World War II GI – 戦争は地獄だから

世間では目の前の戦車に対して上官からなんとかしろと命令され、単独で忍び寄り何事も無く戦車の足にプラスチック爆弾を貼り付けてさくっと解決するようなゲームくさい戦争ゲームが好評なようだが、本作World War II GIにそのようなプレイヤーを喜ばせようとするOmotenashiは存在しない。戦車と目が合った時には既に撃ち殺されているのだ。別に目が合わなくても向こうの千里眼によって一方的にゴミクズにされることもままある。戦車だけでなく、空爆も脅威だ。降ってくる条件が分かりづらく、目視も困難なため、プレイヤーが危険を感じた時にはもう黒炭になっていることだろう。目がダメならば耳、つまり回避の頼りになるべきは飛行機の音ということになるのだが、危険な音が聞こえてから走り始めても間に合うことはほとんど無く、大抵はハンバーグになる運命から逃れられない。

というか、そもそも兵器以前に敵歩兵の認識距離と反応速度と銃精度も異常なので、通常戦闘からしてキツイ。攻撃面もこちらの銃精度が低すぎるため、先に撃ち始めても当たるのか倒せるのかどうかが運頼みであり、敵が銃撃を喰らってもひるまないことを加味すると、HPがいくら有っても足りないのだ。そのためどうしてもクイックロードを多用することになり、HPを減らさずに切り抜けられたらクイックセーブといった流れの「作業」になりがち。これを端的に言うと「超クソゲー」ということになるのだが、一個人(プレイヤー)の思い通りにならない、または事故によって簡単に命が消し飛ぶというのが『戦争』だとするならば、これはこれで現実的なのではないかと言えなくもない。…前作NAMは同じ理不尽ながらまだ辛うじてゲームとしての体を成していたのだが。

dosbox 2016-06-04 18-29-52-44_R
◆地獄のような敵の銃撃と地雷の中、腐った精度のトンプソンで応戦しなければならないゲーム開始直後のオマハビーチ。DL販売で気軽に購入した現代っ子は間違いなくここでゲームを投げる

dosbox 2016-06-06 21-29-06-73_R
◆Episode 2は室内の戦闘が増え、雰囲気とプレイ感覚もRtCWに近くなるので、辛うじて遊べなくもない

続きを読む

Unreal – 難易度Hardで二周目(6)

あー良かった。ほんと良かった。すっごい良かった。…他に言うことがないな。補足というか言い訳であるが、あまりに面白いゲームを遊ぶと私は意識がゲームにしか向かなくなるので、脳みそが働かず、文章化するための素材(ネタ)をメモしなくなる。よって、これを書いている今もノープランであり、意欲がほとんどない。意欲がない要因は既に語り尽くされていることもあるし、PCゲーム道場Do Survive UNREAL(Archive)などの熱意あるテキストが存在するからだ。価値を見いだせるとしたら、リアルタイムではない発売から10年経った2008年と2016年に遊んだ意見のはずであるが、それがあまりにもありきたりなうえ薄っぺらいので、実は書くのがとても恥ずかしい。「Unrealは2016年現在から見てもまだまだ美しく面白く最高のFPSのままである」「謎解きが難しいかもしれないが損しないので未プレイならば是非遊んでみてほしい」「Unrealを超えるFPSは今のところ存在せずUnreal 3に期待するほかない」

  • Flak Cannon – Secondaryが扱いやすく火力も高く燃費も良い。超強力
  • UTだと溜め専用になってるGES Bio Rifleも、Primaryの威力が高いのでばら撒きに使えて新鮮
  • 辺りを照らすFlareの持続時間が短く有限なのが良い。DQ1のたいまつ的な不安感がある
  • 自分の操作技量の成長も感じるが、60Hzと120Hzの液晶の違いもある気がする
  • Level 24:Bluff Eversmokingは広大でありがなら密度があり、高低差も上手く使っていて非常に質の高いマップだ。これほどのデザインはそうそうない
  • Level 10:Terraniux UndergroundのカッチョイイBGMが昔のトラウマ。何時間も道に迷っている時に人を急かすような激しいテンポの音楽がずっと鳴っているというのが、精神的にかなりキツかった。

