グラフィックをすべて最高まで上げると少し違和感が出る。ブルームを入れると明るさが変わりが雰囲気がぶち壊れるので、 切ってブライトネスをちょっと上げるといい感じ。Condemnedは意図的に足音が小さく設定されている。私は暗い空間で自分の足音だけがやけに響くという恐怖表現が好きなのだが、自分の足音はもちろん敵の足音は非常に小さくなっていて、ほとんど聞こえないのが残念だ。しかし、この調整がなかったら不意打ちを食らうこと無く、ぬるいだけのゲームバランスになっているので悪い判断ではないと思う。音の定位置自体はしっかりしているので、足音以外の後ろで何かが崩れた、ガラスが割れた!などの効果音には影響はなく恐怖演出には成功している。
基本的には落ちてるモノを掴んで殴りあうゲームとなっている。この手のゲームでは防御を好き好んで使うが、敵のAIが巧みにフェイントを混ぜてくるので、防ぐタイミングを間違えて頻繁に隙を晒してしまう。最初こそDMMMと同じような感じでジリジリ戦っていたが、後ろに走れることに気が付いたら俊敏に攻めることができるようになった。
濡れ衣を着せられたのでそれを晴らしていくというストーリーだが、それを解決するのに観察力やひらめきなどは必要がなく、勝手に進行していくので探偵ごっこをしているようなものとなっている。
射程の長いスタンガンが無限に使えるが、やや強すぎる印象。ただ、敵が銃を持っている時は気楽に使った。また、敵が仲間割れを起こすこともあり、狙って起こせるとちょっぴり楽しい。
すっきりしない終わり方でおしまい。終始単調でプレイの8割ぐらいは退屈気味だった。探偵っぽい物語は映画や小説ではよく見かけるが、プレイヤーとしてゲームで体験してみるというのは、やはりFPSよりもアドベンチャーの方が相性が良い気がする。チャプター9では捜査パートの比重が非常に多く、家中の血痕を調べて追跡するのがユニークで気に入っている。これは完全にアドベンチャーゲームのシステムだ。