Downwell – 腕も根性も無い

銃さえ撃てれば何でもいい。普段はそのような態度をとっている私も、ことプラットフォームとなると逆に遠距離攻撃を避け、自分でも理解できないほど踏みつけ攻撃にこだわってしまう。本作Downwellはひたすら井戸に落ちていくだけのアクションゲームであり、敵を踏みつけるにはまさにうってつけだ。加えて地に足を着けず、連続で敵を踏み続けることでコンボ判定(プレイヤーへの評価)も貰えるというのだから、腕が鳴るというもの。

しかし、しばらく遊ぶうちに気が付いたのだが、踏みつけコンボを伸ばす行為は相当慣れていないと難しいうえ、無理してコンボを伸ばすよりも被ダメージを抑える方がクリアには重要なのである。ここですぐさま、踏みつけから射撃重視のやり方に修正すれば、より短時間でクリアできたのだろうが、謎のこだわりからトレイラーを見本とした敵を踏みつけながら空中制御しつつ高速で井戸を落下していくハイスピードなプレイを続けてしまう。さらに時間を重ねると、腕の問題なのか、どうしてもボスを倒すためのHPを道中で確保できず、何度も返り討ちにされる羽目に。だんだんと嫌気がさし、面倒に感じ始めたため、射撃をメインの立ち回りに変更してクリアまで。こだわりなんて無かった。


◆敵を連続で踏むと心が躍る


◆尻から出るレーザーで画面外の敵を倒して安全に道を作り出す面白味のない作業

Super House of Dead Ninjas – 超肉男風忍者

塔を登っていくのではなく、降りていくハイスピードアクションゲーム。制御が困難に感じるほどの移動速度が気持ちいい。操作の感触が良く、この手のゲームが好きな人は即座に気に入るように思う。マップが自動生成のためローグライクと分類されているようだが、視覚的な飽き防止といった面が強く、高難易度を意味しているわけではない。腕の上達というよりかは理解や慣れに近いのだろうが、リプレイする度に前進しているのが感じられるため、クリアまでの挫折は少ないはず。

LOVE – 愛とはどこでもセーブ

残機100の状態から難易度がそこそこの16マップを通しで攻略するアクションゲーム。この手のゲームにありがちな無限残機ではないため、初めこそクリアが難しいように感じたものの、途中から任意の場所にセーブポイントを作り出せることに気が付いたので(本編前にタイトル画面からチュートリアルを受けよう)、プレッシャーが減り、のんびりとした気分でクリアまで。暇つぶしには悪くない。

MURI – 梅雨時に見るカタツムリ

DOSゲーちっくなアクションゲーム。BGMが無いあたりがDuke Nukem(1991)に近い。キーボード操作ではなく、ジョイパッドを使用すれば、難易度Normalあたりまではさほど苦労せずにクリアできるように思う。最高難易度の「MURI」は無理。暇つぶしには悪くない。

Ghostbusters: The Video Game – よくできてる

難易度カジュアルを選択。ハードとの二択だったので、のんびりと遊ぶことにした。カジュアルといっても、全体を通して適度な面倒くささが設定されており、”簡単”と感じることは少なく、厄介なお化けを退治し、ミッションが終わるたびにゴーストバスターズの一員として一仕事終えたような達成感を感じられる。映画ファンにとっては絶妙な難易度と言えよう。

その反面、ゲーマーにとっては、数々の経験を頭から追い出した方が楽しめるように思う。特に、NPCの「急いでくれ」という指示を無視してアイテム探しをしているようだと、せっかくプレイヤーを脅かしに来たお化けを見逃すという大罪を犯すことにも繋がる。隠されたアイテムの手前では「PKEメーター(発見に必要な装備)を装着しろ」としっかりメッセージが出てくるので、安心して目の前のポルターガイスト現象やラップ音に恐怖()しよう。