Gore: Special Edition – 射撃感とスピード感とゴア表現の三拍子

Gore: Ultimate Soldier(2002)のシングルキャンペーンにフルアクセスできるフリーのGore: Special Edition(2007)をクリア。名前通りの強いゴア表現と初代Quakeのような速さが、目の前の敵を倒すだけのシンプルなゲームデザインに合っていて、中々に爽快で楽しめた。気に入っているのはスピード感がありながらもヘッドショットが重視されてるところだ。適当に撃つよりも頭を狙った方が明らかにダメージ効率が良く、狙いを付けるする見返りを感じやすい。特にハンドガンは射撃感と発砲音がよくできていて、敵の頭に連発で撃ち込むとサクサク沈められるのが、実に爽快である。

軽い攻略

  • しっかりと歩いてクリアリング
  • 回復剤や弾薬を丁寧に探す
  • ヘッドショットを狙う

プレイヤーの移動速度が速いからといってスポーツ系のノリで戦うと痛い目にあう。全編を通して大きなダメージを受けるのはクリアリングミスからだ。その為、敵が出てきそうだなと思ったら「歩いて」丁寧にクリアリングする必要がある。逆に言うと、不意打ちさえ貰わなければアーマーが削れる程度のダメージで戦闘が済むのだ。また、HPや弾薬は常に確認しておきたい。足りないと感じたらMAPを探してみよう。結構な数を見つけられるはずだ。そして、できるだけ敵の頭を狙っていこう。ヘッドショットを成功させると弾薬に余裕がでてくるので、どんどん状況が良くなっていくし、当然ゲームプレイも面白くなる。

コレはちょっとなぁ

  • ステージ開始時にセーブされないので、毎回手動セーブをしないといけない
  • スポーツ系なのにやってることはリアル系、でもAutorunが切れない
  • 珍しいスタミナシステムが導入されているが、シングルではほぼ機能していない
  • Win7ではセーブとロードがうまくいかなかった。XP環境は終始安定

味方を護衛するミッションは、AIが馬鹿すぎてプレイヤーへの嫌がらせになっている。わざわざ前線に飛び出して敵に殺されにいくのはまったく笑えない。別の階に置いてきぼりにしてからプレイヤー1人で掃除して打開。


短所が多いのも確かだが、射撃感とスピード感とゴア表現の三つが飛び抜けてよく出来ているのでトータルで見ると大きくプラス。こういうゲームは大好きだ。

Gore 2013-11-14 17-42-16-68_R2
◆ゴア表現を一番楽しめる武器はショットガン。セカンダリでシールドを張ることが可能なので、安全に接近した後にプライマリのショットを撃つのが良い

Gore 2013-11-15 15-56-54-68_R2
◆チェーンソー骸骨

Electronic Super Joy – 奇抜な見た目の良作アクション

Steam Trading Cardsを取得するために起動したのだが、どぎついピンクの背景とセクシーなシステムボイスに興味を惹かれたので軽く遊んでみた。簡単な感想としては、奇抜な外見とは裏腹にアクションゲームとしては非常に整っていて、尚且つ遊びがいのある難易度だったので、とても楽しめた。Xbox360のパッドを使用して三時間ほどでクリア。いくつか難しい箇所があるものの、チェックポイントが親切なので再挑戦しやすい。大きな特徴としては強制スクロールが多い点だ。これはプレイヤーを焦らせるのが目的というよりは、トラップの一つと考えて良いだろう。まさに画面端が殺しに来るという感じでかなりスリリング。

ElectronicSuperJoy 2013-11-11 23-41-06-59_R
◆ストレートな感想を言えば「目に悪い」

ElectronicSuperJoy 2013-11-12 20-23-31-91_R
◆「ちょいムズ」が最初から最後まで続くのが素晴らしい

eXceed – Gun Bullet Children / 懺悔の…時間だぜ…(1)

Real Arcade Pro 2(セイミツレバーに換装)をJoyToKeyで変換して遊んでみた。

  1. プラクティスで感じをつかむ(Normal)
  2. 加賀谷千夏でストーリーモード(Easy)
  3. 邦泉雅でストーリーモード(Normal)

1.プラクティスで感じをつかむ(Normal)

「萌えキャラの弾幕STG」以外の情報を知らなかったので、どのぐらい難しいのかプラクティスで試してみる。難易度はNormalで始めてみたが、ヒーヒー言いながらボスまで辿り着くも、濃い弾幕に追い返される。どうやら簡単には勝たせてくれないゲームようだ。

2.加賀谷千夏でストーリーモード(Easy)

eXceed 2013-11-10 22-43-41-1698

難易度をEasyに落としてオートボムをONにするだけでかなり楽になった。結果だけを言うならばコンテニュー二回でクリア。詰めていけばコンテニュー一回か無しまで持っていけそうな感じがしたので、思っていたよりもSTGというものを面白く感じた。ゲームプレイには関係ないが、お気に入りの加賀谷千夏は重度の厨二病で、これでもかというぐらいナナメな台詞を喋ってくれるので物語の盛り上げに一役買っている。しかし聞いているこちらが恥ずかしくなってしまうので、顔が真っ赤にしながらプレイするハメとなる。

