アーチバイルの居ないFinal DOOMには興味がなかったのだが、ゲーム内容の半分がMaster Levelsと知ったので軽く遊んでみた。クリアした感想としては、強い敵が配置されていないのが気になった。難所にはRevenantとHell Knightがいるばかりで、Baron of HellやMancubus、Pain Elementalを殆ど見かけない。PlayStation版は途中セーブができないので、しょうがないといえばしょうがない調整かもしれないが、先日PC版を遊んだ身からすると、やはり物足りなさを感じる。
Master Levelsを入れたのは正解だったか
Final DOOMのEvilutionとPlutoniaはコンソール機に移植するならば、理不尽すぎるバランスを絶対に見直さなければいけないので、中身が変わっても当然だと受け取れる。しかしMaster Levelsはどうだろうか。本来なら毎回ピストル一丁から開始し、ショットガンはどこじゃー!と血眼になって探しに行く展開が、所持武器がリセットされないせいでヌルいだけになってしまっている。さらに、選び抜かれたMAPは安心して遊べる代わりに、凝ったものではないので、戦闘と謎解きの両方がDOOM2と同等かそれ以下になってしまった。
とてつもなく丸くなったMaster LevelsとFinal DOOMを組み合わせたPlay Station版Final DOOMは、一周遊ぶには悪くないが繰り返して遊ぶにはあまりに面白みがない。