要求値を下げたり、武器の威力をエレメンタルに変換できたりと、珍しいスキルが揃っているため、完璧なキャラクターを作る場合は装備が決まってからステータスを振る必要があるのかもしれない