The Royal Marines Commando – 遊べるWW2バリューFPS

Green Man Gaming版はセーブ時の動作が不安定だったが、進行不能というほどではなかったので、気にせず強引にクリアした。全部で三時間ほどのボリュームで、Jupiter EXを使ったいつも通りのバリューFPSとなっている。SAS: Secure Tomorrow / Armed Forces Corp / Battlestrike: Shadow of Stalingrad と同様に味方NPCが勝手に敵軍をなぎ倒していくかと思ったが、しっかりと修正されているので普通のゲームとして遊べる。WW2ということもあり、ゲーム展開はゆっくりだ。

game 2013-04-17 22-29-00-83_R

アイアンサイトを覗かなくても弾はまっすぐに飛ぶのでリーンを使う必要性はない。雰囲気が欲しい時に構えるのが良いだろう。私の大好きなKar98の弾薬は少なく、オマケ程度にしか使えないので、弾薬の豊富なDe Lisle carbine(ボルトアクション)をゆっくりと正確に当てていくのが楽しい遊び方のように思う。ボルトアクションよりもSMGの方が強力なので、困った時や撃ちまくりたい時に取り出せば良い。

Syndicate – 求めていたサイバーパンクFPS(2)

感想という感想は無い。単純に遊んで楽しいFPSだったのだ。充実した時間を過ごせて満足。自キャラが打たれ弱いと感じたので体力を上げたからか、やや簡単になってしまったかもしれないが。

求めていたDeus EXはこれだった

Deus EXがRPGだというのは承知しているが、戦闘用に特化しても大暴れできないというのはやはり寂しい。しかしSyndicateでは照準に補正をかけないかわりに、銃撃と特殊能力を組み合わせた力押しの戦闘方法を許しているのが嬉しい。それに合わせた敵の強さもちょうどいい感じだ。本作はCoDやBFに飽きてDeus Ex: Human Revolutionを遊んだけど戦闘に物足りなさを感じた人に強くオススメできる。Syndicateは面白いだけでなく、いろいろな表現にも挑戦しているので「ゲームってこんなの進化していたのか!」と感じることができるはずだ。

Syndicate 2013-04-19 00-26-53-40_R
◆ボス戦に手応えがあり面白い。力押しではなく、問題解決能力が問われる

Syndicate 2013-04-18 21-20-44-18_R
◆2069年の火炎放射器は予想外に作りこまれていた。シュゴーという轟音と共に光学迷彩の敵を焼き払うのは爽快だ

Syndicate – 不遇な快作FPS(1)

前々から気になっていたゲームなのだが、実際に遊んでみると出来が良すぎてビビる。この作り込みで売れなかったという話が本当ならば、FPS業界に絶望してしまう。

主人公のMiles Kiloは非常に強力なエージェントで、最初から透視やスローモー、自殺の指示などの特殊能力を行うことができる。銃撃と特殊能力をうまく使いこなせれば場を支配できるので、アクションシューティングとして遊びがいがあると言える。その半面、ゲームの操作が苦手というプレイヤーは頭を使って補う必要がでてくる。全体的に難易度は高めだ。

Syndicate 2013-04-05 17-57-27-23_R

Starbreezeの作るゲームエンジンは軽くて綺麗だ。しかしゲーム中からはグラフィック設定をいじれないのでツールを使う必要がある。FOVも一応は変更可能だ。

Syndicate 2013-04-08 02-03-37-75_R
◆戦闘が始まったら、すぐにオーバーレイモードで大まかな戦術を考えると良いだろう。

ちょうど半分のマイルストーン10まで終わらせた。スコア計算は目標にするほど重視されていない。良い判断だと思う。ゲームの区切りが短いので、さっくりと遊べるのが良い。

Sniper: Art of Victory – バリュースナイパーFPS

2008年発売のWW2の野っ原でのんびりとスナイプするバリューゲーム。敵の位置がMAPに表示されるので索敵の必要なく、着弾点が表示されるので弾丸の落下地点を考えなくても、当てることができる。難易度をVeteranに上げることで、前述した二つの要素を解消でき、狙撃シミュレーターとして遊べる。三時間かからない程度のボリューム。クイックセーブはロードしている最中に進行中のスクリプトが壊れる可能性があるので、最後の手段として使うのが良いだろう。今作はミリオンヒットしたSniper: Ghost Warriorの原形であるが、出来は決して良くない。手軽に狙撃手を体験できるのが良いところだが、SGWほどではないがバグも多く、今現在遊ぶ価値はほぼ無いだろう。

Sniper 2013-03-29 20-51-04-07_R

ゲームの大部分をBattlestrike: Force of Resistanceから流用しており、狙撃のシステムを上から乗っけただけじゃないかと疑うレベルだ。MAPは流用というレベルではなく、間違いなくそのまま使っていて、全8Missionの中で新規作成は3つくらいだろう。

Sniper 2013-03-29 20-43-33-68_R
◆まともなスナイプシステムに見えるが、わりと適当でも当たるし、真剣に狙っても当たらないことも。一番重要なのは風の向きで、これだけは確認しないといけない。スナイプに成功しても二回に一回は敵に当たっても血が出ないので、かなり残念気分になる。これをうまく改善して爽快感を増やしたのが続編のSniper: Ghost Warriorだ。スナイパーライフルの弾薬はどうもミスを考慮にいれていないような数で、非常に少ない。狙撃をミスしないのが理想だが、SRの弾が無くなっても一応は敵の死体からMP40を拾うことも可能だ。

Sniper 2013-04-06 02-32-21-45_R
◆バレットカムはエフェクトでスピード感を出している

Duke Nukem: Manhattan Project – 単調なスピンオフ(14)

GOG版をデフォルトで認識されたXbox360のパッドで遊んだ。今作はDukeって誰?というユーザーが楽しめないどころか、Duke Nukem 3Dが好きというユーザーにも厳しい出来だと思う。

prism3d 2013-03-25 02-12-01-48_R

奥行きが存在する変則的な2Dアクションシューター。カメラ(視点)は常にDuke様を追いかけるが、敵はお構いなしに画面外から撃ってくるので、プレイヤーはダメージを食らってから敵を認識することとなる。ゲームバランスなどクソ食らえと言わんばかりのキャラゲーなのが潔い。単純に遊ぶとNormalですら体力と弾が足りないので、必然とシークレットを探すことになるが労力に見合う価値のあるものばかりなので嬉しい限りだ。

prism3d 2013-03-14 14-10-09-04_R

ステージクリアにはKEYとBOMB(美女を助けたオマケ)が必要。つまりプレイヤーは毎回二つの探し物を見つけなければいけないのだが、肝心のMAPにひねりが足りない。アイデアも無いのにMAPを作るとこうなるな、という感じのものがずっと続く。開発は本家3D Realmsではなく、Sunstorm Interactiveという会社が担当しているので、しょうがないかという気もするが。

prism3d 2013-03-25 01-57-13-58_R

雑魚敵と戦うのは作業だが、いくつかのボス戦はかなり面白い。いわゆる覚えゲーになっているのだが、理不尽さが少なくリトライしがいがある。


マンハッタンで戦った記憶はほとんどないが無事にクリア。単調なゲームには違いないが、一応は遊べるレベルの出来だ。客観的に面白いと言えるのは最初と最後のチャプターだけなので、Demoで十分という気がしないでもない。私はDuke Nukem1と2を遊んでいないので、少し回りくどい表現をしてしまったかもしれないが、特にやってみようという気持ちにはならなかった。