「期待はずれ」というのは、スタンドアローンとは言え拡張パックなので、物語ではなく戦闘を全面に押したデザインになっていると思っていたが、そうではなかったということだ。変な期待をしなければ「悪くない」というところ。
物語と戦闘のどちらを重視したいのか
Alanの小説家らしいスタミナの無さは解消され、MAPも広くなり、好き放題距離を調整できるようなった。加えてライトの回復速度も上がったので、難易度は駄々下がり。敵の攻撃を避ける動作も必要なく敵を倒せるので、「Alan Wakeの戦闘」である必要を感じない。ここまで戦闘の難易度を減らしたのは、物語に集中してほしいのだろうと思って真剣に読んだのだが、よくわからないというが正直なところ。つまり何が目玉のゲームなのかわからないのだ。アクションゲームとして強く味付けしてきているので、恐らくオマケのアーケードモードを楽しんでくれということなのだろうが、それを目当てに買うほどの物好きは少ないだろう。
ストーリーを補足している原稿を数多く拾うと、強力な武器がアンロックされる。これにより物語を読むのを強制されているような感覚になる。
Mr.Scratch
American NightmareはMr.Scratchというキャラクターとモニター(TV)越しに対峙するのだが、送られてくる映像は猟奇的なものもあり、ひどく気分を害する。よく出来ているといえるが、やり過ぎともとれた。
日本語音声から英語音声に
低予算(XBLA)だということなので、日本語音声が入っていない。これにより本編とは雰囲気がかなり変わるので、最初は別のゲームをやっているような感覚に陥ったが、最終的には慣れた。