チャプター6からShadowHandという強力な近接武器が手に入るのだが、あまりに強すぎるので退屈になってしまった。破壊力に物を言わせて、突っ込んで殴りかかるだけで雑魚敵を蹴散らせる。加えて死ぬ直前にはスローモーがかかるので大きなミスをしたとしても逃げることが可能だ。一応発動には条件があるのだが、非常に緩いものなので毎回スローモーになると考えてもいい。もしもゲームエンジンのロード時間の長さを考慮して、このバランスになったというならば残念という他ない。
Skull Chaserという火の玉が異常な強さで、チャプター5までのコンボで火力を補うゲーム性とは真逆だ。これに急激に醒めてしまった。
プレイヤーの火力が高くなっただけならば良いのだが、敵の数がそれに見合ってないのも問題。コンボゲージが溜まっている間はどんどんこちら側の火力が増えるので、「もっと敵をもってこーい!」というお替わりしたい状態なのに、すぐに戦闘が終わってしまって不完全燃焼だ。最後のチャプターだけ多くの敵がワラワラと出てきてくれるのが救いだ。ひょっとしてNormalでプレイしたのが間違いだったのだろうか、「俺達のゲームを気に入ったならHardでリプレイしてくれよHAHAHA」ということか?
前半は貧弱な攻撃力をコンボで補うFPSで、後半は力でねじ伏せるパワーゲームだった。Hardでのプレイは続編のNecroVisioN Lost Companyをやってから考えたい。