Far Cry 2 – FC3後の二周目(4)

中盤でもうプレイヤー側の戦力が過剰になってしまい、目標がなくなり、あまり面白くなかったFar Cry 3の後に前作のFar Cry 2を難易度Normalでやり直してみた。二周目ということで肩の力を抜いてプレイしていると、やっと各所で言われているような”魅力”に気が付けたような気がする。俗にいう目的なくぶらぶらする楽しさをいうヤツだ。本作はゲーム側から「あれをやれ」「これをやれ」といった制約がほとんど無い。近年のゲーム(洗練されすぎた?)では意外と自由にやっているつもりでも、次にやるべき事柄がほんのりと示されており、自分の意志でやっているのかどうか分からなくなってしまうものなのである。しかしながらFar Cry 2は素でやっているのか、狙っているのか完全に投げっぱなしジャーマンな作りになっている。つまり「遊び場は用意したから、後は勝手にやれ」ということなのだ。

その遊び場でクリアを優先したりや単純な楽しさを求めた場合、せっかくの仕掛けが単調で味気ないものへと変わってしまうため、プレイヤーは出来る限りその遊び場で自ら楽しく遊ぶ工夫をしなければいけない。ゲーム側が常にプレイヤーを楽しませてくれるわけではないのだ。ここが人を選ぶ要因なのだろう。私も一周目にはクリアを目指しすぎていたこともあり、なんだか作業感を感じながら進めていたが、大きな間違いであった。正しくは気ままに仕事を請け負って、気ままにアフリカ兵を狙撃してみたり、なんとなく行ったことのない場所にジープを走らせてみたり、計画的に貨物車にロケットランチャーをぶっ放してみたり、理由もなく森林を燃やしてみたり、不意にシマウマを轢いてみたり…ということなのだ。また、遊びには付きものであるおもちゃ(銃器)が当然必要となってくるわけだが、それを得るための探索兼地味なダイヤモンド探しが苦痛だと、ちょっとこのゲームを楽しみにくいかもしれない。最後に、楽しさを維持するため、単調さを回避するためにも1日に1時間程度のプレイが有効であることを明記しておきたい。なにやら無理してゲームを楽しむような姿勢に思われるかもしれないが、実際に遊んだ経験があるなら2時間ほどで集中力が切れることも分かってもらえるはずだ。なにより長時間プレイヤーをに釘付けにすることが、すなわちゲームの価値というわけでもあるまいし、このくらいがフリーローミングとして丁度よいのだと思う。

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◆進行をランダムに邪魔される傭兵ライフを楽しめるかどうか

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◆面倒になるとすぐにロケットランチャーをぶっ放してしまう悪癖

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◆無意味に何かを燃やす。DUNIA Engineは本当に燃える描画が凄い

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◆ダイヤを80個ほど拾ってみたものの、終盤に差し掛かるあたりで買いたいものがなくなってしまった

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◆お偉いさんを消毒

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Far Cry 2 – FC3後の二周目(4)” への4件のコメント

  1. 自分にはオープンワールドが理解しかねる。
    どんなにリアルさを追求しても
    目的の無く面白さが追求されていないゲームなど
    現実世界の面白さに勝てないというのに。

    • あなたがFC2をプレイした経験があるのか、他にどのような作品に触れてきたのかは分かりませんが、私自身もオープンワールド系のゲームに面白さを感じないことが多いです。ただ、FC2はFPSとしての中核部分が非常に良くできているため、敵との戦闘が楽しいという違いがあります。私の感覚からすれば戦闘さえ一定の基準に達していれば、目的が無くてもそれなりに面白いゲームと考えます。

      >現実世界の面白さに勝てないというのに。
      どのような思いがあって現実世界という単語を使ったのか分かりませんが、大抵のオープンワールド系のゲームは、なにも「現実の代わりになるような仮想空間」を狙って作っているようには思えません。極端な例を出せばファンタジーや核戦争後の世界であるし、これらを現実を比べようとするのはナンセンスです。現実を舞台にしたクライムアクションも、言ってみれば「ごっこ遊び」。女児のおままごとは特にそうですが、さほど目的や面白さが重視されていないように見えませんか?肝心なのは「なりきり」。つまり、なりきりを楽しめるかどうかでオープンワールドを楽しめるかどうかが決まるのではないでしょうか。確かにオープンワールドは広いだけでゲーム性皆無のものも多いですが、それらは決して邪険にするものではなく、ただ存在するだけです。実際に触ってみて、その「個別に作られた世界」が自分に合っていれば儲けもの、長時間ハッピーになれるでしょうし、もし合わなかったのならば別の世界や別のジャンルに遊び場所を変えればいいだけのことなのです。

  2. かれこれFARCRY2を5年くらいプレイしてますが 私のFARCRY2にたいして感じたことがそのまま書かれていてびっくりしました。3や4もやってみましたがマップの作り方が「ゲーム」として面白く作ってるのですが。 3はどうもうそ臭く4は高低差が激しくどちらも乗り物に乗らないとゲームが進められない感があります。 しかし乗り物に乗ってしまったとたんMAPは単に移動するするためのものになりロケーション目を向けることがなくなってしまいました。2は車の乗っても楽しくないので歩いてのんびり移動を楽しんでいましたが、これも開発者の意図ではと思ってしまいます。

    • 感性が似ているヘビーなプレイヤーのコメントは嬉しいものです。4は未プレイですが、確かに3は景色の記憶というか、移動の記憶すらほとんどありません。というか、FC2の意図的な不便さが受けなかったため、プレイヤーの移動負担を減らしたのだと思いますが、これは世間的には成功と言えるのでしょう。しかし当然ながらFC2のファンには面白く感じられない。この路線変更から、景色への力の入れようにも変化があり、ずっと見ていても飽きないような濃いテクスチャでは無くなっていますね。これでは「お、なんか知らない場所があるから景色を見るついでにダイヤでも探すかな?」といった感情は湧きません。あの散策の楽しさを偶然ではなく、綿密にデザインしていたとしたら開発者達は非常に有能であり、肝が据わっていて、なによりプレイヤーを信じていることになりますね。

      4は3と似ているそうなのであまり興味はありませんが、最新作のプライマルは少し興味あります。

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