ジャンル的にはレールシューターと言われるものだが、ゲーム性はあってないようなもの。なんとなく視線を動かしてターゲッティングした敵に追尾機能付きのレーザーを発射していれば、いつのまにかクリアできているだろう。本作の価値は視覚や聴覚を刺激してくるアーティスティックな部分にある。サイバー空間、ネットワーク社会、ハッキング、TRON、電子ドラッグそういった単語に興味があれば是非触ってみるといいだろう。Meta Questを持っていれば体験版で雰囲気を掴むこともできる。
◆オリジナル版(2001)からPCやPS4へ移植する際に追加されたArea Xのステージは圧巻の出来。刺さる人には刺さり続ける作品に思えた