Underload – Executioner / Normal (28)

TitanQuestMod「Underload」の難易度NormalをOccult/Defense=Executionerにてクリア。Underloadの詳細はTitanQuestWikiの特設ページを見てもらうとして、この大型Modの最重要点は「Underload」という名称になる前「Occult Mod」という小規模なModであったことだ。OccultというのはバニラTQITで微妙であったマスタリのRogueを改造した新マスタリである。つまりこのModで真に味わうべきはOccultというマスタリであり、それを組み込んだビルドということになる。

そんな訳で簡単にメインマスタリが決まったところでサブをどう選んだのかというと、Occultのスキルツリーを覗いても相変わらず純粋な防御強化が無かったため、耐久力のあるマスタリと組み合わせようと思ったのだ。当然Defence,Nature,Storm,Spiritが候補に挙がり、中でもDefenceが鉄板のように思えたが、一つだけ大きな問題があった。私は既にバニラTQITでRogue/DefenceでLegendaryまでクリアしているのである。もしもRogueからOccultへの変更が弱すぎた場合、似たキャラクターを育てることになり、あまり面白そうでない。しかしまぁ、レベル7まで考えに考えた結果「その時はその時で」という結論に達し、Defenceを選んでみた。結果、思ったよりもOccultがRogueとは違うマスタリに変わっていたため、割りと飽きずに最後まで遊ぶことができて良かった。

  1. Occultを触るのにこだわりすぎるあまり、ある程度育つまで地獄だった。本来はこちらをサブにすべきだったのだ
  2. 毒瓶投げを覚えてからは地獄からEasyへ早変わり。すごい勢いがゲームが進み、キャラが強化されるのが爽快だった
  3. 毒瓶を投げつつも、敵を殴って毒と混乱を撒き、ペット(新要素)からの支援をもらう遊び心のあるキャラへと成長
  4. Act4から敵の攻撃が激しくなりペットをリストラする羽目に。その分のスキルをDefに振ってガチムチに肉体改造
  5. 敵の攻撃がより激しくなりOccultのスキルを削ってさらにDefを強化。武器も剣から斧にチェンジ
  6. 裁きの塔を攻略するのに、毒耐性とデーモン特化武器を作成。トレハンすればするほどDefenceが幅を利かせるようになりOccultの存在意義がわからなくなる
  7. バニラTQITではまったく苦戦しないAct4ラスボスに瞬殺される。尋常ではない生命力ダメージ
  8. 結構な時間トレハンしていると生命力耐性を大幅に上げる盾を発見。これを使いギリギリで勝利
  9. …これ以上はもういいかな。この手のゲームのModに手を出すべきじゃなかった

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◆オカルト?信じられるのは自分の肉体だけだよ

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◆毒瓶を投げて毒斧でぶった切るだけのシンプルなキャラクター

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TNT: Evilution – Russian Overkillで破壊(37)

煮ても焼いても食えない…とまでは言わないがTNT: Evilutionは微妙なゲームだ。そこで、加えるだけでWADを面白くする万能調味料的ModRussian Overkill』を試してみた。すると、なんということだろう。あれほど煩雑で面倒なだけだったTNT: Evilutionが実にテンポよく爽快に遊べるシューターへと変わったではないか。このような劇的でビフォアーアフターな変化に匠である味覇(ウェイパー)氏もきっと納得の表情だろう。Russian Overkillのことは前にも詳しく書いたが、簡単に言うとプレイヤーに超火力と超体力を与えるModだ。実際に遊んでみると、ゲームバランスは崩壊というレベルじゃないぐらいにグシャグシャになるが、それはどうでもいいことなのである。そもそもゲームバランスなどというものは整っていれば整っているほど面白くなる“可能性”が高くなるというだけの代物であり、真に面白いゲーム(Mod)をバランスなどど言う尺度で図ろうとすること事態が愚かなのだ。目覚めよ。

一方のゲームをクリアしての感想はというと、MAP18以外の道順と仕掛けをほとんど覚えていたため、これといって凝った感想は無い。無いが、なんというか…この自分でも呆れるぐらいの無駄な記憶力をもう少し別の場所で活かしたいなと、プレイしながらぼんやりと切実に心底思った。

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◆撫でるだけで敵が倒れていく

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◆体力6倍のマスターマインドを1秒かからずに溶かす図

Duke Nukem 64 Mod – 難易度Come Get Some(20)

Duke Nukem 3DをNintendo 64に移植したDuke Nukem 64(Episode3まで)を再度PCに移植したDuke Nukem 64 Modを難易度Come Get Someでクリア。当初はDOOM64のようにコンソールに合わせたオリジナルMap又はPC版よりも難易度を減らした調整がされていると思ったのだが、私が見たところMapの形はほとんどPC版と同じであるのに、何故かProtector Drone(Episode4=Atomic Editionからの登場)が追加されているので、かなり難易度が高くなっている。本Modが九割方N64版と同じであるなら、N64のコントローラーで遊ぶにはやや厳しい印象である。

