ナンバリングが3なのに4作目の本作。多分一兆回ぐらいツッこまれている。最も印象的だったのはグラフィック技術だろうか。同時期に覇権を争っていたスーパーファミコンではまず不可能であろう凝った演出やエフェクト、はたまた目の錯覚を利用したかのような奥行きを感じられる視覚的刺激は、94年当時最高峰のものであったろう。
正直それらがゲーム性に結びついているとは言いがたいのだが、SEGAの気合が現在でも容易にうかがい知れる。ゲーム全体としては2に比べ易しくなったというか、お遊びギミックや謎解き成分が増え、アクションアドヴェンチャー色が強くなった。難易度以外完璧に近かった2から一歩完成度は下がったようにも思うが、これは好みの問題かもしれない。難易度が下がった分だけ手に取りやすく、ソニックシリーズをキャラゲーとして楽しむプレイヤーには本作の方が心にかなうのではないだろうか。
◆表現力上昇のおかげか、アニメキャラに近くなってきたソニック
◆シリーズ初登場の赤いハリモグラ。想像していたよりもソニックとの絡み(妨害)が地味だった
◆ワールド10以降からガチのアクションゲームと変わり、遊ぶのが楽しくなってくる
◆Sonic Generationsで先行体験してしまったが、崩れる塔の足場を駆け抜けて対処するというアイデアというかインパクトというか、とにかく凄い。力強さを感じる
◆2010年の時点ではUIが最悪の手抜きだったSEGA Mega Drive and Genesis Classicsも近頃はコンソールでの販売に合わせ、急に雰囲気の良いフロントエンドとして改良された