Brothers in Arms: Road to Hill 30 – 俺のために死んでくれ(1)

分隊に指示を出しながら戦うという一風変わったWW2のFPS。難易度Normalで遊んだ限り、詰まったところは無かった。というのも、チェックポイントで自動セーブで行われるので無理して進むと”詰みセーブ”が出来上がってしまうので、救済策として何回か死ぬとHPを回復するかどうかを聞かれるのだ。そこでYesと答えればHP満タンの状態で途中スタートできるので、容易にミッションクリアが可能になる。詰まった展開になった場合、仲間を死なせたくないプレイヤーはチャプターをリスタートすれば良いし、早く進みたいというプレイヤーは遠慮せずにHPを回復させれば良いので、このシステムは成功しているように思う。

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基本的には制圧射撃で敵を怖がらせて突撃部隊で抑えこむか、プレイヤーが側面から射撃していけば削っていけば良い。この一連の戦闘方法がゲームの最初から最後まで続くので、人によって好き嫌いが別れるだろう。求められる技能はシューティングではなくストラテジー、もしくはパズルの解法だ。

恐らくBrothers in Arms: Road to Hill 30というゲームは、極力自分の手を汚さないで分隊指示に徹底するのがスマートな遊び方だと思うが、それでは何のために一人称視点でやっているのかわからなくなってしまうので、私は適度に突っ込む方法を取った。

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リアルなのか、そうではないのか

実在の人物や場所、作戦を忠実に再現しているように思うが、ゲームをプレイしていると、仲間が死んだり生き返ったり、操縦者が死んでいる戦車が動いたり、用意された迂回路を使わないと切り抜けられない戦闘などが目につく。要するに史実に基づいて作っているけれど、リアルであることよりもゲーム(遊び道具)であることを優先しているということだ。これは良い判断だと思う、あまりにリアルさを求めると、ただ単に理不尽なだけのゲームになってしまうからだ。


十時間ほどでクリア。曇りっぱなしの天候ばかりだったが、のんびりとWW2の雰囲気を満喫した。MoHやCoDの大げさなドンパチよりも、淡々と任務をこなしていくBiAの方が戦争に参加している気分を味わえ非常に満足した。贅沢を言うならば、M1 Garandは途中リロード出来ないようにして欲しかったくらいだろうか。

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