3.邦泉雅でストーリーモード(Normal)

eXceed 2013-11-11 19-20-38-3996

難易度をNormalにして挑戦。加賀谷千夏は広範囲に弾を撒くタイプだったのに対して、邦泉雅は一点集中のパワータイプだ。雑魚敵は処理しにくいものの、ボスを相手にする時は、高い攻撃力でゴリゴリと押していけるので強力だ。結果はコンテニュー三回目の復活無敵時間中にクリアということで、もう少し丁寧に遊べば良かったと思う。

とにかくマニュアルが無くて困ったので、へたれシューターのHomePageのシステム解説及び攻略情報に助けてもらった。ゲームはオートボムと無限コンテニューに頼りっきりで自力でクリアしたような気がしないけれども、意外と面白く遊べたので、さらさらっと他のSTGタイトルも遊んでいきたいように思う。先日読んだ書籍に東方シリーズは弾幕攻撃に名前をつけて親しみを持ってもらうことで成功した」と書かれていたが、実際に遊んでみると、その試みは東方シリーズではないにしろうまくいってるように思う。

eXceed 2013-11-11 19-32-50-32_R

Final DOOM – TNT: Evilution / Hurt me plenty(10)

TNT: Evilutionを難易度Hurt me plenty(Normal相当)でクリアした。Final DOOMはTNT: EvilutionとThe Plutonia Experimentの二つのMegawadが収録されているアドオンで、今回プレイしたのは簡単な方だという話だ。実際、難しい所はなかった。全体的に迷路のような構造ばかりになっているが、さほど複雑ではないので、気合と根性があれば進められるだろう。また、単純な迷路ではなく、アトラクションの巨大迷路のような狭い場所も多いので、とっさに火力の出せるコンバットショットガンを持つのが安全だ。というか、あまり戦闘バランスが練られていないようで、コンバットショットガンの使用を推奨されすぎていて、それ以外の武器を使う必要性が少なく、武器の切り替えの無い単調なゲーム展開が続く。

gzdoom 2013-11-05 22-25-26-55_R

実のところTNT: Evilutionはあまり面白くないと思う。ここが悪いあそこが良いと言えるほど感性が鋭くないのでうまくは書けないのだが、とにかくDOOM特有の興奮が無かったのは確かだ。これはUltra-Violenceにすれば改善される類のものではないと思う。次に遊ぶThe Plutonia Experimentに期待することにしよう。

gzdoom 2013-11-08 21-49-23-34_R
◆Cacodemonと戦った記憶がほとんど無く、マスコット不在の印象

RIP 3: The Last Hero – 縮小してくれれば佳作(3)

過去作のRIPは無駄な要素をそぎ落とした純粋なアクションシューティングとして優れていただけでなく、軽く頭を使うように作ってあるのが素晴らしかったのだが、今作は冗長で密度がスカスカな平凡なゲームになってしまった。

rip3 2013-11-05 17-33-32-28_R
◆グラフィックは向上し、リッチな感じになった

初代RIPとRIP2はワンステージが60秒以内と短く、しっかりと作りこんであろうがなかろうがプレイヤーにはわからないまま次に進むのが良かったのだが(本当はよくないけど)、RIP 3はワンステージ120秒のうち中盤の60秒がダラダラと敵が湧いてくるだけの事故らない射撃作業になっていて、かなりの退屈を感じる。ステージ開始と最後の30秒はソコソコ。「60秒の作業」と書くと短く感じるかもしれないが、全100ステージの殆どが同じ構成となっていて、実質半分の50ステージ分が緊張感のない作業という計算になるので、RIPシリーズの良さを完全に消しているように思う。

rip3 2013-11-05 21-08-14-88_R

RIP 2は火力を最優先で上げないと詰んだので、同じように火力を真っ先に上げた、その結果、苦戦はほぼ無し。前作とは違い、取得できるスキルがツリー方式になったので、火力不足で詰まないように改善された。本来は喜ぶべきところだが、その代償としてあまりに自由度が無くなったので、レベルアップした時の楽しみは大きく減った。またEXPの溜まる速度は遅くなっており、周回プレイ前提のためか一週目で全部のスキルは取得できない。ファック。

rip3 2013-11-04 22-21-37-74_R

頭をつかう要素よりもアクションゲームとして進化させたのは理解できるが、ワンステージが長すぎて敵を倒す爽快感よりもくどさがでてしまっている。ステージ数が100に増えているのだから、一つ一つをもう少し短くすべきだ。使用キャラクターを増やしたり、周回プレイを前提にしたりと、アイデアが無いのにコンテンツを水増ししたような感じを受ける。最初から最後まで楽しくなかった。