Zeno Clash – 考えるな、感じろ

良いゲームだった。ストーリーはなんだか意味不明だったが、それでいいのだ。よくわからないから良かったのだ。格闘アクションも大味だが、爽快感があり最後まで楽しめた。

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◆異世界へ観光旅行。独特すぎる世界観にメロメロ。

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◆一人称視点。意外とバイオレンスで、格闘ゲームのようであり、そうでもなかったり。

難易度Normalでは適当なゴリ押しが通用するので、ジャブなり、下がりながら強攻撃などを繰り返しておけば良い。相手の攻撃を避けたところに撃ち込むカウンター攻撃は爽快だが、やや使いにくい。相手によっては攻撃発生が早すぎて、見てから避けるのが不可能だ。もしかしてキャラ対策してこいということか?

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4時間ほどでクリア。いつも以上に書く事柄が無い、しかしそれでいいのだ。言葉で飾らないほうがZeno Clashのプレイ日記に相応しい。

NINJA BLADE – QTEをうまく組み込んだ忍者アクション

私が感じているQTE(Quick Time Event)の大きな問題は、成功時の達成感が少ない点と要求される操作がゲームに関係ない点の二つだ。NINJA BLADEはその二つをうまく解消しているため、「QTEなんていらない」と思っているユーザーでも楽しめる可能性がある。

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本気で作った忍者アクションを体験できるようにしてくれたのは素晴らしい。かったるいQTEをやらされた上にくだらない演出(映像)を見せつけてくる勘違いゲームとは違う。問題はQTEを含めた映像製作ばかりを重視してしまったので、アクションゲーム部分がおざなりになっているところだろうか。もしかしたらまとめ動画を見るだけで満足してしまうかもしれない(ゲームプレイの必要性が薄い)。

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◆QTEが始まる前にキュピーンと「見切る」動作が入るので、心の準備ができる

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映像のアクションを見ていれば、主人公のKen Ogawa(小川剣)が次に何をやろうとしているのか予測がつくはずだ。大きく分けると「攻撃する」か「避ける」のどちらかだが、ある程度の規則性があるので慣れれば初見からスムーズにQTEをクリア可能。

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通常の3Dアクションゲームとしては大味だ。攻撃ボタンを連打して敵を切り刻みたいところだが、盾持ちの敵が多いので、クリーンヒットさせる状況が少なく爽快感は少ない。面倒になったら剣攻撃をキャンセルして風忍術を使えば、雑魚敵はおろかボスまで対応できる。


ゲーム内では8時間でクリアしたことになっているが、実際にはもっとかかっていると思う。最初はQTEばかりやらされて腹立たしかったのだが、慣れてくるとうまくなっていく実感もありだんだんと楽しくなっていった。万人にはオススメできないが、動画を見て気になれば遊んでみて欲しい。

  • いつでもセーブできるわけではないので、遊ぶ際は60分ほど時間を取りたい
  • PC版はオプションからフレームレート30の上限を切ることができる
  • フレームレート120だとTap(連打イベント)がうまく動作しないので、60が安定
  • 頻繁に連打を要求されるが、本気でやらないとクリア判定を貰えない
  • QTEには難易度が存在していて、オプションから変更可能
  • QTEには稀にランダム要素があるので、記憶力だけでは突破できない
  • 通常攻撃はいつでもガードで強制停止できる
  • 通常攻撃→ガード→通常攻撃で連続攻撃判定
  • ガードが有効な範囲は180度以上360度未満
  • 風忍術は即発動で範囲ダウン。発動中は食らい判定も小さくなるので万能

Hotline Miami – 幅広いプレイが可能なクライムアクション

評判が良いみたいなので遊んでみた。サイケデリックと狂気を全面に押しているようだが、見かけによらずアクションゲームとしてはお手本のような作りになっている。理不尽さを少なく、ルールを覚えてリトライしていけばクリアまでいけるだろう。難易度が徐々に上がっていくところも好感が持てる。その半面、サイケデリック(画面が歪む演出)は不要だと感じた。右に移動したと思っても右上に向かっていたというように微妙に影響があったからだ。ただ、この要素を取っ払ったら売れなかっただろうなとも思っている。

