Red Faction: Guerrilla – 進むごとに気分が盛り下がった(2)

このゲームの面白さは間違いなく破壊であるのだが、物語が進んでいくにしたがい面倒事が増えて、爽快な場面が減っていき、ストレスが溜まるだけになっていく。プレイし始めて10時間までが最高点であり、それ以降は攻略パターンが決まっていくので作業感が増してくる。しかし最後の最後にはなにかがあるかもしれないと思いクリアまでいってみた。

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ラストステージを苦戦しながらクリア。後悔した点はクリアを急ぎすぎてサブミッションを無視したところだろうか。メインミッションをクリアするとそれが引き受けられなくなるので(全クリの後には復活する)慢性的なお金不足に陥る。難易度Normalでは困る箇所がなかったので、金稼ぎを軽視していたのだが、ラストミッションだけが異常な難易度になっており、それなりに装備を整える必要がでてきたのだ。なかでも、レースゲームの苦手な私にはキツすぎる「運び屋」のミッションにまで手を付けなければならなかったのが辛すぎた。単純に難しいというよりも、失敗する毎に3.4分が無駄になるのが疲労感を増やす。

オープンワールドのゲームをクリア優先で急ぎながらやるべきものではないなと学習できたのが収穫だろうか。こういうゲームは気が向いた時に、少しずつ遊ぶというのがベストなのだろう。

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◆目に見えるものは大抵愉快に壊れてくれるので、暇だったり物足りなさを感じたらなんとなく周囲の構造物を壊してみるのがいいだろう

Red Faction: Guerrilla – 派手に壊すお(1)

Red Faction Guerrillaを予約したお!というアスキーアートで有名な本作。予約したのにアンロックされたのは発売日の半年後で、それと同時に75%offになったのが伝説的なネタとなっているが、ゲームの楽しさは本物だった。システムはフリーローミングのようで各地でゲリラ活動(お使い)をこなしていけば、装備が充実していくので後は好きにやってくれという感じ。計算して作ったのかわからないが、ストレスが発散できる場面と溜まる場面が完全に別れていて、その変わりっぷりが妙に面白おかしく、長時間遊んでしまう。

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塔のような縦に長い建築物は支柱を破壊していくことでスムーズに倒壊させられる。破壊後は大きい音を立ててゆっくり崩れていき…煙がもうもうと立ち上る。実に良く出来ている。火星を移動するので必然的に乗り物に乗る機会が多くなるが、全体的に操作性が悪い。ただの移動中ならば問題ないが、時間制限のあるレースミッションになると難しく感じるようになる。

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攻撃アーマーはボーナスタイムだ。目の前の敵や建物を破壊するだけでゲーム性なんてものは存在していないが、破壊時の作りこみが異常で適当にぶっぱなしてるだけで楽しくなる。人質を助けるミッションは、爆発物が使えず射撃メインで穏便に攻めなくてはいけない。その割に敵の数は多く、 射撃の感触自体も良くないので微妙な印象だ。当然調子に乗って乱暴に建物に攻撃すると人質が下敷きになり死んでしまう。

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襲撃ミッションは味方NPCが共闘してくれるので楽だ。立て篭もっている敵をロケットランチャーで建物ごと爆破してやっつけることができるのは、このゲームの大きな特徴だろう。非常にユニークで面白い。ストレスの溜まるミッション後にロケットランチャーを握ると思わずニヤけてしまう。破壊が大好きな人ならマストバイ。