SWAT 3: Close Quarters Battle – 味方にお任せ

普通にプレイするだけで面白かった。不満が無いわけではないが、味方AIは全体的に賢く、さほど細かく指示をしなくても、SWAT気分を味わえるのが良い。「フラッシュバンを投げ込んで突入」というコマンドを選ぶだけで、彼らがドアを開き、フラッシュバンの閃光の中、犯人と人質とを瞬時に見分けながら制圧&救出し、その後周りに敵がいないかの索敵までを行ってくれるのは、ゲーム的な面白さではないものの、疑似体験として触れてよかったなとプラスの感情で満たされる。


◆本物の民間人と民間人に化けた白い服の犯人。とりあえず片っ端から撃ってはいけないのが本作SWAT3なのだ。いや、本当は他のゲームでも撃ってはいけないのだけれど


◆ボコボコにされているお偉いさんを救出。これも特殊火器戦術部隊の任務だ。思っていたよりも、全体を通して犯人が激しく抵抗し銃撃戦を仕掛けてくるため、普通のFPSとさほど変わりない銃撃戦ばかりのような気もするが、要人や民間人を助けていくミッション群は表面的とはいえ、物騒なアメリカの治安を守っていることに変わりはなく、一つクリアするごとになかなかの達成感を味わえる

Tom Clancy’s Rainbow Six 3: Raven Shield – 悪い見本(3)

難易度Veteran(2/3)で開始後いやな予感がしたため、Rookie(1/3)に下げて一周クリアまで。気に入ったら二週目に難易度を上げれば良いという発想。ほどよくヌルいため、本作の重要システムであるプランニングをある程度無視できた。これが良いか悪いかは分からないが、なんとなく特殊部隊ごっこがしたいという私にとってはカジュアルで丁度よかったように思う。繰り返しになるがプランニングを無視し、普通のFPSとして遊んだ間違った遊び方なので、ああだこうだ言う事柄は無い。基礎的なゲームの作りと音の定位が抜群に良く、リプレイに耐えられる出来なのは確認できた。


◆丁寧なクリアリングとリーン。ヨシ!


◆安全確保してからの人質誘導。ヨシッ!

Max Payne 3 – 世界観が好みなら(1)

本家Remedy制作のMax Payneをプレイした経験が無いため、立ち入った内容を書くべきではないという姿勢を表する。平たく言えば積みゲーを崩しただけのクリア報告。

  • Rockstar色が強い。彼らの作る世界観が好きならば楽しめるように思う
  • バレットカメラはうまく調整されており長い時間ヒーロー気分を味わえる
  • 目立たないローディングログとタイミングでシームレスにゲームが進む
  • 復活すると状況が調整(HP回復等)されるのでわざと死ぬのもありかも
  • 難易度Normalでは敵からのグレネードは少なくプレッシャーを感じない
  • 敵はわざと話し声や足音を出して居場所を教えてくれる
  • 敵の体に合わせるだけで生死が分かる魔法の照準搭載
  • とにかくお金がかかっているのでビジュアル的な満足感は高い↓

Specnaz 2 – だめだこりゃ

GamersgateでModern Warrior: Special Tacticsの名で販売されている本作を軽く一周。「Specnaz 2」というのがクライアントのタイトル画面から原題であることが分かる。どうも開発国ロシア意外の地域ではCity Interactiveが販売を請け負っており、その際に名前が変更されているようだ。

ゲームの内容は有って無いようなもの。お馬鹿な敵が集団でお行儀よく襲ってくるので、目標にセンターに入れてクリックするだけの作業が続く。謎解きもルート探しも無い。一応ヘッドショット判定が存在するため、集弾性の高いタップ撃ちで敵の頭を狙って素早く敵を仕留めていくという王道のシューター的な面白さがシステムに組み込まれているわけだが、あまり面白みを感じない。真面目になれないというべきか。ゲームデザインなんて知らねぇよと言わんばかりに大量に沸いてくる敵グループに対して、害虫バスターにでもなったつもりで適当にフルオートで追っ払うのがロシアンシューター的で楽しめる。


◆EAX目当てに手を出してみたが、音の定位自体はそれなりであるが、収録されている音の解像度が低いのかぼけているように聞こえイマイチ。音と同じくらい射撃感もがっかり仕様で、同エンジンのUberSoldierから考えるにもう少し頑張れたのではないかと思う


◆敵が奇声をあげたり、そこいらに広がっているドラム缶を爆破させると、ドーン・・・ドーン・・・ドーン・・・ドーンと大連鎖して辺りがハチャメチャになる馬鹿っぽいところがPostal 2みたいで好き

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El Matador – 消化作業

珍しいEAX5.0対応作という事で軽く遊んでみた。そのヴァーチャルサラウンド(EAX)についてだが、音の定位自体は良いものの、どうもシューター部分を面白くしているようには感じなかった。Third Person Shooterというゲームの関係上中距離戦闘が多く、相手の足音を聞くような場面が少ないということもあるが、それ以上に敵が人間の反応速度を越えた機械的超Aimでこちらに先制ダメージを与えてくるので、耳を澄ませて「お、いるな」と警戒していても、基本的に被弾を防げないのだ。

一応はスローモー機能が付いているので、足音を聞く行為と待ち伏せを併用することで有利なゲーム展開を行えるが、異様にテンポが悪くなりシューター(ゲーム)として面白みを感じない。良いのか悪いのか分からないが、メディキットとアーマーが多めに配置されているので、EAXもスローモーも頭の片隅に置いて単純なC級シューターとして目の前の敵をバンバン撃っていく方が素直に楽しめる。アップテンポのBGMもなんだか積極的に前進するプレイを推奨しているように聞こえてくる。


◆一本道のうえ単調なTPSであるが、意外と射撃感が良く、だらだらと敵を倒すだけでもそこそこ面白い


◆スローモー+横っ飛びで奇襲。オマージュ元(?)のMax Payneは未プレイなのだが、こういう場面が頻繁にあるお洒落で格好良いゲームだと期待していて…