NINJA BLADE – QTEをうまく組み込んだ忍者アクション

私が感じているQTE(Quick Time Event)の大きな問題は、成功時の達成感が少ない点と要求される操作がゲームに関係ない点の二つだ。NINJA BLADEはその二つをうまく解消しているため、「QTEなんていらない」と思っているユーザーでも楽しめる可能性がある。

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本気で作った忍者アクションを体験できるようにしてくれたのは素晴らしい。かったるいQTEをやらされた上にくだらない演出(映像)を見せつけてくる勘違いゲームとは違う。問題はQTEを含めた映像製作ばかりを重視してしまったので、アクションゲーム部分がおざなりになっているところだろうか。もしかしたらまとめ動画を見るだけで満足してしまうかもしれない(ゲームプレイの必要性が薄い)。

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◆QTEが始まる前にキュピーンと「見切る」動作が入るので、心の準備ができる

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映像のアクションを見ていれば、主人公のKen Ogawa(小川剣)が次に何をやろうとしているのか予測がつくはずだ。大きく分けると「攻撃する」か「避ける」のどちらかだが、ある程度の規則性があるので慣れれば初見からスムーズにQTEをクリア可能。

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通常の3Dアクションゲームとしては大味だ。攻撃ボタンを連打して敵を切り刻みたいところだが、盾持ちの敵が多いので、クリーンヒットさせる状況が少なく爽快感は少ない。面倒になったら剣攻撃をキャンセルして風忍術を使えば、雑魚敵はおろかボスまで対応できる。


ゲーム内では8時間でクリアしたことになっているが、実際にはもっとかかっていると思う。最初はQTEばかりやらされて腹立たしかったのだが、慣れてくるとうまくなっていく実感もありだんだんと楽しくなっていった。万人にはオススメできないが、動画を見て気になれば遊んでみて欲しい。

  • いつでもセーブできるわけではないので、遊ぶ際は60分ほど時間を取りたい
  • PC版はオプションからフレームレート30の上限を切ることができる
  • フレームレート120だとTap(連打イベント)がうまく動作しないので、60が安定
  • 頻繁に連打を要求されるが、本気でやらないとクリア判定を貰えない
  • QTEには難易度が存在していて、オプションから変更可能
  • QTEには稀にランダム要素があるので、記憶力だけでは突破できない
  • 通常攻撃はいつでもガードで強制停止できる
  • 通常攻撃→ガード→通常攻撃で連続攻撃判定
  • ガードが有効な範囲は180度以上360度未満
  • 風忍術は即発動で範囲ダウン。発動中は食らい判定も小さくなるので万能