最初に断っておくが、今回遊んだのは英語版であり、かつ字幕が存在しないことから、私のヒヤリング能力不足によりストーリーや会話などは一切評価できない。よってシューター部分だけに絞って書く。こう…ハッキリ言うには勇気がいるのだが…超つまらなかった。メタスコア的に言えば53点から33点の間くらいだろう。何がどうつまらないのかと言えば、尋常ではなく単調なのだ。同じような景色のMapをグルグル周り同じ武器で同じ敵を同じように倒し、やっと目的を達成したかと思えば、見飽きた場所をグルグルと戻り同じ武器で同じ敵を同じように倒す流れが多すぎる。スクリーンショットや動画を見れば一見ロケーションが豊富なようにも思えるが、DOOM3やVietcongのような「同じように見えても全然違うといったプロフェッショナル(ある種の異常者)の作り込み」とは真逆。つまりは緑生い茂るアウトドアから青い宇宙船内まで幅広く揃ってはいるものの、実際に遊んでみると失望的なほど単調な一本道なのだ。それをさらにスタートまで戻させる作りは害悪としか言いようがない。ただでさえシューター的な面白味や快感の無いゲームなのに、労力やアイデアを使わずにロケーションだけを増やした結果が、苦痛のともなう作業の長時間化に繋がっているのだ。特に室内は似ている場所が多く「コピペで作ったんだろうな」とため息しか出てこない。
遊ぶ前は同社のMarathonと比較しようと考えていたが、マシンガンの暴れ具合以外に共通点が無かった。豊富なSF的ロケーションと重めのプレイ感覚からUnreal 2が比較対象としては妥当のように思うが、シューター部分でU2よりも優れている部分が存在しないことから、比較にならない。また、適当に手榴弾を投げ込んで適当に手榴弾を回収できるあたりがCall of Duty 2に似ていたり、大量のエイリアンを倒していく絵面がスターシップ・トゥルーパーズ(1997)を彷彿させたりもするが…とにかく、本作は会話が拾えないとまるで面白くない。拾えても面白いかどうか。
- 音質は抜群に良い。EAXの効果もそこそこ
- 序盤は単調だと気が付かないので、そこそこ楽しい。中盤からは苦痛のともなう作業
- 最後の最後はリロードが間に合わないほど敵が押し寄せてきて、大量のグレネードも飛んでくるので辛うじて楽しめる
初代HaloはXBOXローンチタイトルで、
コンソール市場においてFPSが流行するきっかけになった。
それまでコンソール市場ではPFS不作だったので、
コンソールゲーマーは絶賛する人が多かった。
一方、既にFPS慣れして目の肥えたPCゲーマーはみんなつまらないって言ってた。
私も当時、なんだこれ、つまんないって思った。
過度な期待をしていたわけではないのですが、あまりにもひどかった。
笑い飛ばせる系の「つまらない」ではなく、失望系のつまらないというのがやるせない。
やっぱりFPS遊ぶならPCなんだなと改めて感じました。
ハードウェアやModではなくプレイ層を意識した作りから。