HROT – 安牌

GOG版Ver1.1を難易度Normal(2/3)で一周。ショットガンやロケットランチャーの撃ち心地が良く、レベルデザインも全編通してボリューム含め満足のいくものだった。不満点はSMGの感触がスカスカなところくらいか。

購入して高い満足感を得たが、Demoの時点では「Quakeに似ているが撃ちあいがシビアで仕掛けも面倒」な印象で不安だった。というのも配布されたマップ(製品ではE1M6: Vysehrad Castle)で勘違いしてしまったためだ。過去の経験からこの手のゲームのDemoはE1M1からE1M3、もしくはE2M1からE2M3あたりの小手調べ的な難易度マップから選ばれることが多かったため、その流れから難しめのゲームを想定してしまったのだ。しかし実際にはやさしい入口から理想的な難易度曲線を描くように難化していくため、心配はいらない。


◆とりあえず目の前の敵にショットガンをぶち込んでおけばOK。簡単でしょ?


◆Kejdovecによる高所からのグレネード弾にQuakeみを強く感じる。その他、飛び掛かってくる犬のSUP、Fiendと似た動きのボスFierce Gorillaなどにも

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Vertigo 2 – Demo

「ホワッ!?」
なんか敵の化け物に存在感があって気持ち悪いな…(良い意味で

「なんか……いい感じかも」
VR機器でのピストル射撃に手ごたえを感じる

「え、あ、なるほどね……新しいな」
左手で取り出したマガジンを右手の銃にセットしてリロードする

「夜店の射的よりかは思った通りに当たるな」
グループで出現する敵を撃ちながら

「おおー……これがねぇ……」
右手ショットガンのポンプアクションを左手で行いながら

「え、これ先進めなくね?……あ、ああ、俺がしゃがむのね」
指先でCtrlキーを押すのではなく身体的なゲーム操作に戸惑う

「おー浮遊感あるねぇ」
空飛ぶ乗り物で周囲の景色を見回しながら

「あっ、やっぱり焦ってるとリロードってミスするんだ……映画みたい……」
大量出現した敵を相手にお手本のようなリロードミス。自分で笑ってしまうほどだった

「そろそろ終わりそうだな…出し惜しみなかったな」
比較されがちなHalf-Life: Alyxは未プレイなので分からないが、VRに期待する要素が一通り入っていて満足だった

Call of Duty: WWII – こういうのでいいんだよ(24)

Activision Blizzard買収によりPC Game Passで遊べるのではないかと様子見していたが、どうも雲行きが怪しくなってきたため、セール期間を利用して購入してみた。難易度レギュラー(2/4)にて一周。今回は久しぶりに体力回復がメディキット方式になっており初代を意識しているようだ。メディキット自体は味方への声掛けで貰えたり、敵のキャンプ地点にも目立たぬよう置いてあるため、かなりの数手に入り、ダメージの蓄積で死ぬことはないのだが、それでも近年の自動回復よりかは戦闘に緊張を感じられてよかった。

大まかにはいつも通りのキャンペーン。革新的な体験を求めてシリーズを買うユーザーは少ないと思うので、これは悪い点ではない。実際に私も安定した質のWW2作品を求めて購入したからだ。リッチなスクリプト演出も金額に見合ったものとなっており、満足感がある。直感的に把握できないQTEシステムにはやや疑問を感じるが、カーチェイスやステルス、ドッグファイトなどのミニゲーム的要素も数回リトライすれば突破できる難易度かつ短い尺になっており、銃を撃ちたくてしょうがないプレイヤーへの配慮なのだろう。そつなくまとまっていて好印象だ。こういうのでいいんだよ。


◆最初のミッションがD-Dayのオマハビーチなのは、プレイヤーの心をガッと鷲掴みに来ている。派手で迫力があってFPSの良いところが全面に押し出ていていてヨシ。一周してみると、ここがピークだったんじゃないかという気も若干するが…現代的なグラフィックでこれを作ってくれたことに感謝


◆ストーリーは楽しみながら読めていたが、中盤から急速に嫌いになっていった。プレイに支障がでるようなモヤモヤした話にする必要があったのだろうか?こういう面倒な話は映画で見ればいいと思っている派だ

PowerSlave Exhumed – 慣れていないならコチラ(2)

DOS版PowerSlave投稿時にコメントで紹介してもらったPowerSlave Exhumedをクリア。こちらは家庭用をリメイクしたもので、PS版とサターン版の固有要素を上手に合成し、現代環境に適応させた決定版のような存在となっている。グラフィック強化やマウス回りへの不満はなく、終始快適だった。MAP構造が別物かつどちらもよく出来ているので、一概にどちらが良いかは言えないが、サクっと遊びたいなら本作Exhumed、じっくりと遊びたいならDOS版ソースポートといった感じだろうか。


◆DOS版ではマップの高低差を活かしてプレイヤーの視界に入らないように接近してきた厄介なOmen Wasp。しかし本作のOmenじゃないWaspは遠くからのんびりと真っすぐに近寄ってくることが多かった。弾薬調整係兼息抜き要員


◆DOS版になかった魔法(?)を使った武器。トレイラーではトリガーハッピーっぽい雰囲気でめちゃくちゃ楽しそうだったが、自分で使ってみると威力も使い勝手も今一つで少し残念。武器使用シーンの再生速度を上げると何でも楽しそうに見える説

Hell Revealed – 久しぶりの当たり(67)

前回触ったAlien Vendetta(2001)とやや関連のあるHell Revealed(1997)にも手を付けてみた。うん、このWADは当たりだ。個人的に大好きなMemento Mori(1995)と感触に近く、Master Levels for Doom II(1995)よりも頭一つか二つ上の難易度に留まっており、どのマップも安定して楽しめる。やはりというか、ほぼ確信になりつつあるのだが、プレイヤーが円熟する前の90年代のWADの方が私は好みだ。

製作者にSpeedrunnerが多いからか、各マップを遊んでいる最中に「コレ次にプレイしたらもっと効率よく進められるな」と時間短縮について自然に思いつくようなマップの構造が多かった。文字を読むと至極当然といった風にも聞こえると思うが、このWADほど遊んでいてそう強く思ったことは無かった。

  • MAP11…EP2の最後として考えると許容範囲だが、最後の狭いだけの箇所がややストレス。MAP10までとの難易度差を強く感じた
  • MAP13…頑張ったらクリア時間を短くできそうな予感を強く感じた
  • MAP14…わちゃわちゃして楽しめた
  • MAP16…好きなだけ撃てと言わんばかりの弾薬配置。頭で地図を完成させていく感触も良かった
  • MAP20…ショットガン撃ちまくりマップ。良し
  • MAP22…狭い場所からCyber Demonを狙う。珍しい仕掛けで良い
  • MAP24…バカみたいな敵の配置。ルートを理解できると楽しめるはず
  • MAP26…足場が見えずルートが分かりにくいが、終わってみれば悪い印象が薄まった
  • MAP28…めちゃくちゃ大味。ロケランとBFGでCyber Demonを倒しまくれ
  • MAP30…大量の敵が邪魔でIcon of Sinにダメージが与えづらかった。かなりのストレスだったが、最後のマップなので許容範囲ギリギリ