RedLynx制作のTrialsシリーズを触ったことがあるのならばすぐに気が付くと思うが、本作Urban Trial Freestyleはほとんどの点においてTrialsよりも劣っており、オリジナリティも少なく、1時間も遊べば「そのうち面白くなるだろう」といった期待も無くなる。どの部分がどう劣っているのかを説明するのが面倒なぐらい、全体的にイケてないのだ。乱暴に言ってしまえばクリア難易度が低いというぐらいしか優れたところが無い。
Trialsはとても充実した楽しさを与えてくれる反面、鬼のような難しさのせいでゲームが進まなくなることもあるが、本作はそこそこ頑張るだけでクリア可能なのである。そのため、面白さや楽しさや達成感や満足感よりもクリアできるかどうかを重視するプレイヤーには結構オススメできる。難易度以外の理由としては、たまたまTrialsに近くなったのか似せて作ったのかはさておき、ほぼ同一のゲームシステムをとっているからだ。このゲームシステム自体が完成されているようなものなので、全体的にイケてなくてもなんだかんだで遊べる代物になっており、セールで安価に購入するのならば費用対効果はそれなりに高いと思われる。