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ロシアンマフィアを殺すのが目的。倒すという表現ではなく殺す。ダメージ設定は限りなくリアルで、バットで殴れば即死。銃で撃っても即死。プレイヤー側もなにかに当たれば即死なのでスリリングだ。目的は暗殺と決まっているが、手段はプレイヤーに委ねられている。正面から殴るもよし、ステルスしながら穏便に進めるのもよし、遠くから銃を撃つのもよしと、幅広いプレイが可能だ。また、それを補助するための能力強化のお面もある。私は強引に殴りに行きたいがために歩行速度の上がる「うさぎ」を使った。

クリアまでに6時間かかったのでやや遅いと思うが、力押しの攻略にこだわったのでこうなった。特別に縛ったわけではないが、久しぶりに気に入ったゲームなので、自分のやりたいようにやった結果として時間が掛かっただけのことだ。非常に満足している。どうでもいい話になるが、Shiftキーを押すと遠くを見ることが出来るので射撃が楽になり、さらにキリンさんのお面をかぶると、より遠くまで見ることができるのでクリアがかなり容易になる。でもゾウさんの(お面の)方がもーっと好きです。

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Duke Nukem: Manhattan Project – 単調なスピンオフ(14)

GOG版をデフォルトで認識されたXbox360のパッドで遊んだ。今作はDukeって誰?というユーザーが楽しめないどころか、Duke Nukem 3Dが好きというユーザーにも厳しい出来だと思う。

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奥行きが存在する変則的な2Dアクションシューター。カメラ(視点)は常にDuke様を追いかけるが、敵はお構いなしに画面外から撃ってくるので、プレイヤーはダメージを食らってから敵を認識することとなる。ゲームバランスなどクソ食らえと言わんばかりのキャラゲーなのが潔い。単純に遊ぶとNormalですら体力と弾が足りないので、必然とシークレットを探すことになるが労力に見合う価値のあるものばかりなので嬉しい限りだ。

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ステージクリアにはKEYとBOMB(美女を助けたオマケ)が必要。つまりプレイヤーは毎回二つの探し物を見つけなければいけないのだが、肝心のMAPにひねりが足りない。アイデアも無いのにMAPを作るとこうなるな、という感じのものがずっと続く。開発は本家3D Realmsではなく、Sunstorm Interactiveという会社が担当しているので、しょうがないかという気もするが。

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雑魚敵と戦うのは作業だが、いくつかのボス戦はかなり面白い。いわゆる覚えゲーになっているのだが、理不尽さが少なくリトライしがいがある。


マンハッタンで戦った記憶はほとんどないが無事にクリア。単調なゲームには違いないが、一応は遊べるレベルの出来だ。客観的に面白いと言えるのは最初と最後のチャプターだけなので、Demoで十分という気がしないでもない。私はDuke Nukem1と2を遊んでいないので、少し回りくどい表現をしてしまったかもしれないが、特にやってみようという気持ちにはならなかった。

RIP – 脳筋固定砲台(1)

DL販売サイトでは”RIP – Trilogy”という名前で三作セットになっている。今回クリアしたのはは、その一作目に当たる作品。選んだキャラクターによって使える特殊能力が違うのが特徴。説明に惹かれて「敵を凍らせるorノックバックさせる」というカボチャ男を選んだのだが、難易度ミディアムでは終盤に火力不足を感じた。

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◆見下ろし型のシューティングになっており、自キャラは固定されて動けないので目の前の敵を倒すことだけ考えれば良い

全40面を2時間ほどでクリア。一つ一つが短い作りになっていて、無駄な時間が無いところが気に入っている。ステージクリアからスコア計算、そして次のステージ開始まで3秒かからない。このスピード感溢れる作りが好きだ。基本的にはゴリゴリと射撃するだけで進めるのだが、それだけではうまくいかない箇所がでてくるので、そういう時は入手アイテムに注目してみるといいだろう。捌き切れないほどの大群を相手にする時は、バリアの効力が切れないうちにバリアを取るといった解法がある。シンプルすぎて語ることはないのだが、ピュアで楽しい時間を過ごせた。