SWAT 4 – 完成度は上がった

基本的には良いゲームだ。ジリジリと緊張を感じる、不気味さと生活感の混じった全13の濃いステージ群。一瞬で犯人に撃ち殺されてゲームオーバーになっても、「今のは〇〇してなかったから俺が悪かった」と改善点を考えられる作り。また、一定のランダム要素があるため、考え付いた改善点が次の挑戦で通用しないことも多々あり、このうまくいかなさが実際のSWATの突入作戦のようで、困難な事件にあたっている感覚を持てる。雰囲気よし。

前作SWAT3では犯人との激しすぎる銃撃戦に普通のFPSと変わらないのでは?と疑問に感じたが、本作SWAT4ではむやみに犯人を傷つけると減点され、ミッションのクリア可否に大きくかかわるようになった。前作のノリで気軽に発砲するようだと、Normal以上の難易度はまずクリアできなくなる。犯人とはいえ、むやみに傷つけてはいけないのだろう。よりSWATらしく変更された。ただ、もう少しだけ気軽に犯人の足くらい撃っても良いのではないかと思ってしまうあたり、このゲームへの向いてなさを感じたりもした。


◆催涙ガスを投げ入れてから突撃するのが強い。ブリーフィングで犯人がガスマスク装着していないのが分かればコレだけで良いくらい


◆四ステージ目のA-Bomb Nightclub。遊びは終わりだと言わんばかりに、これ以降急激に難しくなる


◆不要な射撃でミッションのクリア判定が取り消されると、だんだんと殺傷武器を使わなくなり、ゴム弾ショットガンや唐辛子成分をぶつけるペッパーボールガンという怪しい銃を乱射する変人と化していく。通常の殺傷武器でのクリアは相当難しい


◆ドアウェッジを上手に使って犯人の逃走ルートを潰しておくと終盤の事故を減らせる


◆時限爆弾は警告音が大きくなり、設置場所も明るく狭いため解除がしやすくなった。SWAT3の時はまったくの正反対で巨大下水道をマップ無しで歩かされるのが相当な苦痛だった。今作の方がゲーム的で後者の方がリアルに寄っている

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