新年一発目なので、なるべくなら気合の入った文章を書きたかったのだが、遊んだ(選んだ)ゲームが悪かったのか、書きたいことがほとんど無い。面白いゲームを遊んでいる時には脳みそが動かない例の持病だ。実際にプレイしている時も「良いゲームだなぁ・・・」とつぶやいていただけ。その本作を軽く紹介すると、タイトルの通りベトナム戦争が舞台となっていて、現地民(でありながらもアメリカ軍によって訓練された優秀な)ポイントマンであるナットの道案内にしたがってジャングルを少しずつ進んでいくプレイ感覚が非常にユニークであり、ゲーム全体を通して泥沼化していった戦争の雰囲気がうまく作られている。かつ日本語訳も秀逸でありながらも、戦闘も面白いという全てがうまくまとまった奇跡のFPSなのである。未プレイの人にお薦めなのはもちろん、「長いトンネル迷路はもう嫌だお」といった印象が残っている人もリプレイともなれば多少余裕が生まれるはずなので再度当時のアメリカ兵になったつもりで、もう一度やるせない戦争の気分を味わうのも良いのではないだろうか。→Windows7以降用非公式Patch
- 銃声、BGM、音の定位などサウンド関連は素晴らしい出来。EAXにも対応
- 休憩しようとEscを押しメニュー画面に戻ると、テーマ曲の「Pseudo Hendrix」が流れ、なんとも言えない味わい深さを感じる
- レーダー無しの方が面白いのでは?となんとなくオプションから消してみたが…一瞬でマニア向け難易度となってしまった
- 任務を達成後に狼煙を上げ(or無線連絡)回収用のヘリを待つ。そんな戦争ゲームによくあるシチュエーションだが、Vietcongではわざわざヘリが遠くから時間を掛けてやってくるのである。一見無駄な時間を増やしているだけのようだが、これはこだわりの部分だと思う。耳をすますとヘリが近づいてくる音がじわりじわりと聞こえてきて、無事に生き残った感じが強く湧いてくるのだ
◆いいぞベイベー。逃げるやつはベトコンだ!逃げないやつはよく訓練されたベトコンだ!!
ホント戦争は地獄だぜ!フゥハハハーハァー
◆ジャングルの夜は暗い。リアルさを重視しすぎて月明かりを頼りに少しずつ歩いて前進するのがやっとだ。もはやシューター(ゲーム)としての体を成していないが…それが良いの
◆薄汚ねぇブービートラップや野蛮な武器を持って姑息に戦うベトコンと北ベトナム兵に苦戦するアメリカ
◆PCゲーム「Vietcong」=トンネルと言っても過言ではない。リプレイしてみるとなんだかんだで、この面倒な迷路は有ってよかったと冷静に思えるようになった
◆任務達成。迎えのヘリが来ると本当にホッとする。また、ヘリに鮫のペイントが施されていたり仲間が軽口を叩いてくれたりと、どこかしらシリアスになりすぎないのもいい感じだ
うーん、絵面が地味なのかスクリーンショットでは面白さが伝わりそうにないな
日本語版ですか?
そうです。日本語化Modも配布はされていないようですが存在するみたいですね。
日本語版にVietcong Starterを入れたんですか?
いえ、今回はStarter無しのXPでプレイしました。
過去にWindows7で日本語版をStarterを入れて動かした記憶はあるのですが、記事にするにあたっての検証は行っていません。
何か問題があるようでしたら修正したいと思います。
待ってた!
