Freedoom: Phase 2 – Real Guns Hardcoreプラス(24)

DOOMと類似したMAP構成がとても偽物臭く、オリジナルDOOMとどう変わっているのかを見て回るのが楽しいので、Freedoom: Phase 1に続き、Phase 2(DOOM2に類似)もやってみることにした。ただ、Phase 1をプレイした経験からダブルバレルショットガンを撃ちまくるだけの単調な展開が予想できたので、武器とバランスを変更するReal Guns Hardcoreも入れてみた。前回Real Guns Hardcoreで遊んだ時はゲームを高難易度化させることを知らずに苦労したので、今回はしっかりと攻略するため、Stopping Power(弾丸の威力強化)、One Man Army(弾薬所持数、武器所持数の増加)、Commando(近接攻撃の強化)と遊び要素のないParkを選択。難易度は前回と同様のMediumに設定。

ざっと一周してみたところ、DOOM2よりもやや広いくらいの凡MAPに沢山の敵が出てくるだけといった印象。時たまオリジナルDOOM2によく似た場所を見つけると嬉しい気分になるが、逆に言うとそれだけだった。

  • MAP18辺りからヒネリのないストレートなMAP設計に切り替わっていく
  • 水中に潜れる要素は斬新だが、視界が狭まるばかりでプレイに支障あり
  • 登れる壁も見たことがない要素だった。面白さには結びついていなかったが

一方のReal Guns Hardcoreを入れた影響とはいうと、強力な敵がうんざりするほど容赦なく襲ってくるので、骨があって楽しめるというよりは疲労感が先にくる感じだ。改善したPark選択は上手くいったものの、圧倒的な敵の襲撃を前に、元々設計されているであろうCall of Dutyの高難易度のような『自動体力回復を前提とした撃ち合い』が前面に出てきてしまい、DOOMを遊んでいる感覚が吹き飛び、あまり楽しめなかった。

  • AK47は威力と燃費が優秀なので、ずっと持っておきたい
  • AA12は大型の敵をねじ伏せるのに役立つので、持っていると安心
  • 前述した二つの強力な銃を持って『突撃』しなければならない状況が多すぎる
  • Stopping Powerが強力で必須Parkのように感じた。(高難易度では違うかも)
  • MAP27の戦闘がキツかった。中型や大型や透明の敵が多く、400匹近く出現する

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◆頻繁に起こる『足を止めてのガチンコ撃ち合い』はゲーム性皆無

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◆大型化の弊害によるスタック

Tomb Raider: Anniversary – 私はたぶん300人目だと思うから

先日「見るからに力づくで物事を解決しそうなキャラクター」が主人公のDarksidersというアクションゲームを触ってみたのだが、さぞかし派手に暴れられると思いきや、実は戦闘以上に進むべき道を探すパズルに重点が置かれていたので、戦闘の爽快感が打ち消されて、どうにも好きになれなかった。そこで、似たようなパズル要素を持ち、途中まで進めていたTomb Raider: Anniversaryを思い出し、最後までやってみたというわけだ。

本作をクリアする上で、かなりの数のWalkthroughを見てしまったので偉そうなことは言えないが、単純に遊んでよかったと思える出来だった。遺跡冒険の名作である初代のリメイクということで、各所の静かな雰囲気がとても心地よく、軽快にキビキビと動くララ・クロフトは最も成功したゲームヒロインの名に相応しい格好良さであった。気持ち程度にもう少しララを動かしてみたいのだが、やはりTomb Raiderというゲームを心から楽しむには自力クリアが不可欠だろうと思うので、難易度が低いと噂のTomb Raider: Legendを検討中。

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たくさんララを殺してごめんなさい

ララ・クロフトの屍と遊ぶ予定のゲーム達

現在Tomb Raider: Anniversaryをプレイしていて、終盤のグレートピラミッドに辿り着いたところなのだが、ヌルいアクションアドヴェンチャーから一転、突如として別ゲーのような難しいアクション操作を要求され、かなり参っている。まさかSuper Meat Boyクラスのシビアな操作とリトライ地獄を味わうとは夢にも思わなかった。

  • Freedoom: Phase 2 + Real Guns Hardcore [Medium]
  • BrutalPSXDoom[Master Levels / Full Ultra Violence]
  • Quake[Hard]
  • Quake2[Hard]
  • Quake4[Hard]
  • Marathon 2
  • Hexen: Deathkings of the Dark Citadel
  • Crysis[Realistic]
  • Crysis 3
  • Rune Classic
  • Costume Quest: Grubbins on Ice
  • Defender’s Quest

脳筋FPSばっかりでDOOMすいません

Freedoom: Phase 1 – シングル目的なら待つべき(23)

