乗り物で移動する時間が無駄としか思えない性分なのでこの手のゲームを楽しむのは苦手だが、頭を空っぽにしてエージェントRicoのド派手な活躍を見ていると、多少は移動時間を我慢してもいいかなという気分になる。馬鹿馬鹿しくて華やかで爽快感があって、任務をこなすのが楽しいからだ。難易度は前作(Demo)の時にも感じたが、マウス操作による銃撃が強すぎるため、かなり低め。ただ、低めであることが気軽さや快適さにうまく繋がっているので、よく調整されているように思う。
過去4Gamerのベンチマークレギュレーションにも選ばれたゲームエンジンの 「Avalanche Engine(Version 2.0)」は草木、水面、砂漠、夕日、雲、炎、爆発などの環境全般の描画が美しく、島国『パナウ』を魅力的に映しだすことに成功している。また、単純な美しさだけでなく、エンジンの安定性も相当なもので、今回プレイしたGTX970環境下ではどのような状況でも120fps(垂直同期)に張り付いたままであり、強制終了も無かった。つまりは、綺麗で軽くて安定しているという理想的で優れたゲームエンジンなのである。個人的にはフレームレートが落ちたとしても、もっと爆発を派手(下品)にして欲しかったが。
- マウス操作の銃撃が強すぎて、武器強化に興味が沸きにくい
- 自分の意思でDLCを購入していない場合はSteamから外すのを推奨。様々な意欲が減る。
- 道無き道をバイクや車で進むのは難しく、許されていない感じ。数少ない窮屈さ
- 非武装の要人NPCが率先して前線に突っ込むのが不自然で仕方がない
- 14時間ほどでクリア。欲深くないRicoの最後の判断を清々しく思う
- 短所に目をつむり、頻発するバグまで楽しめる(許容できる)ゲーマーほど、本作を気にいるだろう
- 私の故郷にジャスコは無かった
◆爆発は多いのだが、破壊が少ないのでカタルシス的なものは感じない
◆現実で山を登って山頂にたどり着くと、目に映る風景が不思議とすべて綺麗に見えるように思うが、Just Cause 2も上へ上へと登る機会が多く、ふとあたりを見回してみると、いつの間にか風景が綺麗に見えたりするのである
以下スクリーンショット集