や、ほんと良いゲームですよね。
この緊張感はなんなのかしらって。
客観的にはプレイヤーに不便を強いる作りですが、実際に遊んでみると不満を感じないようになっているのが凄いですね。
一言で言えば雰囲気ゲーということになるのでしょうが、雰囲気ゲーと一言で収めたくないような気持ちになります。
この良さを言語化するのは難しい。
緊張感は馴染みのないベトナムという場所ではガイドなしには前進すらも危ういという不安感からくるものかもしれませんね。
やはり恐怖と心細さというのが大きい気がします。
お久しぶりです。VietcongがWinXP以降でも動くパッチが出てると聞いて
懐かしさのあまり手持ちの英語版をインストールして動かしてみました。
1.Viectongインストール
2.ModDBにあるPatch1.0to1.3、1.3to1.41、1.41to1.6をあてる
3.VCStarter1.7を導入(1.6以前だとフレームレート激落ちする)
4.VCStarterConfigのBlock ^~とLimit FPS~とFix resetting~のチェックをoff、残りはon。
5.Vietcong日本語化MODテストVerを導入
でWindows10で日本語でスムーズに動いて歓喜。1920*1080の高解像度で表示できて凄い綺麗。
私もこのゲーム「良いゲームだなあ」としか言えないんですよね。
ジャングルの鬱蒼感やトンネルや塹壕の窮屈感、全然分からない進路、卑劣なブービートラップ、突然の狙撃。戦場にほっぽりだされて「自分でなんとかしろ」感。
すごいベトナム戦争っぽくて大好きです(´ω`)=3
どうもお久しぶりです。このゲームは根強いファンが多いのか、こうして改善パッチが作られたりCo-op用サーバーが常設されたりするんですよね。とても愛されているように思います。このゲームについて、こう一言で言い切るのは好きではないのですが、抜群によく出来た雰囲気ゲームなんじゃないかと。起動してタイトル画面に移行してすぐになり始めるBGMからすでに「なんかベトナムっぽい」とつかみが凄いです。そこから、言われたようにジャングル、トンネル、農村、戦場と汚く作り込まれたフィールドに投げ出されて、おたおたするプレイヤーと派遣されてきたアメリカ兵とのシンクロ(?)は非常に高く、本当にベトナムに行ってべトコンと戦っているような気分になります。基本的に嘘くさく見えないんですよね。だから「っぽい」というのが最初から最後まで続いてすごく好きです。
日本語版の私の環境ではVCStarterが1.5や1.6で設定が適当でも普通に動いた記憶がありますが、後の人のためになるレスをありがとうございます。
ゲームとしての出来は佳作程度で、プレイしてて「なんだこれ」みたいな部分をあげつらうと沢山あるんですよね。でも雰囲気は本当に良いので「雰囲気ゲーム」と表現したくなるのは分かります。
音楽は本当に良い。音楽もその時代の雰囲気をよく表現してくれています。
Fallout3のトレイラでDear Hearts and Gentle Peopleが流れた時のようです。
確かにシューター的にもステルス場面も暗すぎるMapもワンパターンな探索も「なんだこれ」ばかりなんです。ただそれらの個別の要素はあくまで他の人へ向かって減点評価で説明するものであり、100点満点で採点するための指標にすぎないんですよね。ゲームを気に入っているファンにとっては、ある程度許容や無視できる範囲ですし、もしも人にお薦めするのであれば、「すげぇ良い雰囲気ゲームです」。とプラス要素を前面に出して押し切るのが良いと思い、そのように書きました。
メインテーマと言うのでしょうか。ゲームにうまく合ったものがあると、全体に芯ができた感じで安心します。陳腐な言い方かもしれませんが、良くできたゲームはBGMや音楽もよくできているなと。DeusExあたりも印象的です。
はじめまして。発売当初からベトコンしかやってくて尚且つベトナム戦争時アメリカ軍のミリタリーマニアですが、登場するランタンやリュックサック等の小物の絵や当時の音楽、効果音、ゲームの雰囲気、完璧です。他のベトナム戦争を題材にしたFPSも何度かプレイしたのですが、結局ベトコンに戻る感じです。XP機に拘ってたのですがWindows10での動作情報でこちらに辿り着きました。お礼にマップのダウンロードサイトを置いていきます。
http://www.vietcong-coop.net/
こちらこそ初めまして、印象深いのは地下トンネル内の小物でしょうか。生活感が画面ごしに滲みでており、異様な作りこみを感じました。ミリタリーには疎いので、どれくらい当時に近いのかはわかりませんが、嘘くささがなく、雰囲気づくりがとても上手だったと思います。ベトナム戦争に限らず、すべてのFPSの含めてもベトコンはよくできていて、戻るのも分かります。
URLありがとうございます。実はこのサイト何度か訪れておりまして、初めて見た時にはずっとコミュニティが続いていることに関心した覚えがあります。長く愛されているゲームの一つですね。