オープンワールドに良質な戦闘を求めているのなら本作は良い選択だ。逆に戦闘を重視しないのであれば見送った方が良い。ここだけが注目点なのである。その戦闘だがid監修とのことで、かなりうまくいっている。緊張感を感じさせた前作のRageよりもスポーティなDoom(2016)に近いチューニングになっているのは気になるところだが、狭いダンジョン間をつなぐ疑似オープンワールドではなく本当のオープンワールドにはこちらの方が適しているだろうから妥当なところか。
スキルツリーも足し算形式で良かったと思う。わざと貧弱に調整された(=マイナスからのスタート)わけではなく、それなりの戦闘能力を持った主人公がだんだんと武器や特殊能力を増やしていき、どんどん強くなっていく作りは、何がゲームを楽しくさせるのかをしっかりと分かっているデザイナーの仕事だ。これほどまともなシューターであれば、やれクライアントが不安定だとか、やれストーリーやサブミッションが薄味だとか、やれファストトラベルが不便だとか、前作と繋がりがほとんど無いだとか、細かい問題点は些細なものだ。なにせ『戦闘』という骨格がしっかりと作られているのだから(idっ子の妄言)。
◆特殊能力を上手に使いながら敵の顔面にショットガンを当て続けた10時間は最高にHOTだった
◆オープンワールドの醍醐味は道なき道を突っ走る大胆なショートカット
◆敵が10人以上いても少し体力と防御力を増やすだけでノープランで突撃可能。弾薬もそこら中に落ちており管理がいらない。主人公側が完全にオーバーパワーとなっているが、それでもなお面白い
◆強制参加のレースパートは前作より難易度が下がっている。妥当な線か。やはりシューターとレースの相性はよくなかったのだろう
◆Avalanche Studiosの作品はJust Cause 2のみ触れたことがあるが、ミッションクリア時の演出が派手だったのが印象的だ。本作でもメインミッションにはこういう視覚的ご褒美が多く、なかなか達成感を感じられる
RAGE 2はEpicGamesで無料配信されて少しだけ遊びましたけど、戦闘がやっぱりいいですね。
勝手な印象としてはゲームバランスを改善させたBrutal Doomっぽい感じでした。
RPG要素は微妙オブ微妙なので結局いるんですんかねと・・・
何故か高設定で遊んだ時画面がバグりまくってたんですけど、あれ序盤だと演出と思って気付かなかったですね・・・
あんな感じの演出 サイバーパンク2077っぽくてなんとなく好き。
サイバーパンク2077といえば、あれじゃじゃ馬さんは興味あるんですか?個人的にはゲームが面白ければPostal 2みたいに不安定だったりFPSが極端に下がっても楽しめると思うんですけどね・・・
Rage2は戦闘に力が入っている分だけ、他が薄味でしたね。意図的であるようにも思えました。RPG要素やオープンワールド周りのシステムが優れているけれど戦闘が微妙な数多のゲームへのカウンターもあるでしょうが、id(またはJust Cause)のファンが戦闘以外を真剣に遊んでくれるかは分かりづらく、無意味な作りこみはしないという判断かもしれません。
Rage2のクラッシュ回数は2回でした。幸いそれほど戻りませんでしたが、セーブ間隔の広いゲームでクライアントが不安定なものはプレイ意欲が落ちますね。近頃は自動でパッチが当たり、そういった事は少なくなりましたが。Postal2はクラッシュさえもどこかバカバカしく、ゲームの一部のようで楽しい感じがしましたが、例外中の例外ですねぇ。
サイバーパンク2077には興味ありますが、優先度は高くないといった感じです。積んでるものを崩した後に遊ぶか、崩してWitcher3を介した後に遊ぶか考え中です。