三大FPSの一つをプレイした記念にニコニコ大百科を見ながら適当に順位をつけてみた。適当にね。
Unreal = Marathon = Half-Life = Deus Ex > DOOM = Quake = Call of Duty = Far Cry = Portal = Crysis Duke Nukem 3D = Return to Castle Wolfenstein = DOOM3 = S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl = Half-Life 2 = Bioshock = Call of Duty 4: Modern Warfare >>> Wolfenstein 3D = Borderlands

Unreal 2016-04-02 18-07-39-07_R
◆初回のプレイではキーボードの操作に不慣れだったこともありSkaarjと戦う度にヒーヒーあばあば言っていた記憶があるが、今では余裕を持って距離によって適切な武器に切り替えられるようになったので、処理気味の戦闘ばかりになってしまった。自分の成長を確認できたという意味では良かったが、やはりUnrealというゲームは多少ゲームが苦手だったり操作に慣れていないくらいの方が敵の奇襲にワーワーきゃきゃー騒ぎながら楽しめるのではないかと思った

Unreal 2016-03-14 17-51-44-08_R
◆Level 2: Nyleve Fallsの開始直後。スクリーンショットで見るとなんてことはない一枚だが、狭苦しい宇宙船から脱出した開放感に加え、Unrealの世界と空気と美しさが一気に押し寄せてくるというEpic Games最強の仕掛け。この圧倒的な攻撃に為す術もなく数々のPC Gamerが虜になってしまったはずだし、発売から10年経ってプレイした私もこれを切っ掛けにPC Gameにどっぷり浸かってしまったのである

続きを読む

Super 3D Noah’s Ark – このゲームは出来損ないだ、遊べないよ

どうやらThe Angry Video Game Nerdという番組(動画)で非公式SNESとして紹介されたことで微妙に知名度があるらしいが、私はSteamに登場するまで全く知らなかった。ゲーム内容は見ての通りWolfenstein 3DのTotal Conversionであるが、ナチス兵とは違い動物ならたくさん出現させても自然に見えると思ったのか、やたらと数で押してくるのがかなりつまらない。というか、元々のWolfenstein 3Dのゲーム性自体が微妙だというのに、本作ときたらそれをさらに酷くさせ攻撃を回避できない敵の配置ばかりを増やしているので、普通に遊んでいるとどうしてもHPが足りなくなる。よって適当にクイックセーブしながら適当に遊ぶのが良いと思う。こんなことを言うのもなんだが、Episode4までは「つまらない」で済むレベルになっているが、Episode5からはクイックセーブ連打でも弾薬が足りなくなるので、クイックセーブ+壁殴りでシークレット探しをしなければならなくなる。つまらない上に面倒くさい。

noah3d 2016-02-09 21-22-55-31_R
◆高解像度からWidescreen対応にマウス操作、Steam実績やクラウドなど現代のゲーミング環境に対応させた移植のレベルは凄まじく高い。その技術の協力者であるECWolfの製作者は本当にナイスガイだと思う

noah3d 2016-02-12 17-25-26-75_R
◆こんなに視界を遮る巨大武器を見たことがない。性能が主力級だというのがさらにまた

Heretic: Shadow of the Serpent Riders – 雑に二周目(7)

