2010年にCacowardsに選出されたホラー系PWADのUnlovedをクリアまで。雰囲気や戦闘難易度もよく出来ており、遊びやすい。HereticやHexen、新規の敵など多彩な敵が登場し、かつ、それらの投入タイミングも上手で、ほどよい緊張感が持続するようになっている。やや進行ルートが分かりにくい点(Hub構造)もあるが、不満はそれくらいもので結構お勧めできる。
「DOOM II」カテゴリーアーカイブ
Eviternity – 安定感はあるかも(58)
Cacowards2019入賞かつBethesda.netでも紹介されているMegawad。高画質テクスチャを使った美しいマップと整ったゲームバランスが特徴。完全新規のテクスチャパックのおかげで、どこを見ても普段と違うDOOMとなっているため、景色を見まわす度に新鮮な気分を味わえる。全体的に上品な作りのため悪食プレイヤーはMAP21以降、戦闘面に物足りなさを感じるかもしれない。
- MAP05…タイトル画面にも映っているNightmare demon初登場
- MAP10…作りが凝ってて良かった
- MAP11…面倒なAstral cacodemon初登場
- MAP14…濃い。同士討ちを狙ってくれと言わんばかりの設計
- MAP18…ほどよく面倒な作りで好き
- MAP19…BGMは良いが巨大なだけで苦痛。面白くない。三つに分割しろ
- MAP26…Master LevelsのBlack Towerを思い出した。大がかりな仕掛けで好き
- MAP30…ほどよく強いボス
ClusterBloom – ロメロの運命や如何に(57)
コロナウイルスを患ったJohn Romeroの体内に入り込み、そこに巣くうウイルスをやっつけ彼を巣くって…もとい、救ってあげようというジョークWAD。クレイジーなアイデアが盛り込まれているため、真面目な顔をして遊んではいけない。弾薬の自動回復とメディキットの入手のしやすさから、難易度は高くないと思われる。
SHRINE – ほどよく大味(56)
SHRINEはクトゥルフ神話の世界をイメージした(?)DOOM2のTotal Conversion。特徴的なグラフィックに惹かれたので触ってみた。やや武器の癖は強いが、見た目ほどバニラDOOMとはかけ離れていないため、操作していくうちに自然と慣れていくはずだ。不気味な敵とBGMの中、少し意識レベルを下げて、夢見心地であるとか、たゆたう感じで目の前の敵を倒し続けるのが良い遊び方だと思う。全16個の各mapもコンパクトに設計されており、さっくりと遊ぶには丁度いい。後半に出てくる武器が強すぎる感じもしたが、最新版の1.3だとそれに合わせるようにバランス調整がされているようである(私がプレイしたのはVer1.2)。
Counter-Strike Doom: Martian Offensive – GOライク(55)
Counter-Strike Doom: Martian Offensiveは名前からなんとなく予想できると思うが、Counter-Strike: Global Offensiveの武器やスキンをDOOM2に移植したWADだ。シングルとマルチのどちらが重視されているのかは不明だが、とりあえずキャンペーンを難易度Normalで軽く一周遊んでみた。出来はまぁまぁといったものなので、あまり期待せず、適当に武器を撃って気持ちよくなるように割り切ってしまうのが良いだろう(違うゲームシステムを混ぜて面白いゲームを作ることは困難だ)。
(Counter-Strike: Condition Zeroの記事で書いた内容と似通ってしまうが)Counter-Strikeというゲームは1.6であれSourceであれ、銃の撃ち心地がとても優れている。作りこまれたモーションと子気味の射撃音だけでも楽しく感じるというのに、ストッピングという慣れの必要なテクニックを習得することで、より思い通りに銃を制御できるのがゲーマー心をくすぐるのである。しかし、Counter-Strikeプレイヤーのやりこみが凄まじい。マルチプレイで気持ちよく銃を撃とうにも先に熟練者に頭を撃ち抜かれては何もできずに時間が過ぎていく一方で上達への時間がかかりすぎるのだ。よってバッティングセンターで球を打つかの如くDM鯖、BOT撃ち、Condition Zero、そしてさらなる選択肢としてCounter-Strike Doom: Martian Offensive(その他のトレースModでも可)を使い、好き勝手に撃って楽しむのも悪くない。