Estranged: Act I – 映えるParticle(5)

ホラーアドベンチャーの本作を90分ほどでクリア。パズル難度も易しめなので、なんとなく短いModを遊びたいなという時に良いのではないだろうか。素直な作りも好印象だ。

  • Source Engine(2013)特有の透明感あるグラフィックが美しい。特に水、炎、電灯
  • ゾンビは無音で接近してきて厄介だが、体力が低いので釣り合いは取れている
  • 謎解きはHalf-Life経験者にとって、どこかで見たようなものばかりで簡単すぎるかもしれない
  • 箱を壊したり迂回してもアイテムは置かれていないので、雰囲気を味わいながら真っ直ぐに進むのが良いと思う
  • 途中にあるオフィスは白基調に緑や赤が混じっており、Mirror’s Edgeのような配色でとてもクールだ

hl2 2015-07-08 18-34-30-95_Ra

Travail – Quakeの敵キャラって強かったのね(13)

2007年公開のTravailは全15Levelで構成された大規模で難しめのシングルマップ集だ。今回は難易度Normalを選んだものの、その難しさは本編Quake難易度HardのEpisode4と同等かそれ以上であった。そもそもQuakeの敵キャラクターはDOOMに比べて強力に作られているが、idが1996年当時プレイヤーは3D空間に慣れていないという前提でレベルデザインを考えていたからなのか、相変わらずDOOMと似た平面での戦闘がメインになっていることもあり、その敵キャラの凶悪さがまったく性能が発揮されていなかったのだ。

しかし、本Modはこれでもかというぐらい3D描画特有の高さ(y軸)が強調されていて、平面での戦闘が大幅に減らされている。つまり、基本的に頭上から襲ってくる敵と不利な状況で戦わなければいけないのだ。そのため、Ogreは本編同様グレネードを落としまくってくるし、視界の広いEnforcerも好き放題撃ってくるし、固いDeath Knightにもダブルバレルショットガンのクリーンヒットが狙いにくい。また、遮蔽物がない戦闘状況も多くなっており、ダッシュと肉眼での避けが重要な状況下で誘導弾を撃つVoreや必中攻撃を持つShamblerらが何の前触れもなく急に湧いて出てくるあたりもかなり狂気めいていてエキサイティングである。ついでに言うと、1Levelに登場する敵が100匹を超えることも多く、全体的にとても激しい。ただ、登場する敵の数が多い割にダレた気分にならないし、難しい中にも敵をうまく処理していく面白さがしっかりと感じられるので、非常に出来の良いシングルマップ集だと思う。

darkplaces 2015-06-04 18-06-57-65_Ra
◆見えにくいかもしれないが、Episode2に登場するダブルバレルショットガン枠の「Riot-Controller」。ドン・ドンと重い音で二回ショットガンを放つのが特徴で、リコイル制御がしやすく、二発とも当てた場合の威力はダブルバレルショットガンの1.5倍から2倍といったところ。とても頼れる武器となっており、これがあったからかEpisode2が一番楽しめた

darkplaces 2015-06-04 17-43-34-70_Ra
◆蜘蛛型の新敵Archenids。当然のごとく毒を持っているので、触られると毒状態となり画面が真っ赤になる。毒が厄介なので早めにグレネード二発で確殺したいところだが、下手にケチって別の武器を使ってしまうと、いつの間にか囲まれてしまい死亡コース

以下、ネタバレありのスクリーンショット集

続きを読む

Russian Overkill – 数値を弄ってもこうはならんぞ(27)

超強力な武器とアイテムを追加するMod「Russian Overkill」をDOOM2本編にて難易度A struggle for freedom(敵Health6倍のUltra-Violence相当)でクリア。その超強力な武器がどれほど超強力なのかと言うと、初期ピストル(武器スロット2)でさえArch Vileまで余裕で対処できるほどで、その次に強いショットガン(武器スロット3)でも持てば、前述したピストルの5倍の速度で敵を粉砕できるだろう。その上、ヘルスとアーマーの上限が取っ払われているので(HUDを見る限り8か9桁まである)、ゲーム後半にはヘルスが50000、アーマーが30000までに増えてしまうのである。圧倒的な火力と崩れない体力を持てるこのModはまさに”やり過ぎ”と言えるだろう。

