よくぞここまで整えたというか、できるのなら最初からこうやってくれというか。本作Sonic the Hedgehog 2は前作から120度ほど修正され、プレイヤーがとにかく気持ちよく走り遊べるように生まれ変わった。わずか二作目にして、もうアクションゲームとして完成しているのではないかと感じられるほどだ。操作性が良くなり、ロケーションも豊富なまま、ステージ構成も三部からニ部になりテンポが良くなった。久しぶりに”面白いゲームを遊んでいる時に脳みそが止まる”持病が発症してしまい、メモも取らずに夢中で遊んだ。非常に完成度が高く楽しいゲームなので、ああだこうだ言うこともことも無いが、最後のボスだけは分かりにくい上に難しいということで、やりすぎかなとは思う。
◆プレイヤーが”走っても良い”となんとなく判断できるようにMapの形とギミックが変わった。走れる場面と走れない場面の区切りが直観的に分かりやすくなり、安心感と爽快感と開放感を同時に生むことに成功している。副次的な産物か、ステージ全体にも抑揚がついた感じで、とにかく遊んで楽しいアクションゲームとなっている