私はゲーム側からクイックセーブが許可されている、つまりはプレイヤー側からある程度難易度の調整が行えるPC Gameが好きだ。また、それが許可されているが故にゲームバランスの崩壊高難易度となっているゲームにも、一定の理解があることを最初に言っておきたい。何が言いたいかと言うと、本作はこまめにクイックセーブを行わないとゲームの進行が不可能に近いため、クイックセーブ否定派は触れない方が良いタイトルなのだ。ただし、難しいゲームを求めているユーザーに向けて難しいゲームを開発したおかげか、通してプレイしてみても不快になる箇所は少なく、うまい具合に整った高難易度ゲームのようにも感じた。巷に溢れる無計画であったりや嫌がらせの色合いが強い高難易度ものとは違うという意味だ。なかなか楽しめた。
- 風変わりなストーリーと異様な難易度以外は特筆するところがない正統なアクションシューター
- 音の定位はかなり良く、耳を澄ませながらのゲーム進行を心がけたい
- 敵のグレネードは超強力なので、投げ込まれたのが分かったら即時撤退
- Level5の列車ステージは行ったり来たりがクドく、あまり面白いデザインには思えなかった
- 親切なチェックポイントとどこでもセーブが可能なため、心が折れなければ詰むということはないだろう
◆敵は反応が早く、射撃も正確で、頻繁に細かく動くのでかなり強い。が、頭の方はよくないため、注意を引いてドア前などに毒ガスを撒いておくと勝手に突っ込んで死んでくれたりして、なかなか可愛らしい一面も
◆一人称と三人称の視点切り替えが可能。銃撃戦は一人称の方がやりやすく、ステルスパートでは三人称の方がうまくいきやすい。あまりに通常戦闘が激しいので、ステルスパートが無ければ主人公がスパイであることを忘れてしまう