初回のプレイでは腐ったField of viewでプレイしたせいかCall of Duty 4を真似してスベっただけの作品のように感じたが、今回のプレイ環境は日本語音声に加えFovを広げての快適なものへと変えたため、印象が大変良いものに変わった(Fovが狭いと疲弊してしまうので、ただでさえ苦手な英語がより聴こえなくなる)。特に「国と名誉と仲間」が前面に押し出ているのが、とてもMedal of Honorらしくて良かった。Medal of Honorらしさというのは、戦争に身を投じている一介の兵士を描いているところで、Medal of Honor: Allied AssaultやCall of Duty1,2と同じにおいがするということだ(それだけ?)。
発売当時にプレイした時は「表面だけを見て」Call of Duty 4を真似しただけだと雑に判断してしまったが、今にして思えば舞台を現代に移しただけの正統な進化ような気もする(EAに強制されたかもしれないが)。よって、WaW以降のCall of Dutyよりも本作の方が遥かにゲームの世界に没入しやすい。また、気付くのがあまりにも遅すぎたが、解散したDanger Closeという集団は実に生真面目で有能な奴らだったのではないだろうか。Clive Barker’s Undyingなどは今でも色あせてないし。
- PCGamingWikiが2015年にFOV changerを公開。ようやくシングルが快適に遊べるように
- Unreal Engine 3だということを感じさせない改造っぷり。美しい。
- 音の定位置は良好。実銃には詳しくないが、作中の銃声はわりと好みである
- 仲間に話しかけるだけの弾薬の補充ができるというのはゲーム的に好きになれない
- 前述した弾薬を仲間から受け取れるシステムのため、弾薬無限のハンドガンの存在意義が薄い
- 見えない壁と通路が多い。また、無敵時間でもあるのかRPG兵を倒せない時も多く、少ししらける