目の前の敵を倒していればトントン拍子に進んでいくので、後半は特に書くことがない。
常に敵側が即着弾の先手をうってくるので、喰らいエフェクトをずっと見る羽目になる。敵の攻撃力が低いのが救いだが、攻撃を喰らい続けるのは精神的につらく感じる。
ラスボスの火炎放射は動いていれば当たらないのと、こちらの武器がハンドガン固定なのも相まって、盛り上がりに欠ける戦闘になる。
CryENGINE 2を採用したということで話題になった今作。Steamで発売された当初はMerchants of Brooklyという名前だったが、いつの間にかマルチプレイが追加されてDrug Warsと改められて売られている。二時間ほどでクリア。あまりに短くて特別に書くことはないが、その二時間の間に数回クラッシュしている。
腐ってもCryENGINE 2なので、それなりに綺麗。ただし水は簡易的な表現になっていて結構汚く見える。CrysisはCrytekがしっかり作りこんだからこそ、あの綺麗さが出ているんだなと感心した。一番ダメなのは射撃が絶望的につまらないことだろうか。異常なアクロバティックな動きの敵に対して、こちらは武器のほとんどが単発になっていて当てにくい。その割に当てたところで敵は硬いし、リアクションもとってくれないので、Shooterとしてはかなり終わってると言えるだろう。
短いゲームのわりに武器の種類が多いのが唯一の長所だ。ただし大多数の武器は自爆しやすいため、初期銃のショットガンより使えないものとなっている。新しい武器を手に入れたプレイヤーは、はやく性能を試したくてしょうがない状態になり、次の展開に最も期待するはずが、実際に撃ってみると武器の使い勝手が悪く、自爆ダメージを受ける羽目になる展開が多すぎる。プレイヤーの期待を大きく裏切るのはあまりにも罪深い。
登場した瞬間にスタックするボスには、やれやれと呆れるほかない。その可哀想なボスを撃ち殺すと画面が青くバグった。既に何回もやらされているクライアントの再起動にもうんざりしており、コーヒーを煎れて戻ってきたところで、何故かクレジットが流れ始めた。最初から最後まで期待を裏切らないクソゲーだ。
1C Complete Pack にくっついてきたVivisectorをやってみた。どうやら改造されたケモノとドンパチするというゲームらしい。特にケモノは毛の描写がモサモサですごいという評判。射撃部分はピュアで悪くない。当てた感触が物足りない感じもするが、その分出血とゴア表現でカバーされている。 リロードは無く弾も豊富に置いてあり、シリアスサムに近い。
大半の敵は単純なAIなので突進してくるだけだが、プレイヤーキャラよりも座標が優先されているというべきか、攻撃を受けると立っている場所から押される。この現象には味があると言えなくもない。
クロスヘアの設定が細かいので狙いをつけるのを楽しめということなのだろうか。しゃがむと気持ち弾のばらつきが少なくなる気がする。オプション画面の作りも凝っていて、気合の入りようがうかがえる。
広いMAPで獣を狩るようなゲームを少し想像していたが、特定の場所にたどり着くとスクリプトでワープゾーンから敵が湧いてくるという方式となっている。これには少し戸惑ってしまったが、序盤だけの話で少し進めば普通に配置されるようになる。中盤に差し掛かると二足歩行の獣人ばかりが出現する。突進などせずに銃器を使って攻撃をしてくるので、獣人である必要性を感じない。完全な人間の敵も出てくるが、もちろん銃器を使ってくるので獣人と変わらないので、差別化のようなものがほしかった。ゲームが進行するほど簡単になっていくが、豆粒大の相手を倒すために細かいAimを求められるので割りと楽しい。
クライアントのAlephOneは日本語化されていて、Full HDでもプレイが可能になっており、非常に快適にプレイできる。
ひ弱そうな緑のエイリアンが接近攻撃しかしてこないので簡単なのかと思ったら、色違いの敵が遠距離攻撃を使ってくる上に攻撃力が非常に高くビビる。いや高いというか当たるとほぼ即死してしまい唖然とする。赤いやつは危険なのでスライムベスというよりはシャアだ。
FPSでは珍しくゲーム内のターミナルを操作することでセーブが出来る仕様なので、いつでもセーブ可能なDOOMとは違い、あっという間に死ぬ。その分レーダーがあったり、サバイバル的なストーリーを考えるとこのぐらいのほうが丁度いいかもしれないが。
暗闇が重視されており、死角に潜む敵も多く、慎重に進まなければいけない。マカー向けに作ったゲームだからなのだろうか、原色の多さも気にならないほどの色彩のセンスがすごい。
ターミナルのAIからアドバイスというか道筋が書いてあるので詰むということは無いと思われる。久しぶりに良質なFPSに出会えた。