Freedoomは製品版DOOMと互換性を持った無料のゲームだ(IWAD)。これが何を意味しているかというと、星の数ほどあるDOOMのPWAD(他のゲームで言うMOD)をお金をかけずに遊ぶことができるのである。ただ、わざとなのだろうが、使われているテクスチャやBGMが一定の質を満たしていない上に、モンスター達がどうにもうさんくさいグラフィックへと差し替わっているので、DOOMのパチモンという印象を強く受ける。個人的には、このFreedoomを使用してPWADを遊んでも気分が出ないので、DOOMを持っていないけどPWADをやってみたいという人でも素直にSteamでオリジナルのDOOMを購入することをオススメする。WADについてもっと知りたい方はDoom Wikiへ

今回はFreedoomのPhase 1(The Ultimate Doom)Ver0.8を難易度Extreme Carnage(Ultra-Violence相当)でクリア。現在のVer0.8でもPWADに利用するならば問題ないはずだが、いざシングルで遊ぶとなると、その部分はまだまだ作りかけと言った感じで、Episode2と3の多くがプレイ不可能だ。Episode1と4の方もそれなりに遊べる状態にはなっているものの、やはり未完成であり、ところどころMAPが欠落していて気持ち悪い。全32MAPが遊べるようになるであろうVer1.0まで待つのが良いだろう。さてこのFreedoomのシングルだが、とてつもないほど安っぽい。柔らかいモンスターばかりがグループで頻繁に出現するので、ショットガンとチェーンガンで片っ端から蹴散らしていくというB級C級のシューターなのだ。ドラム缶も不自然なくらいに多く設置されているので、何も考えずドッカンドッカン爆発させてモンスターを吹き飛ばす展開ばかりが続く。真っ当な期待などせずに、安っぽいゲームだとを割り切って遊ぶのならば、わりと楽しめる出来ではあるのだが。

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◆とても格好悪いモンスター達

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◆難易度を上げているとはいえ、モンスター数580は流石にやり過ぎ

Guns n Zombies – 10時間で20000匹倒せる

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ハロウィンセール中のSteamストアを見ていたらカボチャ頭の巨人が目に突き刺さってきたので、気になって購入してみた。10時間ほどプレイして、ウォリアーとメカニックの両方で難易度Normalをクリア。大雑把に説明すると本作は、トップダウンシューティングとタワーディフェンスと買い物によるキャラクター強化の三つの要素から成り立っている。シューティング部分は画面内に大量に押し寄せてくるゾンビをマウスボタンを押しっぱなしで迎え撃つようなトリガーハッピー系。最初は爽快で、中盤には飽きがきて、後半には気の抜けないものとなってくるので、そこそこうまく出来ていると思う。タワーディフェンス要素は、強力なタレットを適当に置くだけで良く、頭を使う必要がない。むしろタレット設置よりも大事なのは、設置するための資源を回収する方で、ゾンビの大群からゾンビの落とす資源を拾い集めるには、まとめて倒したり、ゾンビ達をうまくすり抜ける移動が必要となる。

買い物要素は重要かつ問題だ。とにかく売られているアイテムの価格が高く、手に入るお金(クリスタル)の量が少ないため、無駄な買い物をしてしまうと一気にゲームの進行が辛くなってくる。一応、クリアしたステージをやり直すことで、お金を稼ぎだすことも可能だが、その報酬があまりにも低い。しかもミッションを途中で失敗すると、その間に稼いだ報酬は無くなってしまうので、下手をすると「安全なステージを安い報酬で繰り返しプレイし金を稼ぐ」という苦行にハマってしまう。また、遊ぶ度にアイテムの配置がランダムになるということでリプレイ性を上げているというシステムだが、こちらの戦力がカツカツな時は難易度上昇という方向に働き金稼ぎの邪魔になり、戦力が揃う頃にはランダム配置の『浅さ』に慣れてしまい、有ってもなくても無くてもよいといった程度になるので、うまく働いているようには思えない。

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◆自キャラとDroneとタレットでの集中砲火がこのゲームの基本形だ

単調なゲームなのに、何かとプレイヤーにリプレイを求めてくる本作はかなり人を選ぶ。リプレイの際には、難易度を上げたり、大金を得られるようにサブ目的を達成させたり、Achievement解除による報酬を狙うことで、ある程度は遊べるように工夫できるが、基本的に作りが雑なゲームなので、結局は何をしても作業感を感じてしまうだろう。また、後半には素早すぎて攻撃を当てるのが困難な敵や、ほぼ避けられない誘導弾を連発されることから、アクションよりもキャラ育成に比重が傾いているの分かる。よって、レベリングが苦にならず、自キャラクターを強くするのが好きというゲーマーならば、強力なアイテムを揃え、より効率良くゾンビを倒せるようになるので、そこそこ楽しめるのではないかと思う。現在Co-opモードがテスト状態かつ上手く機能していないようなので、これが正常に動作するようになれば、フレンドとゲームの微妙さを笑いながらゾンビを撃ちまくって盛り上がれるかもしれない。

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Trailerに映っているような強力な武器はゲームクリア付近で手に入るものばかりなので、実際は戦闘はもっと地味である