では、そんなやり過ぎな本Modが楽しいのかと問われると…実に楽しく愉快で爽快で安らぐのだ。そもそも”ゲームバランスが悪い”ということは、ある特定の突き抜けた要素がゲームの根幹部分を揺るがしている、あるいは破壊している状態を指しているだけであって、その状態が必ずしもつまらないとは言えないのである。むしろ、常識的な範囲でバランスが壊れている(変な言葉だが)ほどつまらないように感じ、プレイヤーの常識や想定をはるか上いくようなぶっ飛んだ作りにまでなってくると、不思議とバカバカしく思え、頭ではなく腹の底から楽しくなってくるのではないだろうか。…と、ここまで言っておいてなんなのだが、このModを楽しめるというのは、良い歳をして蟻を踏みつけて喜んだり、Postal 2 AWPやFallout 3でMini-Nuke Launcherを一般人に撃ちこんでニヤニヤしたり、近年のゲームの武器バランスが整いすぎていることに不満を持っていたり、ジョーク的高難易度WADを攻略したいといった、かなり特殊な人間だけなんじゃないかとも思う。

gzdoom 2015-04-29 21-46-56-40_R

gzdoom 2015-05-04 11-46-01-91_R

Abyss of Pandemonium – 走って撃ってハッピー(12)

本作はQuake(1996)のTotal Conversionとして1998年に発売されたが、現在ではそのRetail版が流通していないようなので、多くの修正とともにフリーで公開されたものをModdbQuake “Epsilon” BuildsなどからDownloadしてDarkPlacesなどのSource portでプレイするのが現実的かつ快適だろう。Total Conversionと言っても新しい武器や敵が増えたり、既存の敵の強化とSkinが変更されているぐらいで、基本的にはQuakeのままであり、公式Mission Packのようなノリで遊べる。難易度は少し高くなっているが、追加された武器をうまく使いこなせるようになれば、それほどそれほど困る状況にはならないはずだ。全10ステージのどれもがシューターの楽しさを邪魔することなくうまく作られているので、かなりオススメ。

darkplaces 2015-04-08 23-01-05-61_Ra
◆強力な力でロケット弾を飛ばす新武器Rocket Powered Impaler。撃った後の反動や放たれた弾が放物線を描くあたりがPainkillerのStake Gunとよく似ている。過去にPeopleCanFlyがQuakeに影響を受けてPainkillerを開発していたと言っていたし、本作による影響はひときわ大きかったのではないだろうか?と勝手な憶測

darkplaces 2015-04-09 22-40-36-22_Ra
Retail版のカバーにも描かれているブサイクなボスBlud。弱そうな見た目とは裏腹に素早い上にとても体力が多いので、撃ち殺し甲斐がある

Progetto Genoma – 倒しても倒してもStrogg(11)

Progetto GenomaはMark Shanによって2000年に公開されたQuake2のシングルプレイMAP集だ。特徴的なのは出現する敵の数で、全12MAP中に合計1100体を超えるものとなっている。これは近年では珍しいというか懐かしいというか、とにかく沢山の敵を出すのが正義だと思っているPainkiller Redemptionのノリに近い。また、出現する敵の数に対して取得できる弾薬数が控えめになっており、効率よく敵を倒さねばならないところも似ているように思う。もう一つの大きな特徴としてHornetTank Bossなどの中ボスが二体同時に出現することもあり、ゲーム全体を通して馬鹿っぽさと面倒くささが入り混じっている。

kmquake2 2015-02-12 17-56-31-85_R
◆ガンナーの5.6体同時出現は当たり前、後ろにグラディエーターが付いていることも

kmquake2 2015-02-12 19-29-10-10_R
◆タンク4体を相手にとてつもなくQuad Damageが欲しくなるものの、結局最後まで発見することができなかった。ということでシークレットとしてどこかに隠されているのではないかと考えられるが、他の補助アイテムも見つけられなかったことを考慮すると、実はアイテムなど存在していなくて全てガチンコで倒せということなのかもしれない。