自社のDelta Force(1998)を新しいエンジンで作りなおした作品。旧作はセーブが無い上に死亡=ミッション失敗だったのだが、今作はチェックポイントが付きコンテニューが無限に可能となっている。緊張感はとてつもなく減ったが、ダラダラと遊ぶには悪くないと思う。
M4は相変わらず強く、変則ズームもそのままだ。また、M4以外の銃もアイアンサイト(ズーム)を使えるようになったので、死に武器がなくなっている。これは大いに褒めることができる変更点だ。
見覚えのある建物と風景があり、いくつかのミッションはそのまま移植した形になっていると思う。「思う」というのは、グラフィックが変わりすぎて正直わからないからだ。良くも悪くも前作と変わらないといったところだ。
旧作からの不満点
気になったのは所持弾薬が少なくなっていることだ。旧作は600発持てたのにDelta Force: Xtremeは300発へと減っている。これは途中で弾薬を補充する経路を考える必要性がでてくるということなので、難易度が跳ね上がる。いくつかの難所では敵の数を倒す弾が足りないのでジリ貧になってすぐに死んでしまうだろう。
死んでしまうと弾が補充された状態で生き返ることとなる。コンテニューのペナルティはスコアが減るだけなので、ほとんどリスクがないので、クリアだけが目的ならば敵に殺された方が弾薬管理が楽ということになる。
一応クリアしたのだが、あまりにヌルイので途中からに飽きてしまった。慣れているユーザー向けに、所持弾薬を増やしたり、オプションにリスポン禁止の項目をつけるなどの処置が欲しかった。「ミスったらリスタート」という縛りを自分でやるぐらいならば、旧作を引っ張りだして遊んだ方がマシだ。楽しませてもらったが、ちょっと好きになれない。