思えばPC版スト4から、ろくに練習もせずにネット対戦をしてはイライラしていたのでマズイと感じた。格闘ゲームというのは自分でキャラクターを思い通りに動かせようになってから楽しくなるものなのだ。その過程をすっ飛ばしてペチペチドリャーをやりあっていては、血管がブチ切れるだけである。
格闘ゲームは殺し合いの代用品ではない。拳と拳で分かりあえる人たち…とまではいかないが、本来「俺はこうするけど、お前はどうすんの?ん?対応できんの?」というキャッチボールのはずなのだ。
◆実績を狙いながら、全てのキャラクターでエンディングまでプレイした
ストーリーに関わりの深いキャラはライバルが二人設定されている。終盤にライバルが乱入する際、PPPかKKKを押しっぱなしで切り替え。一見、重要そうな掛け合いをするのだが、中身は空っぽだ。
時系列が怪しいのだが、キャラ同士の掛け合いが追加されている。本田とハカン、さくらといぶきなどは自然に見えるが、T.ホークとフォルテの絡みは寄せ集めの印象を受けた。
英国ジョークなのだろうか。紅茶を飲んだり、手紙を読む時はグローブを外しましょう。ダッドリーとバイソン(Balrog)は期待通りに仲が悪く、掛け合いが楽しかった。
難易度ミディアム以上のCPUは超反応なので対人戦には役に立ちにくいだが、実際に操作することによって各キャラクターへの理解が深まる。特にヤンは小技か中足か飛びを通さないとダメージが取れないが、鬼反応のホークには全て狩られてしまうので絶望しかけた。
用意された実績はよく練られているので、解除を考えながら遊ぶと自然とゲームに慣れることができるだろう。セービングアタックや投げ抜けなどの成功率は格段に上がったと実感できた。もっと早くやっておくべきだった。