両親に精神病院に入院させられてしまった陰気な少女Lylian。彼女はぬいぐるみのBobと力を合わせて怪しげな看護婦やイッちゃってる患者の手から逃れ、無事に病院を脱出できるのだろうか?といった感じ横スクロールアクション。アクションゲームとしてはNES版スパルタンXに近いのだが、あれほどキビキビした動きではなく、かなりふわふわとしており、まるで悪い夢の中を漂っているような操作感触の悪いものとなっている。なのでアクションゲームではあるものの、いわゆる雰囲気ゲーに近く、病み気味少女とか拘束衣とかアリスインナイトメアが好きとかTrailerが気に入ったとか、何かしらの要素に惹かれていないと楽しみづらい。
本作はEpisode Oneというタイトル通り、内容が分割されているせいか二時間ほどのボリュームしかなく、かなりの物足りなさを感じてしまうのだが、続きのLylian: Episode Twoは残念ながら本作発売から4年経ってもまだ出ていないのが現状だ。製作者であるRobert DowlingのBlogでは一応未定ということにはなってはいるのだが、明らかに別の仕事に集中しており、当分続編が出ることはないと思われる。