Back in Business – 疑似じゃない3Dでやった方が(24)

全4MAP(+ブリーフィング)で構成されるDuke Nukem 3D modの『Back in Business』に触れてみた。本来は三つの鍵を集めて進む単純なシューターであるDuke Nukem 3Dから、いくつかmap内でやるべきことが増やされており、かなり革新的なmodとなっている。

単純で直接的な「シャワーを浴びろ」といったものなら負担にもならないが、「二つの化け物をデミュテートしろ」といったざっくりとした指示のもと、新登場の改造スプライト(画像)相手に格闘するのはバニラの解法から遠く、なかなかに骨が折れる。ルート探しも過去の経験が通じない特異なものばかりで難易度が高いように感じた。風変りなDN3Dのmodを求めているユーザーにしかお勧めできない。

RAGE 2 – 加点評価

オープンワールドに良質な戦闘を求めているのなら本作は良い選択だ。逆に戦闘を重視しないのであれば見送った方が良い。ここだけが注目点なのである。その戦闘だがid監修とのことで、かなりうまくいっている。緊張感を感じさせた前作のRageよりもスポーティなDoom(2016)に近いチューニングになっているのは気になるところだが、狭いダンジョン間をつなぐ疑似オープンワールドではなく本当のオープンワールドにはこちらの方が適しているだろうから妥当なところか。

スキルツリーも足し算形式で良かったと思う。わざと貧弱に調整された(=マイナスからのスタート)わけではなく、それなりの戦闘能力を持った主人公がだんだんと武器や特殊能力を増やしていき、どんどん強くなっていく作りは、何がゲームを楽しくさせるのかをしっかりと分かっているデザイナーの仕事だ。これほどまともなシューターであれば、やれクライアントが不安定だとか、やれストーリーやサブミッションが薄味だとか、やれファストトラベルが不便だとか、前作と繋がりがほとんど無いだとか、細かい問題点は些細なものだ。なにせ『戦闘』という骨格がしっかりと作られているのだから(idっ子の妄言)。


◆特殊能力を上手に使いながら敵の顔面にショットガンを当て続けた10時間は最高にHOTだった


◆オープンワールドの醍醐味は道なき道を突っ走る大胆なショートカット

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Brothers in Arms: Hell’s Highway – 二週目(3)

先日見た映画『遠すぎた橋』が素晴らしい出来だったので、元ネタのマーケット・ガーデン作戦を題材としたゲームを遊びたくなった。このところSWATシリーズやGhost Reconなどをクリアし、タクティカルシューターの腕前が上がった実感があるので、難易度を上げてみようと思ったのだが、セーブデータが消えておりAuthentic(3/3)が選べず。仕方なくVeteran難易度(2/3)でプレイ。

本作の主人公は武器を構えた後にもう一段階ズーム操作を行うと驚異的に命中率を高められるが、構えたままの状態であれば初代Brothers in Arms: Road to Hill 30と同じような低い命中精度となる。このように自らを縛る形で射撃能力を抑えておくと、プレイヤーの活躍だけでは要所が突破できなくなるので、しっかりと小隊指示を行う必要がでてくる。多少気を使うがBIA:RtH30のプレイ感覚と近くでき、なかなか楽しめる。


◆味方に制圧射撃を命じ、敵が固まっているところをプレイヤーが別角度から叩く黄金連携


◆敵の隠れた遮蔽物ごとバズーカで破壊するのはBiAの根幹を揺るがす超カジュアル調整だが、使える状況が多いのが問題なだけで、たまにある分には悪くないように思う

WRATH: Aeon of Ruin – EA_1.4.2

乱立し始めたオールドスクール型FPSの中からQuake(1996)やUnreal(1998)に近いという情報に基づいて購入。確かにプレイ感覚やMapの構造は先の二つを混ぜたような感じで、安心安定感がある。個人的な熱中度合いはDusk以上Ion Fury未満といった感じだ。アーリーアクセスなのでまだ分からないが、初回のプレイは引き気味に戦うことも多いだろうから、戦闘は単調かもしれない。変わって、ある程度敵の配置が分かったリプレイ時には、特殊移動兼近接武器のRuination Bladeを活用することで、有利な位置を取れたり、上手に敵を無視出来るだろうから、リプレイする前提なら似た作品群の中から選ぶのも悪くない。

The Witcher 3: Wild Hunt – レベル10まで(1)

  • 物語…★★★★
  • 選択肢を選ぶ…★★★★★★
  • 移動…★
  • 戦闘…★★
  • アイテム集め…★
  • 時間対効果…★★

良質なRPGを触れておこうと思いプレイ。過去作の1と2には触れていない。難易度はストーリー。前知識なしで遊び始めたが、物語及び会話が良い感じだ。面白い。ロールプレイと言えるのかは分からないが、半分ゲラルトとして振り舞いながら、もう半分は私自身が素直な気持ちでキャラクターの話を聞いたり、答えたりするのがなんとも心地よい。心地よく感じるのはシステム側からのプレイヤーコントロールや会話の破綻が少ないからだろう。しかし、楽しく感じるのはその部分のみで、移動や戦闘は退屈だ。お使いをこなすためのお使いをこなすためのお使いが始まると、もう集中力が切れ時計の方に目が向いてしまう。


◆会話が本当によく出来ている。元々の作りこみか、ローカライズの力か、選んだ選択肢に対して返ってくる言葉がかなり自然だ。こう答えれば、こう返ってくるだろうなという憶測がちょうどよく嵌り、ゲーム世界への没入感を高めている


◆武具・アイテム集めが面倒なので火炎魔法を強くしてみた。範囲拡大や炎上効果が付き使い勝手が良い。燃やしてから切る戦術。今のところ困る場面はないが、どうも魔法一辺倒のスキル振りは賢くないような気がしてきたので、近接を上げるか考え中