Kane & Lynch: Dead Men – タクティカルしないで遊んだ

タクティカルシューターをゴリ押しAimで遊ぶために選んだのが本作。どうやら出来が微妙ということで”消費”してもいいのではないかという判断だった。しかしながら、クリアしてみればそんなに悪くなかったという感じで、もう少し真面目に遊んでもよかったかなと思う。

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「ケインとリンチのチョイ悪コンビが世界を救う!」物語だと勝手に勘違いしていたが、極悪人たちによるクライムなストーリーだった。だが、いつものように物語など読まないので、大きな落胆があるわけではない。

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銃の精度は良すぎず悪すぎず丁度いい。思っていたよりも銃によるゴリ押しができなかったものの、射撃感自体は悪くなく、発砲音も軽めだが、撃っていて気持ちよかった。弾薬は仲間から渡してもらえるし、敵の死体からもぴったり入手できるの大量に撃つことができる。

中盤からは仲間を引き連れて戦闘を行う。彼らには簡単に指示が飛ばせるように作られており、Kane & Lynchの評価できるところだ。ゲーマーではない層でもとっつきやすく、チャプター10のTokyoまでは気持ちよく遊べると思う。また、ある程度勝手に動いてくれるので、プレイヤーだけを操作していても問題ない。

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分隊操作に慣れてくる頃には、既に使えないものになっている

終盤に差し掛かると機銃が登場するので仲間に助けてもらいたいところだが、驚くほどに彼らは使えない。ゲームバランスのために遠い敵を撃ち殺せない(当てられないように調整されている)のは、まだ理解できるが、銃弾が当たらないからといって勝手に前進するAIが困りモノだ。機銃相手に無理して突っ込んでいき、助けられない場所で死なれるとゲームオーバーとなってしまう。

幸いなことに戦闘の難易度は高くないので、味方を待機させておいてからプレイヤーがすべての敵を倒すのが簡単かつ安全だ。後半から最後までそんな流れが続くので、プレイヤー1人で敵を全滅させるのでは普通のアクションFPSになってしまっている。私はカジュアルでもタクティカル要素が必要なゲームをゴリ押しして遊びたかったのだ。

二つのエンディングを見るまでに五時間とちょっと。


詳しい経緯は知らないのだが、ゲームの発売前(2007年)に映画化が決まっていたようだ。何故、誰も止めなかったのかわからないが2013年になってもまだ公開されていないのが更に大きな問題だ。ユーザー、開発会社、販売会社、広告代理店、映画制作会社etc…誰も幸せになれないとは、まさにこの事。