武器の方はRPGがGrenade Launcher(旧Shadow Warriorそっくり)に変更され、放物線を描くように発射されるようになり、使い勝手が悪くなったような気がする。気がするというのは慣れのせいかもしれないからだ。先のRPGは無くなったわけではなくMissile Launcherという名前でDevastatorの枠に収まり、破壊力が大きくなった。他にピストルとショットガンに強化弾が追加されていて、ピストルの方は単純に強いというだけのものになっているのだが、ショットガンの方は爆発型の弾薬に変わっており、FPS史上に残りそうなほど自爆ダメージの範囲が広く、非常に使いにくかった。非常に使いにくかった。死因の第一位がこれ。ビジュアルがショットガンなので、ついつい身体がショットガンのベストポジション(近距離)を維持してしまうのも厄介な理由である。個人的には撃つ前にセーブ必須だった。

  • ピストルとショットガンの効果音が低くなっており、撃ってる感じが強くなった
  • 空調などの入り込む場所が潰されて(修正されて)通れなくなってるのが残念
  • 次のEpisodeに進んでも武器が持ち越せる。爆発物の弾薬に余裕ができるが自爆が怖い
  • 久しぶりに遊んだが、Episode2が特に「地球のために戦っている」感があって良かった

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◆Chaingun CannonはSub Machine Gunsへと変更されたが、使い勝手が変わらないので関心は薄い

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◆性的表現のレベルダウン…性的表現のレベルダウン…

Duke Nukem Forever 2013 – どうしてああなった(19)

Duke Nukem Forever 2013はDuke Nukem Forever(以下DNF)をDuke Nukem 3D上で再現したModだ。ただし、内容は2011年に発売されたDNFを再現したものではなく、「1998-2006にかけて映像で公開されていた開発中のDNF」を再現したものとなっている。つまりは面白そうなTrailerを見ながら10年以上もの長い間待っていたのにもかかわらず、実際に遊べるようになったものがトンデモナイ代物だったために生まれたModと言えるかもしれない。ゲームプレイの方はと言うと、Duke Nukem 3Dが土台になっていることもあり、かなり安定していて楽しめる出来。道筋はやや分かりにくいものの、二三時間ほどのボリュームでこぢんまりとまとまっていて手に取りやすいので、興味があれば触ってみるといいだろう。

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◆新敵としてDNF仕様の飛びかかってくる猪豚が出現する

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◆他には2001年のTrailerでチラッと映っていたターミネーターのような敵ロボットが登場。プレイヤー側の新しい要素はChaingun Cannonと入れ替わる形で、気持ち攻撃力の高いアサルトライフルが使えるくらいか

Psychophobia – 力の入ったごちゃ混ぜMod(34)

Psychophobiaは古典的なFPSをごちゃ混ぜにした感じのお祭り系のModだ。そのうえ武器、モンスター、HUD、Texture、Music、Soundなどが新しく追加されているため、Vanilla DOOMとはかなり違った仕上がりになっている。ゲームの見た目が大きく変わる3D描画とHigh Resolution Textureの組み合わせオプションも、たとえ快適に動かなくとも一度は見る価値があるように思う。また、実際にプレイするだけならばDOOMの経験だけで十分だが、楽しむためにはBlood: One Unit Whole BloodとQuake2も触れておいたほうが良いだろう。可能ならばHereticとHexenとQuakeあたりもプレイして欲しいところだが、このModの為に今からプレイしようなんていう物好きはいないだろうなぁ。

3面あたりから適応できたが、見た目よりも少々とっつきにくいゲームのように感じた。DOOMとQuake 2が混じったようなゲーム感覚のせいだろうか。うまく分析できない。あまり多くの人に伝わらないかもしれないが、MAP構造が似ているせいかDoom Total ConversionのHacxにも近いように思えた。ただ、武器が充実してくる頃にはプレイヤー側の火力の高さや「何時でも投げられるグレネード」の便利さにも気が付き、うまく敵を対処できるようになるので、楽しくゲームを進められるようになる。面白いか面白く無いかは大きく別れると思うが、力の入ったModであることは間違いないので、興味があるなら2面をクリアするあたりまで触ってみて欲しい。

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◆火炎瓶で地面に火を放てる。向かってくる敵に対して、足止めと継続ダメージを与えられるので、強力な相手に対しても非常に優位なゲームを展開できる

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◆少し見えにくいかも知れないが、Tank Boss(Quake2)にRailgun(Quake2)を撃ちこんでいる

以下ネタバレありのスクリーンショット集

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