Aliens TC – 懐かしむ心(40)

Top 100 WADs of All Timeにも選出されているAliens TC(1994)を遊んでみた。ステージ構成はオーソドックスなものの、Mapが宇宙ステーションというか基地のような場所になっているので、巨大なうえ似たような場所が多く、迷いやすい。ゲームに慣れるまではそんな無機質でありながら有機質なパーツが混ざっているMapを、黒く不気味なエイリアン相手におっかなびっくり探索する流れになると思うが、慣れてしまった途端にいつものDOOMへ戻ってしまうため、少し物足りない印象だ。難易度を上げたほうが原作の緊張感が出て良いかもしれない。また、こういう言い方は酷だが、面白さや恐怖を求めるのならば素直にAliens versus Predator Classic 2000をプレイした方が良いだろう。あくまで1994年当時のTotal conversionであり、それ以上それ以下でもないのだ。ラストのパワーローダーでクイーンを倒す場面はなかなかのものであるが。

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◆エイリアンが視界に入る度にビクッっと身構えてしまうのも最初だけで、時間が立つほどに”黒いDemon”にしか見えなくなってくる

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◆たとえダメージが低くてもフェイスハガーに引っ付かれるのは嫌だ。迎撃するためのマシンガン銃声は原作に近くて心地よい

以下楽しみを奪う可能性のある画像。

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Shamblers Castle – 速ければなんでもいい(39)

Shamblerの城に攻め込むシングルプレイ用カスタムMAP「Shamblers Castle」をクリア。名前やスクリーンショットでなんとなく分かると思うが、Quake1を再現したDOOM3用のModだ。30分ほどで遊び終わるこじんまりとしたボリュームなので手に取りやすい。また、その短さ故に製作者側の出し惜しみもないので満足感が高い。当たり判定に少し違和感があるものの、基本的にはQuakeそのままなので、経験者ならばそのスピーディな展開を楽しめるはずだ。Quake4もこれくらい速かった良かったのに。

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◆エフェクトが美しいShamblers Castle

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◆シャンブラーちゃんの電撃(id Tech4)

Hell Ground – 美しいゴシック調と抑揚のきいた戦闘(38)

Boom派生のSourcePort「PrBoom-Plus(GLBoom-Plus)」をより良く試すために、拡張Boomが推奨されているWADのHell Groundを遊んでみた。本WADは全7レベルで構成されているが、巨大なレベルがいくつか混ざっているためボリューム的には11~13レベル相当のように感じた。特筆すべき点は目に映る物ほとんどが美しいということだ。メインであるゴシック調の建物やその内装はもちろん、通常の背景、メカニカルな場所、ファンタジーパート、DOOM3をイメージした地獄など、これでもかというくらいに新規テクスチャが使われており、色合いも抜群でロケーションが変わる度に感心した。戦闘の方は全体的に難易度が低めであるが、これはプレイヤーに美しいMapを見せたいという考えなのだろう。しかし、ヌルい展開ばかりが続くというわけでもなく、要所要所で手応えのある連続した戦闘が用意されているため、通してプレイするとメリハリがうまくついているように感じる。とても満足感の高いWADであった。

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◆近頃は黒いインプが出てきても当然といった感じで驚かないようになってきた

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◆メリハリがついた戦闘というよりも、やけっぱちという方が近いかもしれない

以下、三枚のスクリーンショット

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TNT: Evilution – Russian Overkillで破壊(37)

煮ても焼いても食えない…とまでは言わないがTNT: Evilutionは微妙なゲームだ。そこで、加えるだけでWADを面白くする万能調味料的ModRussian Overkill』を試してみた。すると、なんということだろう。あれほど煩雑で面倒なだけだったTNT: Evilutionが実にテンポよく爽快に遊べるシューターへと変わったではないか。このような劇的でビフォアーアフターな変化に匠である味覇(ウェイパー)氏もきっと納得の表情だろう。Russian Overkillのことは前にも詳しく書いたが、簡単に言うとプレイヤーに超火力と超体力を与えるModだ。実際に遊んでみると、ゲームバランスは崩壊というレベルじゃないぐらいにグシャグシャになるが、それはどうでもいいことなのである。そもそもゲームバランスなどというものは整っていれば整っているほど面白くなる“可能性”が高くなるというだけの代物であり、真に面白いゲーム(Mod)をバランスなどど言う尺度で図ろうとすること事態が愚かなのだ。目覚めよ。

一方のゲームをクリアしての感想はというと、MAP18以外の道順と仕掛けをほとんど覚えていたため、これといって凝った感想は無い。無いが、なんというか…この自分でも呆れるぐらいの無駄な記憶力をもう少し別の場所で活かしたいなと、プレイしながらぼんやりと切実に心底思った。

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◆撫でるだけで敵が倒れていく

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◆体力6倍のマスターマインドを1秒かからずに溶かす図

3DO Doom maps for Modern Engines – 動画で十分か(36)

3DO Doom maps for Modern Enginesはその名の通り3DO版DOOM(1996)のMapをGZDoomやZandronumなどのSource portで遊べるようにしたAddonだ。何故このようなものが最近になってが出てきたかと言えば、2014年に突如ソースコードが公開されたためだと思われる。Mapの構造はAtari JaguarやPlayStationといった他のコンソール機と同じ物のようで、特別目新しくはないが(PC版を超えるという野望があったようだが頓挫した)、3DO版には他の機種とは違う格好良くアレンジされたBGMが採用されており、これが現在における最大の価値と言えるだろう。逆に言うとBGM以外に見どころが存在しないため、実際に触らずともYoutubeで曲を再生するだけでいいかなという気がしないでもないが、そうは言ってもやはり『ゲーム』なので試聴してみて興味が湧いたのならば是非遊んでみてほしい。マスターマインド不在ということもあり慣れたプレイヤーならば二三時間でクリアできるはずだ。

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◆開始三秒後のスクリーンショット。Mapの形が同じであるPlayStation版は独自の地獄的配色で誤魔化せていたが、3DO版は性能の問題か時間が無かったのかPC版に比べてかなり寂しい

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◆PC版のスクリーンショット。意識したことは無かったがこうして見比べてみると意外とカラフルで細かく作りこまれていたんだなと分かる