本編二周目を難易度thou art a smite-meister(Hard相当)でクリアしたので、同様の難易度でこの追加Episodeを始めてみたのだが、思いのほか難しかったので難易度を一段下げBringest them oneth(Normal相当)でクリア。初回プレイでは「平凡な拡張パック」といった印象だったが、今回のプレイでも相変わらず平凡な拡張パックだとしか思えなかった(正確には拡張パックではないのだが、そういう扱いで話を進めていく)。主な要因は武器の追加が無かったことだろう。Ravenは出現する敵を強力にした分だけTome of Powerという一定時間武器の性能が上がるアイテムを多く設置することで火力を調整したのだが、これがゲームを悪い意味で大味にしてしまった。もともとうまい具合に大味で仕上がっていたゲームがさらに大味になってしまったため、全体的に締りが無くあまり面白くない。そういった意味でファン向けの拡張パックの域を出ていないように思う。面白いかと聞かれると、うーん。つまらないかと聞かれるとうーん。では75点かと聞かれると、そこまではないと言い切れるので、甘く見て73点か72点くらいだろうか。

補足すると本編HeteticではTome of Powerの火力調整が絶妙であった。使った際の大火力による爽快感や非日常的なお祭り感など『特別な時間』であることを感じられたものであったが、この拡張パックではTome of Powerがそこら中に置かれており、ありがたみは全くない。というか、使わなければ打破できないような場所ばかりになっているので、好きな時にアイテムを使えるシステムが無視され「さあここで使え!使わないと苦しいぞ!」と言わんばかりにパワーアップを半分強制される展開が続き、とても窮屈だ。しかもTome of Powerを使ったところで「Tome of Powerを使ったという前提で調整されたバランス」の戦闘が始まるだけで、敵を圧倒できることも少なく、爽快さはほとんど無い。雑にまとめると拡張パックには新武器は追加すべき。

Doomsday 2016-01-02 16-09-45-78_Ra
◆Tome of Powerを使うとGauntlets of the Necromancerに強力なHP吸収効果が付与されるので、強引な接近戦が可能

Doomsday 2016-01-02 15-58-21-32_Ra
◆とりあえずビール的なノリでMaulotaurとTome of Powerがセットで配置されている

Duke Nukem 64 Mod – 難易度Come Get Some(20)

Duke Nukem 3DをNintendo 64に移植したDuke Nukem 64(Episode3まで)を再度PCに移植したDuke Nukem 64 Modを難易度Come Get Someでクリア。当初はDOOM64のようにコンソールに合わせたオリジナルMap又はPC版よりも難易度を減らした調整がされていると思ったのだが、私が見たところMapの形はほとんどPC版と同じであるのに、何故かProtector Drone(Episode4=Atomic Editionからの登場)が追加されているので、かなり難易度が高くなっている。本Modが九割方N64版と同じであるなら、N64のコントローラーで遊ぶにはやや厳しい印象である。

武器の方はRPGがGrenade Launcher(旧Shadow Warriorそっくり)に変更され、放物線を描くように発射されるようになり、使い勝手が悪くなったような気がする。気がするというのは慣れのせいかもしれないからだ。先のRPGは無くなったわけではなくMissile Launcherという名前でDevastatorの枠に収まり、破壊力が大きくなった。他にピストルとショットガンに強化弾が追加されていて、ピストルの方は単純に強いというだけのものになっているのだが、ショットガンの方は爆発型の弾薬に変わっており、FPS史上に残りそうなほど自爆ダメージの範囲が広く、非常に使いにくかった。非常に使いにくかった。死因の第一位がこれ。ビジュアルがショットガンなので、ついつい身体がショットガンのベストポジション(近距離)を維持してしまうのも厄介な理由である。個人的には撃つ前にセーブ必須だった。

  • ピストルとショットガンの効果音が低くなっており、撃ってる感じが強くなった
  • 空調などの入り込む場所が潰されて(修正されて)通れなくなってるのが残念
  • 次のEpisodeに進んでも武器が持ち越せる。爆発物の弾薬に余裕ができるが自爆が怖い
  • 久しぶりに遊んだが、Episode2が特に「地球のために戦っている」感があって良かった

eduke32 2015-12-18 21-40-55-57_Ra
◆Chaingun CannonはSub Machine Gunsへと変更されたが、使い勝手が変わらないので関心は薄い

eduke32 2015-12-15 13-45-43-93_Ra
◆性的表現のレベルダウン…性的表現のレベルダウン…